【ﾏﾆｱｯｸ古谷野】 社内試乗会インプレVol.1
by: 古谷野 穣治

 

10/13（木）　社内研修と称した社内試乗会を埼玉県彩湖で行いました。

去年も同じようなことを行ったのですが、古谷野はそこでピナレロ・ドグマF8に乗ってとても気に入って買ってしまったという物欲の魔が潜んでいる試乗会なのです・・・（笑）。

まあそんな個人的なことはどうでもよくて、仕事中は店内にいますのでこのような機会はなければ普段乗れないバイクやブランドに乗ることはないのでわざわざ来ていただいたメーカー様々に感謝いたします。

 

 

まずはディスクブレーキ化をになったサーベロ「S3　Disc」。

各社どんどんディスクブレーキを搭載したロードバイクを出していますが、サーベロはその将来性に大きな期待をしているそうです。今すぐにリムブレーキが無くなるわけではないですが今後サーベロはディスクを中心になっていくことでしょう。

さて、バイクですが通常のリムブレーキモデルと比べても違和感なく走ります。元のフレームの設計が良いのでしょう。懸念していたディスクローターを搭載することによった走りが重くなるというのは乗ってはっきりとは感じませんでした。リム部分の外周部は逆に軽量化されているのでそれらが相殺されているというのもあるかもしれません。

ブレーキも昔のディスクブレーキのようにガッツリ効くということは無くある程度のスピードコントロールは可能です。

急ブレーキ時は車体が軽いというのもあって不安定な感じがしました。そこは慣れが必要ですね。

各パーツメーカーはディスクブレーキでもコントロールしやすいように設計するはずですのでそこに期待です。そのころにはディスクブレーキが市場を圧倒しているかもしれませんね！。

 

 

サーベロブース奥にはウルトラモンスタートライアスロンバイク「P5X」が！。画像の完成車で¥190万+税ですよ！

先日行われた関東の展示会では情報解禁前だったのでありませんでしたが、まさかここで拝めるとは思っていませんでした！ありがたや～。

展示車だったので乗れませんでしたが、ジロジロ見たりバシバシ写真を撮って来たのでまた今度紹介しますね～。

 

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お次はCJD(カーボン・ドライ・ジャパン)様です。

オリジナルの商品BigPullyが茅ヶ崎店でも好評です。

 

 

なんとスラムRed用のビックプーリーの試作品がありました！今生産している最中のようで発売までもう少しとのこと。

ショートゲージ¥43,000+税でロングケージ¥44,000+税で、ワイヤー式とEタップ用に分かれています。共用ではありません。

古谷野買っちゃうだろうな～。

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お次は「フジ・TRANSONIC　SL」。来月入荷予定の日本限定カラー、アヴァンギャルドを乗っちゃいました！

す・す・すごい！エアロフレームという位置づけですが、軽量ロードのように坂道・平坦問わずスイスイ進んじゃいます！。驚くのはそれだけではありません。プロ選手も乗るトップグレードフレームですがフレーム価格¥260,000+税というコストパフォーマンスぶりなのです！。

ブラック基調でシックなカラーでかっこよくて良いですね～。

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「チポッリーニ・NK1K」！2016に新しくなったフラッグシップモデル。イタリアで作られている戦闘機バイクです！東レのT1000カーボンを使用しておりこのフレームボリュームからは想像できない走りの軽さでした！これまでのチポッリーニバイクは伝統的なイタリアンバイクのように重くて固いという設計でしたが、Nk1Kは現在のレースで求められている性能を取り入れた現代イタリアーンバイクです！

 

 

ヘッドカバーが低いものと高いものがついてきますのでバイクのルックスを損なうことが無くポジションに合わせることができます。（画像は高いものです。）

納期と価格はかかってしまいますが、まさにスーパーマリオ（ゲームの方ではありませんよ）のようにまさに憧れの存在なバイクでしょう！。

 

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「キャノンデール・SLATE」

この日乗ったバイクの中で一番楽しかったバイクです！。ロードバイクでもない、マウンテンバイクでもない・・・、かといってシクロクロスとも異なる。他のメーカーが出していない新しい形のハイブリットバイクです。用途としてはグラベルロードという未舗装路を走るのに最適になっています。そのほか段差が少ないライトトレイルなどにも行けそうです。

タイヤは太いですが、タイヤの直径はロードバイクの700Cに近いので意外と走る走る！さすがに40キロ巡航は厳しいですが、30キロぐらいでしたらいけますよ！。

30mmストロークのレフティー・オリバーフォークはMTBになれているとストローク感が少ないと感じましたがそんなにガッツリ下るバイクでもないので十分かと思いました。手元でロックアウト操作ができるので便利です。

あとはマイナーチェンジになってチューブレスタイヤ化が出来るようになったのが非常に大きいポイント！あまりに楽しすぎたので跳ねたり寄り道したくなるような楽しい・遊べるバイクでした。

2017モデルからはレフティーのリジッドフォークが付いたモデルが出ました。もちろん価格も下がっているのですが、スラムAPEXが付いて、フロントシングルギアや油圧ディスクブレーキなど遊び心が詰まっているバイクです。

ロードバイクやMTBに乗り飽きてしまった方や、セカンドバイクに良いと思います。
あっ、書くのも楽しくていつの間にかこんなに長くなってしまった・・・。

 

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コルナゴ「CONCEPT」

懐かしさを感じさせる2017ニューモデルです。

それもそのはず、このフレームは昔ショーのコンセプトバイクとして出したのを復刻したモデルです。（ごめんなさい、古谷野は当時は分かりません）

走ってみるとそのフレームボリュームからくる重さは感じてしまいますが、直進安定性は高いです。それらが逆に時代の遍歴を感じるような気がしました。コルナゴの伝統のCシリーズやこういった復刻モデルは走るというより、人の感覚に訴えかけてくるモデルが多いですね。

良いバイクに乗らせていただきました。

 

 

こちらのバイクには今度発売予定のR9100デュラエースが付いていましたのでその動作確認も出来ました！（画像はシマノブースのバイク）。

短時間でしたが操作した瞬間からその進化を感じることが出来ました！。アナログ式と思われがちなワイヤー式ですがレバーのストロークが軽くなって、変な表現ですが、まるでデジタル式と感じるような操作感です。一般流通が待ち遠しいですね。

 

2016/10/15　古谷野