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30cタイヤって良いの?誰におすすめ?その心は!!AGILEST FAST TLR 30c入荷しました!
by: 石川康輔

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AGILEST FAST TLR 30c入荷しました!世の中の流れとしても、今すごく30cが流行っています!!タイヤの性能もバイクもホイールも30cを使う事が自然になっている!・・・・・

というのを漠然と“流行っている”とか“良いですよ”と終わらせないで、本当の所を私なりに頑張って言語化してみましたので、興味ある方はご覧ください。リアルガチです。

例によって、私の中での理屈なのでデータ的な話もソースもありません。

これからの時代は30cタイヤだ!

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※30cのタイヤが無条件に良いという事ではありません。

30cタイヤがなぜ今注目されているのか

流れとして振り返りますが

30cタイヤは現代ロードバイクを速く走らせるために必要だから普及しているという事になります。

卵が先かなんとかが先かの話になりますが、、、私の肌感覚としては。

まずは、ホイールのワイドクリアランス化が先行して行われフックレスリムやミニフック25mmのホイールが北米を中心に最近登場しました。近々では欧州でも出てきていますね。

その5年ぐらい前、内幅標準でリム内幅15-17mmだったものが、19mmに広がりましたが、実は北米では21mmぐらいの幅の商品はリムブレーキ時代から普通にありました。その際にETRTOという規格も改訂されました。

19mmがワイドリムと呼ばれている時期は一瞬で終わり、21mmも一瞬で終わり今では標準で、23-25mm幅でようやくワイドリムという扱いがこの1-2年の状況です。

ワイドリムの方がタイヤの転がり抵抗がが少なく、かつ空気圧も低く設定ができるうんぬんかんぬんという所がスタートだったと思います。

エアロダイナミクスも優れて、カーボンリムの技術も上がりワイドリムである事で軽く作れるようになった事も要因になるでしょう。

ホイールのワイド化により、幅の広いリムにタイヤを付けると内幅19mmで設計されている28cのタイヤが引き延ばされ実測で30mm以上になる事から、フレーム側のタイヤクリアランスおよび、BBハイトやリアセンター、トレイル値の設計が次々見直される。

ワイドなリム、特にフックレスの25mmホイールでは選択肢が無いから使っていたけど、やっぱりETRTO19mm規格で作っている28cタイヤはどうやら危ないっぽいぞという事で、明確に適合しないとするホイール、タイヤメーカーが現れる。

そんな中、それならば内幅21mmで規格されている30cタイヤなら何とかフィットするよね、しかも使ってみると下りも速いしトラクションも良いから実際速いよね。

じゃあ、30cでもレーススペックを持ったタイヤを作ろう!

というのが今現在のワイド化が進んだ段階となります。

結果として今はワイド化の波に乗って30cに落ち着いているだけでここから更に発展する可能性もあるわけです。(ですが、今世の中にある機材としては30cで一旦落ち着きそうな気がします。)

AGILEST FAST TLRも最初から30cがラインナップされているところからしっかりワイドリムを想定してラインナップしているのでしょうね!

ワイド化の未来

ココから単純にやっぱ更に太い32cが良いよね、とか、タイヤ設計の規格を見直してワイドリム専用設計、フックレス専用設計のタイヤが出てきたりとか、方向性は色々と想像できます。

極論更にリムがワイドになって、現行規格のタイヤでいう所の35cぐらいのタイヤじゃないとハマらないとなるかもですが、規格を改定してスーパーワイドリム専用設計の高さが今より低いタイヤみたいなものが企画されるかもしれないですよね。

なんだか29cの25TSS用みたいな規格のタイヤがあるとかなんとかいう話も目にしていますが、それ以上は私の口からは言えませんね。まだ、正式な情報は何も頂いていないので。

今後タイヤが細くなる事は?

現状28cが10年前の23cの様な扱いで30cは25c的な扱いになっている感覚です。

10年前に25cが良いぞと世の中なり始めたものの「いやいや、太くて重くてモッサリしてるじゃん」という意見もありました。

(私も10年前当時は機材的に内幅13.5mmぐらいのナローリムを使っていたので25c使っても変な感じしかせず違うなと思っていましたが、その数年後にホイールを買い替えてチューブレス化したタイミングで25cメッチャいいじゃん!となった覚えがあります。)過渡期というやつですね。

ちなみに話はそれますが、現在プロもパヴェステージなどは32cのTLRを使っていますが、昔のパヴェ用の緑の27cとかちょっと太いチューブラータイヤ的な扱いっていうのが当時の機材の感覚ですね。※前提条件として車体の設計サイズのタイヤより太いタイヤを履くとハンドリングがまったりになるので安定性が増す。乗り心地も良い。パヴェステージ向きだね!

28cは現代の規格の上では最小サイズなのでここから細くする事はできません。車体設計的にも最新モデルでは細いタイヤが適さないバイクが出てきたことや、単純にワイドリムには危ないからつける事が出来ないという事です。

※25cを使いたい方は是非内幅19mmのホイールを今のうちに買っておいてください。25c設計のバイクにはやっぱり25cタイヤを付けるべきです。訳は最後の方で言いますね。

また、ホイール側でフックレスの25mm幅やフックドでも23mm幅などが当たり前になってきている現状を考えると、特にプロチームがタイヤを細くする事は無いでしょう。ホイールの外幅も30mm以上のホイール増えてきました。

フックレスの25mmのホイールを使っていると、30cを履くと実測値で考えると既に32mm~34mmぐらいの太さのタイヤで走っている事になるので、ワイドリムに太いタイヤを履かせてもモッサリしない規格のタイヤが欲しいとプロチームから要望されたりするかもしれません。

その場合はトレッド幅が広がってサイドが少し短くなったタイヤになるかもしれませんね。(TSS25用の30c、32c、34cとか)

タイヤ剛性が上がって更に低い気圧でも速く走れる設計になってロードレースの走り方も変わってきたりすると思います。

結局30cが一番いいの?

今回の話を踏まえてのまとめですが、、、

これが非常に難しい話で、基本的に現行のレースモデルのバイクは28cタイヤに合わせて設計されている事が殆どだと思います。 

但し、ワイドリムに28cを付ける事も加味している為、クリアランスの上限が30-32cと表記している車体が多くなります。実際はもっと入るけど適正サイズがというやつです。

また、30cタイヤは内幅21mm以上のリムに対して最適な設計となっているので、内幅19mmのホイールに取付しても30cであることのメリットをあまり受ける事が出来ません。

更には、重量増につながるトレッドの幅がワイドリムに合わせる為に広げられているので重くなるため、28cタイヤの方が総じて軽いです。

その為、一般的な機材を使用している方にとってはやはり28cが標準サイズですし、重量的な面でも有利なので28cが最適という人が未だ多数派でしょう。

とは言え、23mmフックドや25mmフックレスの様なワイドホイールもかなり普及していますよね。

30cタイヤはそういった昔では考えられないようなワイドなリムのホイールにとっては最小サイズであるという所が実は重要になります。適正サイズとも言えます。

なので、それらを踏まえ30cがマッチする前提条件として、

1,最新モデルのワイドリムワイドタイヤに最適なロードバイクに乗っている事。(タイヤクリアランスも勿論ですが、ワイドタイヤで最適なハンドリングの設計をされている事)

2,内幅21mm以上のワイドリムなホイールを使用している事。(ただし内幅25mmのフックレス、ミニフックリムなど更にワイドなホイールを使用している場合はそもそも推奨サイズが最小で30cの為30cは確定)

3,TLRタイヤを使用している事。(低圧走行においてアドバンテージがある&安全性が高いとされている)

この辺りの条件がそろって初めてワイドタイヤの恩恵として、「速い」という要素を受ける事ができるのではないかと思います。

乗り心地が良いとかグリップを感じるとかそういった要素は勿論これらに該当しなくても感じることができますが、内幅19mmホイールでタイヤの性能を使い切る事ができる事を求めるなら28cの方がいいとなるかもしれませんね。(しっくりくるって感覚を大事にする方です)

但し、レースタイヤとして速いかどうかは、心技体が30cにマッチする必要がある為、そこはショートクランクが良いか悪いか論争同様、機材を使いこなすためにトレーニングであったりポジション、スキルや筋力を合わせるという作業が必要になると思います。要は使いこなすという事ですね。

なので、30cタイヤは無条件に良いという事ではなく、機材として次世代のタイヤサイズであることは間違いないものの、実際に使うとしたら、最新機材の準備と身体の準備の両方が不可欠になります。

 

そういう意味では、リムブレーキのバイクは10年以上前は23cを前提に設計していましたし、10‐5年前の最近のリムブレーキなら25cがやはり最適です。ディスクロードも最初期はやっぱり25cタイヤがベストな設計ですし、ちょっと前まではそもそも28cまでしか入らないレーシングディスクロードが普通でした。

当時規格の23cは既に殆ど存在しませんが、25cの新ETRTOが近いのでそれを使うといいと思いますよ。

その時はその機材がベストでそれに合わせてトレーニングも技術も体力も合わせていたはずですし、機材としてもそれが速かったはずですよ。

そういうバイクはその当時の設計のままのタイヤサイズがベストな運動パフォーマンスを発揮するはずです!空気圧も全然高くていいですよ!

今の機材は今の機材なりの最適解があるので認識と情報をアップデートしなくてはいけないというのが今回の話のオチです。

 

と、面倒な話をしてしまいましたが、最後に、機材が揃っている方で無条件でおススメをしたい人を限定するとしたら、ロングライドやツーリングで楽に走りたいという方は30cタイヤは神サイズになると思います。

凄く楽です。メッチャ楽です。ビックリするぐらい楽です。

28cでもなく32cでもなく「30c」というサイズのタイヤは適切なホイールで使えば本当に楽に走れますよ!!

ワイドクリアランスバイク(最新レースモデルだけじゃなく、エンデュランスロードとかオールロードでも)、ワイドリムホイール、ワイドタイヤの組み合わせは神です。

 

以上、これが私のタイヤ適正サイズ論です。

30cが無条件で良いのではなくて、結果的に30cが最適な世の中になっているという結果の話でした。最新機材を揃えたら体感できます!!

 

商品詳細

PANARECER

AGILEST FAST TLR

¥12,100‐税込

入荷サイズ:700×30c

28c品薄につき、店頭完売しました。次回入荷までしばらくお待ちください。

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