【TREK】熟成のエアロフレーム＋電動・無線105！23年モデルの「MADONE SL6」！
by: 小西真人

エアコードの回で「これからは万能かつエアロでしょう！」とかなんとか言いはしましたが・・・

この手のスーパーエアロフォルムならではの振り切った感じを否定したいわけではありません。どちらかと言えば好きな方です！

レースシーンでもお馴染みのマッシブな造形

〇TREK　　2023　MADONE SL6　　￥819,390－（税込）

プロモデルはより軽量な新型フレームに切り替えられましたが、セカンドグレードは信頼と実績の先代フレームを維持。

硬さを抑えたOCLV500カーボンとISOSPEEDの組み合わせで、エアロなルックスと乗り心地を両立した稀代の名車と言えるでしょう。

アイソレート＝分離する

エアロ性能を考えたらシートチューブは流線型にしたい、ただそうすると乗り心地が犠牲になる。そんなジレンマを解消するためのギミックがこの「ISOSPEED」。

モデルによって若干構造は異なりますが、リアバックとシートチューブを切り離してサドルへの振動の伝達をカットするという考え方は共通。

難点は構造が複雑になることとパーツ点数が増えること。

軽量化をそこまで追い求める必要がない「SL」グレードなら、重量増より快適性アップのメリットの方が大きかったということなのでしょう。

風の神「アイオロス」を味方に

ホイールは50ミリハイトのアイオロスエリート。空力性能抜群のカーボンホイールがMADONEのフレームにベストマッチ！

前からだけでなく後ろに抜ける風の流れまで考えたD3形状と、ライバルに先んじて導入していたワイドリム。ホイールと25Cタイヤとのツライチ感はさすがの一言。

フレーム性能を活かし切る電動・無線・12速

搭載コンポは電動・無線・12速の新型105。

どうしてもデュラやアルテと比べて、という話になりがちですが、コンポ単体で考えたら完成度の高さはかなりのモノ。

無線ならではの空力的なアドバンテージと12速化によるギアの選択の幅の広さ。機械式（11速）では到達できない今のレースシーンのスタンダードが味わえます。

納車整備済み！即日お渡しもOK！！

フレームサイズは50。
おおよその適正身長は165cmくらいでしょうか。

（詳細なフィッティングはバイオレーサーにて計測いたします）

アイソスピードによる乗り心地の良さと引き換えに、サドル高の調整幅があまり広くない構造なので身体計測とポジション出しはマストです。

乗り手の出力が大きければ大きいほど巡航速度がグングン上がっていく、ピュアな空力マシーン「MADONE」。

脚質ルーラー/スプリンター系のライダーにぜひ！