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2026/05/30 19:00
自分用決戦用チェーン施工してみました。
決戦用におススメのチェーン用ワックス、最高の性能を、ご自宅で施工できます!
目次
湯煎ワックスといえば、各社から出ている高性能チェーンルブ。
慣れない作業工程なこともあってあまりメジャーなルブではなく、コアな物好き向けの決戦用ルブといった印象でしょうか。
こちらのHALO HOT WAXは、皆さまご存じケミカルの王道FINISHLINEから登場した新作。
比較的安く、入手性も良く、施工手順もわかりやすいので、湯煎ワックスとしてはいいカンジのオススメ。
湯煎ワックスは防汚性、耐水性に優れるのが特徴。
HALO HOT WAXならセラミック・タングステン粒子を同時に配合し、最高レベルの低抵抗も実現します。
ヒルクライム、ロードレース、TTなど、まさにここぞという決戦用に最適です!
施工に多少時間がかかりますが、普段使いにも悪くないですね。
湯煎がどれだけ面倒なのか、
実際うまく施工できるのか、
自分のバイクに施工してみました。
たびたび悪天候に見舞われる富士ヒル用にはピッタリ。
防汚・防塵性能も高いらしいので、冬のシクロクロスへなど、オフロード競技にも投入も検討したいところです。
どんなチェーンルブも、まずは脱脂が肝心。
ワックス系のルブは、特に下処理のクオリティが耐久性に影響しやすいです。
チェーン表面に油膜が残っているとワックスの定着が悪くなります。
一般的なチェーンクリーナーを使用して汚れを落とした後、ブレーキクリーナーなどを使って防錆剤も落とし切ってください。
超音波洗浄機などの仕様も効果的です。
ブロワーやドライヤーなども併用し、徹底的に油膜と水分を取り除いてください。
チェーンをワックスにひたすための専用フック、浸漬用ツールが付属しているはずなのですが…
パッケージ内のワックスに固まってしまって取り出すことは困難。
とりあえず針金ハンガーをちょちょっと加工して似たツールをDIYしました。っていうかDIYしたこっちの方がつかいやすくないかも?
下準備がととのったら湯煎します。
FINISHLINEはバッグごと湯煎するスタイル。
他ブランドはペレットを他容器に移し替えたり、専用キットが用意されていたりしますね。
個人的にはバッグごと湯煎というのが楽だと思いましたが、これは人によって意見が変わりそう。
ちなみに新品ですとパッケージの横幅が20cm以上ありますので、直径22cm以上の大きめの鍋をご用意ください。
今回したのはパスタ用の鍋。
湯煎するなら鍋はでかい方が良い、ってママが言ってた。
どうしても多少ワックスが鍋に付着しますので、気になる方は自転車メンテ専用を別にご用意ください。
ちなみにワックスは中性洗剤だと落ちないので、アルカリ系の洗剤で落とすと上手くいきます。
なんとなく事前情報どおりでしたが、ワックスが溶け切るのに強火で大体30分ほどかかりました。
火の前を離れると危ないので、SNSでも眺めながら気長に待ちます。
ちなみにバッグにはチャックがついておりますので、あふれたりする心配はナシ。匂いも微小です。
比較的安心・無害に施工可能となっております。
なんとなく火力・沸騰具合で溶け切ったか判断。
バッグの端っこをつまんで取り出します。
溶けました。
やけどには十分にご注意ください。
チャックを締めたまま作業場まで運びます。
もちろん加熱終了から徐々に温度は下がりますが、それほど慌てなくても大丈夫です。
アブラって冷めにくいでしょ?
チェーンを浸します。
時間は3分という指示です。
バッグ自体がある程度形を保ちますので大丈夫ではありますが、万が一にもバッグを倒さないようにご注意ください。
なんてことはない、ただ口をあけてドボンするだけ。
3分経ったら取り出します。
適当なフックにつるして30分、冷えて硬化するのをまちます。
イメージとしてはロウソクの質感とほぼ同じで、ポタポタ垂れますのでかならず養生してください。
他のものに付着すると火傷したり汚損したりしますので、あらかじめ準備しておいてから作業しましょう。
ちなみに湯煎してワックスが溶けたら付属の浸漬ツールが姿を現しました。
新品時の固形ワックスからこれだけ取り出すのは流石に面倒なのでやりたくないですね…
まあDIYで湯煎なんかやりたがる人なら針金を加工するぐらいなんてことはないと思うので、適当に作っちゃってください(笑)
熱エネルギーがもったいないので2本同時に施工します。
決戦用CN-M9100と、普段使い(?)用のCN-M6100です。
何だったら3本以上やっちゃっても良かったかも!?
いちおうワックスは3分ほど再加熱しております。
バッグの口が締められるので、運んだり保存したりが容易なのが良いですね。
じつは6100の方が多少テキトー目に脱脂し、多少汚れが残った状態で施工したので、どの程度湯煎が誤魔化してくれるのか試したいと思います。
結局2本同時に施工するなら浸漬用フックは2本必要なので、作ってよかったです。
30分放置するとカチカチに固まります。
これが高性能チェーンになるとはまるで思えない!
いろんなブログ・動画で見たとおりだ!
なんかもう板チョコみたいな雰囲気。
かなり強い抵抗感とともにフックから取り外しました。
ここから全体を軽くなじませていきます。
チェーンも非常に硬く鋭利ですので手をケガしないように。
全てのコマが動けばオッケーです。
チェーンの表裏やプーリーケージに気を付けながら、チェーンを通していきます。
張りたてだと抵抗感が非常に強く、クランクを逆回転させるだけでも重たいです。
決戦用に施工する場合は、事前に慣らしをしておいた方がいいかと思います。
上の写真は家の周りを2kmほど転がした直後のチェーンですが、見ての通り余計なカスが出てきます。
2km程度ではまだ多少抵抗感があったので、環境にもよりますが5-10km程度は結構しっかり慣らしはした方がよいかと思います。
実際に登りで試してみました。
フィーリングとしては流石、軽いです。
完全脱脂をすればどんなルブでも軽いですが、それにしても抵抗感は少なめだと思います
足当たりはドライで速いレスポンスが帰ってきます。
クッション感はしっかりありますが、ツルリと乾いた滑らかな足当たりです。
自分の限界に挑むTTでは、「なんとなく軽く感じる」という感覚は大事ですので、そういった意味でもタイム向上の助けになってくれるかと思います。
ぶっちゃけ抵抗については高級ルブとほぼ変わらず、ほぼゼロに近いのではないかとは思いますが、やはり汚れにくさと耐久性がウリ。
700km程度潤滑性能を保つそうですし、その間汚れにくく真っ黒にならない、というのがうれしいポイント。
今回はとりあえず低抵抗に期待した施工でした。
今後どれだけ距離もつのか、汚れるのか試していきたいですね。
施工には通常のルブより時間とお金がかかるかと思いますが、工程は比較的単純で楽な作業です。
真っ黒チェーンが嫌いな方、
一秒を争うTTに挑む方、
新しい機材を試してみたい方、
いろんな方にお勧めしたいです。
まだあまり一般的とは言いづらい湯煎ワックスチェーンルブ。
ぜひ一度お試しください!
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