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【石川ライド】雨練!中華ホイール試したくて雨の中軽く走ってきた。ホイールカスタムについての小話も
by: 石川康輔

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無様に足をつって散ったものの、このホイールに可能性を感じている石川です。たぶんこっちの方が相性がいいのではないかと思いCIPOLLINIにつけて走ってみた。

天気予報に騙されてびしょびしょ

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雨です。

今日では無いです。

朝の時間帯は雨降っていないという予報で雨雲レーダーもしばらく大丈夫そうな感じだったので準備して玄関を出たところ、普通に降っていました。

霧雨よりも少しひどいぐらいな感じで一応降り始めだったのか水たまりができる程ではなかったので折角だからと走ってきました。

1時間ぐらいのつもりでいたのですが、だんだんとひどくなってきたので少し早く帰ってきましたが、その分短時間高強度に入れて刺激を強めに走りました。

SCOM VOSO LITE ULTIMATE

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スポーク由来なのかリム自体もなのか、剛性が比較的高く踏み込みに対してこれまでの一般的なステンレススポークではなかったようなリニアな反応を見せてくれる次世代の素材を使ったホイールが中国アモイや深センを中心に広がっています。

現状はそれらの新興ブランドがトライアンドエラーをしているという状況の真っ只中となります。大手ブランドならテストでお蔵入りになるようなチャレンジングなホイールであっても、形になっていれば市場に流してきますから、完全で完璧な物ではないものの、たまたまあたりを引いたら少なくとも3年は先の新世代ホイールが手に入るので買う価値はありますね。

徐々に高額になりつつある気がする

私が今回SCOM VOSO LITE ULTIMATEを買った理由の一つとしては、カーボンスポーク採用の中華ホイールも新世代になるたびにどんどん金額が上がっているという所で、気軽に試せるアイテムではなくなりつつあるという所。

研究開発が進むとそれだけ商品金額に加算されますから仕方が無いですよね。

もちろん、試したいという欲求が強くあり、こっそり使ってみても良かったのですが、リスクを冒してまで買いたいと思う程にピンとくるモデルもなかったのは事実。

これなら確かにと思うモデルがあっても、後発モデルという事で価格は高額になり、であればOQUOなどの欧州レースで実際に活躍している完成度の高いホイールを買った方が間違いないよねというのも頭の中にはありました。

カーボンスポークだけを見れば、CADEXという選択肢もありましたが、中華カーボンというジャンルには当てはまらない気がしたので、試すというよりは、既に実績のあるハイエンドホイールの一つとして選ぶ感覚だったのでちょっと違うかなって感じです。

 

そんな中、びっくり価格を引っ提げて上陸してきたSCOMホイールというそれまで聞いたことが無かったブランド。

その中でも比較的剛性の高そうなVOSO LITE ULTIMATEというモデル。

SCOM自体がレース活動を大事にしているブランドで様々なチームで採用されているというのもポイントです。

VOSOは廉価モデルという立ち位置ではありますが、スペックを見る限り非常にレーシーで、買って乗ってみた感想も非常に剛性が高く、高強度での走りに向いている印象でした。

ロングライドで奥多摩まで行ってきた際に足へのダメージが普段よりもあったためか人生初レベルの脚の痙攣をしました。部分的につったりする事はいくらでもありますが、30分程度ずっと筋肉がビクビクしている状態が続くのは初めてでちょっと怖かったですね。

それを私の運動不足を棚に上げてカーボンスポークのせいにしてしまったのですが、それだけでは無いのは勿論わかっているので改めて軽量クライミング系バイクにつけて走ってみる事にしたわけです。

 

今週はもう一本ホイールのテストがあるのでたぶんこのホイールでは休日に走りに行けないと思ったので、改めて軽く走ってみたという感じの内容です。

 

結論を出せる程の走り込みはしていませんが、明らかに感じるのは初速の軽快さが増したというポイントです。

しなりをもたせた細身高弾性カーボンフレームで、かなり反応の早いフレームなのですが、とてもいいマッチングだなと思いました。

結局ホイールインプレはスプリント系フレームとクライミング系フレームで全く相性が変わってきますし、エンデュランス系バイクに入れたらそれもそれで印象はがらりと変わってきます。

私の好みですが、具体的に言うと

クライム系バイク→かかりの良いスポークの硬いホイールがバランス良い

スプリント系バイク→反応性よりも伸びのあるホイールが気持ちよく走れる

エンデュランスロード→剛性を適度に落としたバランス型のホイールがフレームのたわみを誘発しないので丁度良い

 

大雑把に分類するとこんな感じです。

個別具体的にも変わるのですが、基本的に相乗効果を持たせる組み合わせが私自身は気持ちよく走れると感じやすいみたいです。

実用性を出す為に、補完するような性能のホイールを付ける場合もあります。

クライムバイクにリムのしっかりしたエアロホイールとかスプリント系エアロロードに剛性を落としたエンデュランスホイールにしたりとか。

それはそれで苦手要素を補い合うのでバランスを良く感じる組み合わせでもあります。

 

VOSO LITE ULTIMATEというホイールは私の中では、内周部のかかりが非常に良くスポークの伸びが極めて少ないというポイントと、高速走行を目的とした剛性の高いリムという硬いものを組み合わせたホイールという印象が強いです。

それこそ、私がこれまでつかってきたホイールの中で表現すると、FULCRUM RACINGZEROカーボンコンペのカチッとしたかかりの良さと、SCOPE R4D第二世代の外周部のしっかりとした高強度時の速度の伸び両方を足したような感覚です。

それってもしかしたら最強じゃない?

と思うかもしれませんが、フルクラムやカンパがアルミスポークとカーボンディープを組み合わせなかったように、その他の多くのブランドが未だカーボンスポークを採用していないように、バランスが崩れてしまって非常に難しいというのが現状となります。

でも、ロマンあるでしょ?

今後高速域で「もたつかない」しなやかなカーボンリムが作れるようになってきたら、硬いカーボンスポークを採用する事によるデメリットも少なくなりますし、逆にカーボンスポークがしなやかになれば、比重が軽く引張強度に優れるスポークでホイールが組めるのでとても有利になります。

既に何社か大手でもテストされていたり既に販売に踏み切ったブランドもありますが、いずれにせよ今後1~2年が楽しみですね。

 

ちなみにの話ですが、ホイールの剛性って高ければ高いほど良いと思いますか?

ここまでで既に、気が付いている方も居るかもしれませんが、どこか一部の剛性を上げると、どこかを弱くしないと成り立たないのがホイールです。

こんなに単純な話ではないのですが、例えば

プロがレースで使うホイール剛性の目標値を「100」とすると、例えば硬いカーボンスポークを採用すると、例えばですが剛性ポイントを50も加算されるという事とします。

残り50でエアロに優れる50mmハイト以上のワイドリムを作るとなると、相当剛性を落としたリムにしないと100を簡単に超えてしまうという事になります。

そう言うホイールは初速は軽快であっても高強度での伸びが少なくなるので実際のレースでは輝けないホイールになってしまいます。

 

私の感覚として、通常のスポークは20~30ぐらいでリムに避ける剛性ポイントが80近くあるというものだと認識しています。

それにより50mmハイトで内幅25mmのワイドリムが余裕をもって設計でき、なんなら乗り心地良くしちゃおうか?的な感じで95ポイントぐらいの乗り味で空力を更に高める事で高速域も伸びる軽快なホイールも作れるという感じです。(例えばBORA ULTRA60的なモノやENVE SES4.5的なホイールだったり)(要は重量そのままで60mmハイトクラスのエアロプロファイルとか、技術力のある所はリムで差を付けられる)

カーボンスポークを30程度のバランスで作れるようになると、比重がそもそも圧倒的に軽い上に引っ張りに対してはめっぽう強い素材という事もあり、将来的に同程度のバランスのホイールがより軽量で好反応に作る事ができるようになるという事ですね。

これが未来の話。

元々、ライトウェイトやコスミックアルチメイト、コリマMCCなどカーボンスポークのホイールはありました。

ですがそれらはアルティメイトモデルとして全く別の存在としての立ち位置だったものが、現実的にホイールの一般的な構造の一つとしてのカーボンスポークが普及モデルにも採用されるように今後はなっていくという未来も見えてきましたね。

ホイールカスタムは奥が深いので、私自身色々と試して知見を広げる努力をしている所であります。。。最高級ホイールは中々試すという値段ではないので運よく借りられなければ触る事すらないですけどね。

その為の中華カーボンホイールを試している感じですが、結構気に入っていますし、ここのブランドは数値にこだわりすぎていない感じがとても印象が良いので試してみたいという事でしたらおススメのブランドです!

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