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【2017TREK】乗ってみました!ディスクブレーキ×32Cタイヤの「DOMANE SL6 DISC」!
by: 小西 真人

 

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この日の試乗3台目は、ここ数年で着々とその存在感を高めてきている

ディスクブレーキロードから、「DOMANE SL6 DISC」。

 

 

ブレーキシステムの違いが乗り味にどのような変化をもたらすのか・・・

 

楽しみです。

 

 

 

 

 

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〇TREK DOMANE SL6 DISC  ¥599,000-(税込)

 

 

OCLV500カーボン素材は共通ですが、ディスクブレーキ化に合わせて

各部の設計に手が加えられたディスク仕様モデル。

 

 使えるタイヤのキャパシティも32Cまでと広げられています。

 

ディープリムのホイールはボントレガーではなく、

なぜかVISONの「METRON40 DISC」。

 

 

 

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〇まずは見た目。

 

 

なんといっても足回りのボリューム感がスゴイ。

 

40ミリハイトのリムに32Cタイヤ組み合わせは迫力満点。

正直なところ、もはや「ロードバイクとは違う何か」にも思えてきます

 

 

これはロードとして評価するか、こういう乗り物として評価するかで、

結論が変わってくるタイプのヤツですね。

 

 

 

〇乗ってみての第一印象。

 

 

「重くて硬い」。

 

その前に乗ったバイクがバイクだけに、タイヤとリムの重量をモロに感じます

インプレの際に重要な、リセット作業が上手くできていません。

 

 

 

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視界に入る前輪がやたら太くて笑えます。

 

 

 

 

〇わざわざ道の悪いところを走ってみる。

 

 

32Cタイヤの本領発揮!と思いきや・・・これが結構コツコツきます。

 

 

ここで空気圧のチェックをしていなかった事に気づいた小西。

もしエアがパンパン入っていたのであれば、乗り味は硬くなって当然。

 

 

太いタイヤのメリットは、空気圧を下げた柔らかめのセッティングにしても

リム打ちパンクのリスクが少ない事・・・

 

油断してました。

ここでも頭の切り替えが上手くできていませんでしたね。

 

 

 

さらに「カーボンクリンチャーでリムハイトが高め」という、

どうしても過剛性になりがちなホイールの特性が重なったことも、

この乗り味に影響したと予想します。

 

 

今回試乗した限りでは、「アイソスピード」による効果の大部分が、

足回りの重さと硬さに食われてしまっている印象だったので、

ちゃんと空気圧をセットしてもう一度乗ってみたいところです。

 

 

 

さて。

ここまでで、あまりブレーキについて触れていないことに気付いた小西。

 

 

今回の試乗はさほどハードなコースでも天候でもありませんでしたが

制動力そのものは自然で「効きすぎて困る」といった印象はなし。

 

 

ただし、バイク全体のバランスや完成度という面から見ると・・・

 

ロードバイク黎明期から続くキャリパーブレーキのシステムと、

時間をかけてそれに最適化してきたフレーム設計に対抗するには、

もう少し時間がかかるのかな、という感じです。

 

 

もちろん、状況や環境によるディスクブレーキの優位性は理解できます。

 

ただ今は、「こうあったらこう」のような正解というか方程式がないので、

ユーザー側が自ら考えて「それ」探すような段階にあるように思えます。

 

 

 

 ただ、追いつくのはそう遠い話ではないのかも。

 

 

 

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こちらは、展示会会場に飾られていた「10年後見据えたフューチャーバイク」。

 

 

ディスクブレーキありきのデザインで、さらにブレーキキャリパーそのものも

インテグレートされてます。

 

 

 

これだけシミュレーションや解析技術が発達してる現在。

 

 

この先、どこかのタイミングで「ディスクブレーキを上手く使いこなせるレシピ」

のようなものが見つかれば、一気にこちらの世界に突き進むことになるでしょう。

 

 

10年後か・・早くこんなバイクが走り回る時代がきてほしいものですね。