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サドル沼を抜け出す方法は、、、サドルに非ず!!もしかしたら簡単に解決するかも!?
by: 石川康輔

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サドル沼という言葉は聞いたことあるでしょうか?絶賛ハマり中という方も結構多いと思いますが、解決のために別のサドルを買う前に根本的な解決方法を模索しませんか?

脱!サドル沼!実は簡単に解決するかも?

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明日からGW本番に突入しますが皆さんいかがお過ごしでしょうか?

やや天候に恵まれていない感じもありますが、お出かけがキャンセルになった方はこの機会にサドル沼脱出してみませんか?

そもそもサドルって何のためにあるのか

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サドルの役割を改めて考えてみましょう。

「椅子」

「座席」

「シート」

こんな感じで捉えている方はもしかしたらサドルに快適性を期待しすぎているかもしれません。

ズバリ!!

サドルはポジションを出して、それを維持するためにこのような形状をしているのです!!(私の考えですが)

サドルの快適性とは

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快適に座るというのもそのうちの一つの要素ではありますが、そもそも、サドルに全体重を預けて快適にする必要は自転車というスポーツにおいてはあまり必要な要素ではありません。

自転車という乗り物で日本人になじみの深い「シティサイクル」は10分~30分ぐらいという近所の買い物や通勤通学など比較的短距離(ロードバイク基準)での使用が想定されており、我々ロードバイクに乗るサイクリストと違って50kmとか100kmとか乗る事はありません。

あんなにも大きく、クッションも非常に厚い上、スプリングとかが入っていてこれでもかと快適性を高めているサドルであってもとてもじゃないけど100km(4時間以上)は乗れないのではないでしょうか?(やった事ないけど)

体重の大半を預ける乗り方をするとしたら最高クラスの快適性を持ったシティサイクル用サドルであってもどうにもならないというのがサドルというパーツの前提の話になります。

その為、座って快適なのが快適なサドルの条件だとしてしまうと、ロードバイク用のサドルは全て快適ではないという話になってしまうので、快適性をもっと具体的に言葉にすると

「快適な乗車姿勢の維持」

これに尽きると思います。

姿勢を維持するのが楽だから結果的に長い時間お尻へ負荷をかけずに走り続ける事ができるというのが、快適なサドルであると思います。

 

荷重の三すくみ

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上の図の通りで

・サドルの荷重が増えるとお尻が痛くなる

・ハンドルの荷重が増えると腕が疲れる

・ペダルの荷重が増えると足が疲れる

というのが、ロードバイクのポジションの本質となり、最適化する事がフィッティングというものの正体になります。

 

基本的にこの三すくみがつり合いが取れている限りは乗り続ける事が出来ます。

どこかが崩れた時に、痛みがお尻に、疲労が腕と足に、そして全てのバランスが崩壊して走れなくなってしまうという悪循環に陥るというものとなります。

バランスが崩れないようにするために快適に乗車姿勢を維持できるサドルを見つけるというのがサドルを選ぶための前提条件なのですが

「快適な乗車姿勢って何?」

という事がわかっていないままにサドルを変え続ける事が多くの方をサドル沼から抜け出せなくさせている要素になります。

以前似た話をしたのですが↓の記事

サドルポジション

サドルの位置、「ニュートラルポジション」という概念。

これをまずキッチリと導き出すことが大前提となります。

フィッティングの世界にはKOPS(Knee Over Pedal Spindle)という概念もあったりするのですが、要は健康な身体である以上は運動生理学的に落ち着く場所というのが基本的には存在するわけです。

それは唯一一つの「点」ではなく、ある程度の範囲を持った「面」なので身体感覚が優れている方ならおおむねその周辺を導き出すことができると思いますが、普通に考えたら難しいと思うので、何はともあれフィッティングをうけてみましょう。

基本的にこの姿勢は身体への負荷が少ない為姿勢を維持するために消費するエネルギーが少ない事で効率的に高い強度を維持できるというメリットがあります。

何か特別な理由があるわけでは無ければ基本を大事にしていただいた方が良いと思います。

こうしてサドルの位置が確定する事でハンドルの位置関係はおのずと導き出すことができます。

サドルの位置が決まらない状態ではロングライドもただの我慢大会になってしまいますし、結果的にお尻が痛いからサドルが悪いという判断をしてしまう事もあるかと思います。

 

「えーーー、じゃあサドル沼の脱出って難しいじゃん!」

まぁ、実際難しいので結構な方達がハマっているわけですが、解決方法は実は明確なんです。

 

サドルへの荷重を抜く方法

お教えします。

・体重を軽くする

・走力を上げる

・最適なポジションを導き出す

この3つです。

 

まずは純粋に身体機能を底上げする事で腕や足への荷重を増やす事と、余分な荷重を減らすことでより快適に走る事ができるので、やっぱり体重は軽くするに越したことはないです。

そんな事は知っていると思っている方が殆どだと思うので、今回の主題でもある残りの「最適なポジションを導きだす」をここから具体的に説明します。

 

流行りの前乗りポジション本当に快適ですか?

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私自身、前乗りポジションを模索していて実践をしているところですが、前に出せたのは結局5mmぐらいが限度でした。

試しにサドルを10mm前に出してみると物凄く腕の疲労が増えて100km走っただけでも肩回りや上腕の筋肉が耐えられなくなりました。

相対的にハンドルが近いにも関わらずハンドルが遠いと感じる(ブラケットを握ると前荷重になりすぎるので、身体を後ろに下げる為にハンドルバー上部をつっかえ棒のように握る時間が増えて遠いと錯覚してしまう)ようになりました。

そう言った状態では三すくみの荷重分散が上手くいかずに、疲労が蓄積しやすかったり、変にアップライトなポジションをとる時間が長くなってしまう事で、結果的にお尻が痛くなって「サドルが悪い!」と思ってしまう事になります。もしくは「ステムが長い!」ですかね。

 

その為、サドルを評価する為にはそのサドルで自身にとって最も快適なポジションを出したうえで評価を下す必要が本来はあるわけですね。

 

特に最近のロードバイクは前乗りポジションを基準にしたオフセットの無いシートポストやジオメトリー、そしてサドル自体が前乗り用の物が初期採用されるケースも出てきており、何となくで調整してしまうと勝手に前乗りにセッティングされてしまうケースが多々あります。

見た目の数値上はあっていても、本質となる着座位置を基準にした位置関係はサドルごとに30mmぐらい平気で異なる為、個別具体的な数字などの非常に専門的な知識が必要になってしまいます。

サドルをやみくもに買って交換するのは実はサドルの相性の良し悪しを見ているのではなく、たまたまサドル交換をした際にポジションが出るのを狙っているだけで、言うならば目をつぶって相手にヒットするまでパンチを撃っているみたいな状態なわけです。(たとえ右ストレートが当たったとしても、右ストレートだから当たったのではないですよね)

 

前置きが長くなりましたが、これが解決策!

まずはサドルを後方に10mm下げましょう。

その後に、サドル高をその状態から5mm~10mm低くしましょう数ミリぐらい低い分にはそっちの方が良いです。

サドルは座った際に重心が前にも後ろにもいかないように本質的な水平を意識して取付しましょう。

割とこれで解決すると思います。

ねっ、簡単でしょう!(最後が結構難しい)

 

そんな簡単な事でこれまでの悩みが解決するかもしれないなら試してみる価値はあると思いませんか?

ダメだったら戻すだけなので数値をメモってから再度ポジション調整をするだけです。

 

こうしてニュートラルなポジションが出たら、そこから先により姿勢維持に向いている形状や硬さ材質などを試して更に快適なライドを楽しめるのがサドルを交換する本質となります。

「サドル沼」一口に言っても本当に沼にハマっている方はそもそもポジション出てますか?という所から今一度見直してみましょう。

そうでは無く、より具体的にこういう乗車姿勢を重視したい、もう少し前に、もう少し後ろにという段階に来ている方は実は沼は脱出しているのであとは必要なスペックのサドルを手に入れるだけですよ!

 

私が使用&おススメするサドルは基本的にこの2種類

prologo ( プロロゴ ) サドル NAGO R4 PAS TIROX

骨盤の角度を寝かせながら前傾姿勢を深くしていくならこちらがおススメ

 

prologo ( プロロゴ ) SCRATCH ( スクラッチ ) M5 PAS TIROX

骨盤をある程度立てたまま前傾、前後移動をする方はコチラがおススメ

 

私はメインはスクラッチM5ですが、NAGO R4も問題なく使えるのでそれぞれ意識的に姿勢の取り方を変えて使っています。

 

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