【GT】グラベル世界選手権の開催によってもたらされるものとは。
by: 小西真人



業界の一部界隈で盛り上がった、UCIによる「グラベル世界選手権」。


これまで曖昧でフワフワした存在だった「グラベルを走る自転車競技」の基準が固まったと考えれば歓迎なんですが・・・

各メーカーが「世界選で勝つこと」だけを目標にグラベルバイクの開発を進めてしまうと、それはそれでちょっと不安な気もします。

というわけで。


進化したフローティング構造のリアバック



〇GT  GRADE CARBON ELITE  ¥305,800-(税込)


GTの象徴と言ってもいい「トリプルトライアングル」構造のフレームが印象的な、フルカーボンのグラベルロード。

長く取ったシートステーが大きくしなり、さらにシートチューブを避けてトップチューブに繋げることで、後輪から伝わる衝撃を劇的に減衰。

グラベルライドにとって重要な乗り心地とトラクション性能は共にかなりのレベルの高さ。流石はMTBも得意なGTなだけあります。


軽快と安定、二面性を持ったジオメトリー



キビキビした走りも安定感ある走りもどちらも欲しい。

それを両立するための可変式フロントエンド。アクスルシャフトの位置を入れ替えることで2種類(55mm/70mm)のフォークオフセットが選択可能となっているのが面白い。

これ1台でスポーツライドから荷物満載のロングツーリングまで対応可能という懐の深さも、このモデルの大きな武器。


未舗装路をじっくり走るのに丁度いいギア比



競技一辺倒なバイクでないのは、ギア構成からも見て取れます。

リアは34T(10速GRX)までですが、フロントが46‐30Tとコンパクト。グラベル路面をハイスピードでカッ飛ぶというよりは、荒れた路面で後輪の接地感を意識しながらジワジワとペダルを踏む方が得意に思えます。


存在的にも在庫的にも貴重な1台



フレームサイズは51。
おおよその適正身長は175cm前後くらいでしょうか。

(詳細なフィッティングはバイオレーサーにて計測いたします)


進化を続けるグラベルバイクの中で、ある意味最もスタンダードなカタチと言ってもいいこの手のアドベンチャー系モデル。

どこをどうやって走るかはライダー次第。フィールドを選ばない自由度の高さがグラベルバイクの醍醐味と言えるでしょう。

レース志向のハイスピード系モデルのトレンドに飲み込まれて、この手のモデルの存在が薄れていくことが無いよう祈ります。




住所:神奈川県茅ヶ崎市中海岸4丁目12986番52号 サザンビーチヒルズ2F
電話番号:0467-84-1555
営業時間:月~金 11:00~19:00、土日祝 10:00~19:00
定休日:火曜日

 

サザンビーチヒルズの駐車場に限ります
   

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