【石川ライドインプレ】TIME SCYLON GEN 2 × VISION METRON 45 RSカーボンスポークホイール
by: 石川康輔

急な話で申し訳ございません。TIME SCYLONの試乗会を開催中です！毎度のことですが、朝早く来て簡単に試乗してきましたのでそのファーストインプレをさせて頂ければと。

SCYLONなのかMETRONホイールなのか

真っ暗な写真で分かりにくいですが、ホイールにVISION METRON 45 RSという最新のカーボンスポーク採用ホイールが入っています。

このホイールが入っていることもあり、正直そのフィーリングがフレームなのかホイールなのかが全く分かりませんでしたが、頑張って感覚を分解して、ついでなのでホイールについてもご紹介させていただければと言ったところです。

師走の都内で交通量もそうですが、道路工事がひどくて高速巡行があまりできませんでしたが、逆に加速は何度も繰り返した感じです。

このホイールやばい

ヤバいです。

良い方のヤバいです。

肯定的な感嘆詞のヤバいです。

カーボンスポークがどうのこうのって先日語ったばかりですが、こんなカーボンスポークがもう市場に出回っていたなんて、、、、

スチールスポーク並みの細いカーボンスポーク

超マクロで撮影したので太く見えていますが、引いてみるとカーボンスポークなのかどうかが一瞬分からなくなるほどに、スチールエアロスポークと変わらないサイズ感です

首の太さ2.0ｍｍ？の極細エアロスポーク

うわー

これオーパーツじゃないかな

スポークのエアロじゃない部分の太さを普通のノギスで測ったら2ｍｍジャストでした。

ニップルのサイズもスポークのサイズも一般的なスポークとそん色ないとてつもないカーボンスポークホイールがこんなところにありました！！

私自身カーボンスポークホイールへの造詣が正直深くないので、このホイールの発表当時はそこまで熱心に見ていませんでしたが、最近色々と調べて実際に使ってみるようになってからはこの異常さを認識できるようになっています。

インプレッション

走りの軽さについては、エアロロード＋剛性の高いカーボンスポークホイールという事もあり初速の立ち上がりはそこまで楽には感じませんでした。

二ふみ目から様子が変わって、トルクの強さを徐々に上げていく事により底が見えない剛性感を感じる事になります。

これに関してはフレーム単一の物ではなく、明らかにホイール剛性の高さも関わっていると思われます。

とは言え、どうにもならない嫌な硬さという事ではなく、踏ん張りがとても強いという感覚で足辺りはとてもよく感じます。

その点ではTIMEのしなやかさは垣間見る事が出来ます。（それについても、このホイールが実はしなやかで粘りがある的な感じで影響している可能性もあるので、正直フレームなのかホイールなのかわかんないです。TIMEだからフレームなんだろうという思い込みです。）

エアロダイナミクス的な話はサイコンつけてないですし、普段走っている環境に持ち込んでいるわけではないので分かりませんが、基本的な剛性の高さは流石にあるなという印象です。

エアロロードって感じよりも「エアロを重視してるオールラウンドレースバイク」という感じがフィーリングとしては感じました。

バランスも良いですし、重心ドスンという感じも全くないので、今時の軽い万能エアロロードの仲間の一つではありますね。

アルプデュエズがラグジュアリーロード寄りなので、サイロンはレースで勝てるバイクを本気で作った結果という事でしょうね。

塗装、見た目、すごく格好いい

TIMEは所有する幸福があると思います。

勿論、全てのロードバイクは手に入れるだけでワクワクして日常が豊かになるのですが、それにしてもTIMEはとてつもなく綺麗なバイクを作ってくれるので、所有する喜びは更に大きなものがあると思います。

ホイールについて

VISION METRON 45 RSというカーボンスポークを採用した最新ホイールがついていたのですが、これが曲者で、今まで経験しているどのホイールとも違ったフィーリングの為試乗が難しいというのが正直なところです。

ホイールについては、この細いカーボンスポークがいったい何者なのかという所で、自分のバイクにつけて乗ってみたかったところですが、今回は難しそうなので100％想像で話を進める事になります。

反応性は非常に高いです。スポークによるタメが最小限ですが、タメはあります。（フレーム由来かもしれないけど）

しなやかな感触があるのに返りが速過ぎて無いと思ってしまうぐらいの反応の早さです。

PODIUM商品ページ

こちらの商品紹介ページが最も詳しい情報が載っています。

取り敢えず読んでみた所、スゲーって感じです。

当時は何とも思っていませんでしたが、今ならスゲーて事が何となく分かりますね。

エアロダイナミクスでも全体としてスチールスポークモデルに対してわずかに改善を見せているという事も驚くべきところです。

スポークのエアロダイナミクスについてはカーボンスポークは形状の自由度がまだ難しい為各社悩みの大きい所だと思います。

スペックとしてはこんな感じ

サイズ：700C
リムハイト：45mm
ID：23mm
幅：31.1mm
フリーハブ：シマノ、SRAM XD
重量：1290グラム（ペア）

スポークで108ｇ軽量化という話なのでその他の部分は大きく変えずに出来上がっているのでしょうか。

リムは変わっているはずなのですが、製造工程に軽量化の工夫も行い従来の工法よりも22ｇ軽くリムが出来上がっているようです。

ホイールの魅力を確かめるもよし、フレームが気になっているのであれば是非見て乗って体感して欲しいです！！

取り敢えず、トータルでとても速い試乗車になっているので時間が許す範囲で乗り倒してください。

試乗会開催中

明日、12/14日曜日も試乗会は開催予定です。

午前中の雨次第なので何時ごろから試乗ができるかは状況次第ではあります。

試乗会についてはこちらの記事からご確認お願いいたします。

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