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アルミならこちらもオススメ! TREK EMONDA ALR4!
by: 小西 真人

 

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2016年モデルの話題をかっさらった感がある、キャノンデールの「CAAD12」。

「究極のアルミフレーム」と呼ばれるだけあって、下手なカーボンバイクを上回るパフォーマンスを発揮します。

が、

果たしてその性能をどれだけのライダーが享受できるのでしょうか。

 

 

まだCAAD12に試乗できていないのであくまでも「予想」での話になってしまいますが、

CAAD12のターゲットはカリカリのレースバイク「新型SUPERSIX EVO HI-MOD」と考えていいでしょう。

キャノンデール・ガーミンチームのアレです。

カーボンとアルミという素材の違いはありますが、狙いどころは「速く走るための戦闘機」。

 

「ロードバイク=レース機材」という考え方ならばそれは正解なのですが、

全てのライダーにとってその考え方がフィットするかというと微妙なのが難しいところです。

 

 

で、ここから本題。

 

アルミバイクでありながら、「カリカリ感」を抑えた扱いやすい味付けで仕上げられたのが、

アメリカンブランドのライバル、TREKの「EMONDA ALR」です。

 

 

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〇TREK EMONDA ALR  4    ¥147,222-+TAX 

 

その乗り心地の良さと走りの良さは、今年の「TREKWORLD」で確認済み。

アルミらしからぬスムースな乗り心地は、カーボンの上位モデル「EMONDA SL」の様でした。

あくまでも私見ですが、この「ALR」はいわゆるプロ機材の「EMONDA SLR」ではなく、

セカンドグレードの「SL」をターゲットにしているように思われます。

素材の違いはもちろんありますが、乗った時の印象もとてもよく似ていました。

もしこの「ALR」が「SLR」を目指していたら、きっともっと尖ったバイクになっていたかもしれませんね。

 

 

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アルミバイクならではの無骨な溶接ビードが目立たない、スムースな接合部分。

パッと見ではカーボンフレームのように見えてしまうくらいです。

フロントフォークのコラム部分がアルミなのが上位モデルとの相違点。

と言う事はフレームそのものは一緒。

それでこの価格、TREK恐るべしですね。

 

 

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パイプ形状は極めてプレーン&シンプル。

トレンドを追いかけた形状は陳腐化も早いことを考えると、個人的には好印象。

あのやりたい放題バイク「新型MADONE」と同じブランドとは思えません。

 

 

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メインコンポはシマノの新型TIAGRA。

リア10速ですが、サイクリングユースなら必要十分。

5800系105譲りのデザインと操作性は、旧5700系105(10速)比で格段の進化を遂げています。

ホイールは上位モデルの「ALR5」と共通なので、後の11速化もアリでしょう。

 

 

初めての1台がこれなら、かなり楽しいスポーツバイクライフが送れることでしょう。

問題は・・・次のバイクに乗り換える時、めちゃくちゃ悩みそうな事くらいでしょうか。