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【石川ライド】強風トレライド。カーボンクランク導入&真円チェーンリングをトライする。
by: 石川康輔

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これから真円チェーンリングと共に生きていく事を決意した石川です。強風の中100kmトレーニングライド的な感じで走ってきました。ラーメン食べてるけども。

楕円から真円へ大きな変化

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さてさて、MAGENE TEO-P515カーボンクランクパワーメーターを導入した石川です。それに伴いこれまで長きにわたって使ってきたオーバルチェーンリングをやめる事にしました。

これはものすごく大きな決意で、オーバルチェーンリング(いわゆる楕円のことね)の効果を最大限受けられるようにペダリングスキルの全てを楕円に合わせてこれまで何年も走ってきました。

10年以上楕円で走っているので真円で走っている時間は私の自転車人生でも極短く、逆に私にとってはイレギュラーであるとも言えます。

では、なぜ使うのをやめるのか?

これはいつもの私の気まぐれです。100%気まぐれです。

交換した今でも楕円の方が楽に速く走れると思っています。

きっと後悔してその内戻るかもしれません。

でも、真円の使い方は理屈としてはわかっているので一度そっちに感覚と筋肉を合わせようと思っています。

レース活動を行っているわけじゃないので真円のスキルが無駄になる事はありませんから。

済めば都、慣れこそ正義。どちらにせよ慣れればいいだけの話です。

というか、今更なぜ真円なのか。

それはなぜなのかというと、私自身様々なメーカーのコンポーネントを使いたいのですが、基本的に楕円チェーンリングはシマノ12s用に作られているものが殆どです。

無くはないですが、仕様に伴う制約が多く、SRAMやCAMPAで使うのが中々難しいというのが現状です。

その為、純正クランクを気兼ねなく使うことが出来る真円こそが私にとって都合がいいというわけです。

これまでの積み重ね(ペラッペラですが)を全て捨てて最新機材のインプレライダー()になるためには楕円チェーンリングへのこだわりをやめるしかないという判断です。

決して楕円チェーンリングが嫌いになったわけではありません。

時代の流れに従う為には真円に身体を慣らす必要があるというだけです。

というか楕円にこだわるの疲れた。

TEO-P515

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このクランク自体はシマノ4アーム規格のロード用チェーンリングはほぼ全て対応可能なクランクです。

とびっきりの軽量化がなされ、おおよそ200g程度クランク周りで軽量化できるのはもうバグだと思います。

使い心地や耐久性、強度などについては今後使い込んで確かめてみる必要がありますが、見た感じの造りと精度は良いと思うので問題はないでしょうね。

この日1日使ってみた印象は、クランクが軽いなという感覚があるというだけで、例えば剛性が上がっているとかカーボンで振動吸収が良いみたいな事は全くわかりません。

でも、軽いものを回しているという感覚があるのでもしかしたらペダリングにもいい影響があるかもしれません。

話は一旦ライドに戻ります

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さて、私の行きつけの峠に行こうかなと思ったのですが、残念ながら工事をしていて通行止めになっていました。

お昼ご飯とかの事を考えて行動計画を大雑把に練り直して北上する事にしました。(つまりは向かい風)

テラバーガー嵐山2号店

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これも私の行きつけのハンバーガー屋さん、、、

というか自販機です。

いつもは武蔵嵐山駅に近い1号店に行くのですが、今日は嵐山渓谷の方にある2号店にお邪魔しました。

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特製タルタルが売り切れていたのでまだ食べていないベーコンマヨを食べてみました。

備え付けの電子レンジで温めて食べる感じです。

軽食的な感じでお店の中に入る必要もなく気軽に立ち寄れるので皆さんも是非行ってみてください。

嵐山の山並みを見下ろせるスポットへ

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近くのミニ峠に来ました。

遠山峠というみたいです。

今週からしばらく暖かい予報なので紅葉の見ごろはしばらく先ですね。

道の駅おがわまちへ

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リニューアルオープンしてから足が遠のいている道の駅ですが、、、

混んでなかったのでお昼食べようかと思ったのですが、食券機になぞの行列が出来ていたり、じゃあパンでも買おうかなと思ったら販売の時間が決まっていて30分ぐらい待たなきゃいけなかったりと、不便この上ないので早々に切り上げて丘の上にあるラーメン屋さんに行くことにしました。

サイクルラックはあるけども

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以前は山の方で疲れて一休みするのに気軽に立ち寄る場所みたいな感じでしたが、中々訪問ハードルの高い施設になってしまいました。

まぁ、人気がでていて小川町に来るお客さんが増えてよかったとは思います。(それはほんと)

我々のように飲み物一本でベンチを占有するなんてことも施設からしたら非効率ですからね。

まあ、その内落ち着いてきたら色々と使い勝手も良くなるでしょう。

もう少し見守りたいと思います。

塩そば専門店 麺屋ギャオス – 小川町本店

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というわけで、バイパス沿いにある鯛塩ラーメンのお店にまたまた来ました。

13時近い時間という事で鯛の漬け丼が売り切れてしまっていました。残念。

今回は特製ラーメンにしました。

やっぱり旨いですね。

来るたびにうまいと思うという事は常にブラッシュアップしているという事です。

 

ここからどこに向かうか

とりあえず、荒川まで出ようと思います。

何パターンかはルートが考えられますが目標は100kmライド。

心当たりのある道を北上して熊谷方面に向かう事にしました。

向かい風がキツイ。

荒川に突き当たっていつも走っているサイクリングロードに接続して荒川大橋までぐるっと回ってきました。

荒川大橋トラス広場

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ここからは荒サイの一本道

後は追い風ボーナスステージで楽に帰りましょう。

これまで70kmぐらい向かい風でペダリングスキルトレーニングって感じで速度以上に様々な疲労がたまっていたのでもう疲れました。

 

追い風ヒャッハー!!

私が我慢できるはずもなく、パワーとしてはこれまでよりもむしろ高いぐらいで楽しく走っちゃいました!!

 

とは言え、疲れているのは本当で、慣れない真円チェーンリングに脳と身体をアジャストする為に普段よりも余計に疲れています。

追い風でのペダリングもしっかり体に覚えこませなきゃだめだよねという言い訳を使って、自分を追い込みました。

というわけで、予想通り100kmわずかに超える走行距離で帰ってきました。

普段使うコースではなく、行き当たりばったりでもしっかりと帳尻合わせできるのは流石私です。

 

真円と楕円の違い

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楕円をずっと使ってきての今回の真円チェーンリングですが、逆に今回楕円のメリットがよりハッキリと鮮明にわかりました。

めちゃめちゃ楽だった、と。

楽というのが、具体的に言うと踏むだけで回せるというペダリング動作の単純化がなされるというところにつきます。

特にROTORは1点の頂点部分に向けて強く踏み込めば残りの部分は惰性で回ってくれるので、使う筋肉も踏み込む動作に集約され荷重と大腿骨周りの筋肉があれば事足りるという感じになります。

上死点と下死点の通過に力を使わないので効率的に大きな力を出し続ける事が出来ます。

という事は、真円にして一番の違和感が上死点を意識的にペダリングしないと回らないという事です。

これまでも特にショートクランクにしてからは意識していたつもりではありますが、それでも上死点の通過速度みたいなものが今までよりも明らかに遅いので最初の1時間は特に違和感しかありませんでした。

向かい風でしっかりと回さないとペースを維持できな状況で矯正をして2.5時間走った頃にはある程度は自由にケイデンスをコントロールできるぐらいにはなり、次回からソコソコ走れると思えるぐらいにはなりました。

個人的にペダリングスキルを確認する時は速く回せるかどうかではなく、50回転程度でもつながりを持って回せているかという確認を行います。

速さで胡麻化すと本当の意味でスキルを獲得できていないので、重いギヤを回して確かめるという方法が良いと思います。

その為にルート設定で100kmのうち60km以上を向かい風で走ってきた感じです。

楕円は真円に劣るのか?

プロのレースを見てください。

現状楕円チェーンリングを使ってる有名な選手はいないはずです。(詳しくないですが、とりあえず私は知らないです。)

トライアスロンなどでは使っている人もいるかもしれませんが、ロードにおいてはほとんどいないというのが現状です。

理由としてはスポンサードの関係であったり、チームの方針としてエースクラスの選手以外は特殊パーツを組み入れるのは難しい等が考えられます。

年度によって使うコンポが変わったら互換が無くなる特殊パーツを使うという事はプロの世界ではなかなか難しいという事です。移籍等もありますからね。

一部の選手に関しては楕円を使いたいけど使わないという事が可能性の一つとしてはあると思います。

なので、使用するプロがいない=劣るという話ではありません。

使用する事が出来ない環境なので使わないというだけの話です。

おそらくはジュニアの頃からその環境で走っているので試す機会もなかったかもしれません。

 

真円のメリットは「変速の安定」と「ペダリングのコントロールが自由である」という所に付きます。

楕円の方がある一定の条件下では効率的に高い出力を維持する事に長けているのですが、例えばダンシングをしたり、斜面の勾配が急激に変わったり、フルスプリントをする場合など、効率のいい条件から外れたペダリングを求められる場合においては真円の方が都合が良い場合もあります。

平地と登りでペダリングのピークパワーの位置が異なるのが普通だと思うのですが、そういった状況の変化に均一に対応できるのが真円のメリットです。

というか、そもそも真円であることが一般的で当然なので、そういうのをメリットとは言わないかもしれませんが。

楕円を使うのはむしろ自分で機材を好きなように選べる大人のサイクリストだけなので、その優位性を活かしてあなたも使ってみませんか?

単純な優劣があるわけではなく、部分的に秀でているところにフォーカスして使う事でメリットを発揮するタイプの機材です。

意識して使いこなせるならメリットが圧倒的に勝るけどそれ以外の方には特段メリットはないというものです。

 

身体的特徴が関係ある?

そうではありません。

骨格的な問題ではなく、意図を理解したうえでそれに向けてトレーニングを行う必要があるというだけです。

楕円特有のペダリングのトレーニングを積まなきゃ楕円は使いこなせません。

使いこなせるようになると真円で使っていた筋肉の使用量が減り、足を振り下ろす大腿骨周りの筋肉が発達します。もしくは、足の荷重をかけるペダリングが上手くなります。

しかも、様々なメーカーから色々な楕円リングが売られているのでそれぞれ個別のタイミングへの適応が必要です。

しかも、楕円のメリットを理解したうえでトレーニングを積まないと、ペダリングを無作為的に効率化すればするほどに真円の方が効率が良くなるというジレンマがあるので注意が必要です。

※ペダリング効率を上げれば上げる程真円の方が効率的になるという話。機械の様に完全に均一なペダリングができるなら楕円いらないですよね?

なので、メリットとデメリットを理解したうえであえて使わなければ楕円のメリットを享受する事が出来ないというのも難しいところです。

楕円が効果的に働くシーン

・平坦のTTライド(加減速を自分のタイミングで行える状況だから)

・ヒルクライム(一定のペースを維持し続けるという事から)

・ロングライド(これは考え方によりますが効率的であるという事は間違いなので)

意図をもって楕円を使おうと思う方には優れた機材ですが、意図を理解しないまま漠然と使ってもグワングワンしてなんか進んで面白い機材というだけになってしまうので、ご興味ある方は是非店頭にてご相談ください。

今週のピックアップアイテム

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というわけで、MAGENE TEO-P515のクランクを今週から導入してライドしてきました。

夜連でちょこっとだけ乗ってきたけど、実質今回が初ライドという事になります。

特に不満点はありません。

パワーの値も妥当な数値が出ていたと思いますし、不安定さも全くありません。

クランクも軽いというメリットがありそうだなという感触はありますし、カーボンという事で見た目が格好いいのでGOODです。

それ以上でもそれ以下でもありませんが。

アクスルがDUBになるのでそこにハードルを感じる方はその他の中華カーボンクランクをご紹介できるので店頭でご相談ください。

DUBのBB自体はSRAM純正がお値打ち価格で品質も高いのでおススメです。

ちなみにチェーンリングはQOじゃなくなっていることに気が付いた方もいるかもしれないので説明します。

QOは別の使い道があったのでそっちで使う予定です。

こっちにはなんか家に転がっていたチェーンリングを暫定的に使う事にします。

 

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