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2017/02/16 21:57
CINELLI バーデープ゚ JELLY RIBBON
レッド/ブルー
¥1,600-+TAX
半透明の非常に薄いバーテープです。
最近増えたエアロタイプのハンドルバーで、滑り止めにステム側まで巻きたい場合にオススメ。
ロゴが良い具合に透けるし、薄いのでエアロの部分が太くなりにくいというメリットが。
FIJIのフェザーなんかのシングル、ピスト系でハンドルを細身のままに
ブレーキ部分のグリップを上げたいときもオススメです。
普通のロードに付ける場合は、下に走っているケーブルや、
それを抑えるテープが透けるので、カッコよく決めるにはセンスが要求されます。
…私にはないものだorz
注意するところは「グローブ必須!!」
クッション性がないのはともかく、吸汗性もないのでコルクと違い「汗で滑ります!!」
以下は蛇足。
昔のバーテープはコットンで、マジでクッション性がありませんでした。
しかも汚れるのがめちゃくちゃ早く、当時のメカニックはステージレースで
毎日!新しいバーテープを巻いていたんだとか。
我々一般ユーザーはめんどくさくてそんなことするはずもなく、汚れっぱなし。
ちょっと気の利いた人はニスを塗って長持ちさせていたのですが
けっこう滑るし、はがす時にめっちゃはがしづらい!!
80年代に入りビニールのバーテープが出たのですが
これがまた滑る滑る!!
(今回紹介した上の写真のJELLY RIBBONはグローブを使えば滑りにくいです。)
しかしコットンに比べて耐久性が高く、汚れはサッとふき取るだけでよく
メカニックから大歓迎されました。
ちなみのココまでのバーテープ、クッション性は一切考慮されていないという漢気溢れるもの。
「当時のマシンは鉄製で今より柔らかかったので云々…」
と物の本に書いてあったのですが、今より舗装率の悪い道路で…?
いや、マジでこの2種は長距離でハンドルが手に食い込みます。
グローブ必須。(それでもビニールは滑りました)
半面ダイレクト感に優れるので、今も薄いバーテープが好みの方はしつこく探していたりするのですが。
90年代に入りウレタンにコルクを混ぜたコルクバーテープが爆発的に普及します。
それまでなかったクッションが高い快適性を生み、
硬いアルミフレームの台頭と歩調を合わせるかのように一気に普及。
中でもチネルのバーテープはコルクの決定版といってよく、
それまでのバーテープを完全に過去のものにしました。
そのチネリからビニールを彷彿とさせるバーテープが出るのは
歴史を知っているとニヤリとするものがあります。