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2017/06/27 18:49
情報サイトなどで来季のマビックはロード用チューブレスシステムをついに出すとの発表が!
これでシマノ、カンパに続き3大ホイールメーカーで最後までロード用チューブレスホイールを出していなかった
マビックまでが対応製品を展開することで、チューブレスタイヤの普及が進むのか。
タイヤの嵌めにくさと、若干の重量増が原因で、乗り心地の割にイマイチ普及しきれないチューブレスですが
マビックのリムはタイヤの嵌めやすさにもこだわった作りとのことで、
そこそこ古くからのチューブレスユーザーの井手はかなり期待大です。
というわけで?ワイズロード福岡天神店では
只今2017年モデルのキシリウム祭りやってます。
結論から言うと、チューブレスタイヤの良さを知っている方orチューブレスを試してみたい方は
2018年の新型待ち!
チューブレス化するとほとんどの場合リム重量は増えるので、
クリンチャータイヤ使用で軽量なホイールシステムが欲しい場合、2017年モデルを確保だー!
と言う事になります。
シマノのTLもカンパの2-WAYもWOに比べると重いですし。
MAVIC 2017 KSYRIUM PRO SL
FRONT ¥65,000-+TAX➡ASK!!
REAR ¥77,000-+TAX➡ASK!!
アルミ合金のジクラルスポークを採用したアルミのローハイト、ナローリムの軽量ホイール。
従来のリムを切削加工し軽量化したISM 3Dの角を落とし、
4Dとする事でよりエアロ効果を高め空気抵抗を軽減したISM4D。
角ばった形がほとんどのアルミリムの中にあって、
マビックのアルミ加工技術の高さを実感する有機的なリム形状です。
ISM4D化して少しだけリムハイトも高くなり空力を高め、
重量が先代のSLSと同じという、
軽量なだけでなく空力も若干改善とより万能なホイールになっています。
未だにリムがワイド化せず、23Cもメーカー推奨に入っているというリム幅15Cを採用。
もちろん25Cのタイヤも入ります。
ホイール重量はメーカー公表値でアルミリムとしては驚異の1395g。
リムハイトはフロント24mm、リアは26mmと若干エアロにもふった設計。
実際の重量はいかほどなのか気になったので計ってみました。
スポークはジクラルスポークでフロントはラジアル。
リアはISOPULSE組みでオフセットが設けられたリムで
左右テンションバランスを調整する事で剛性を高めひとつ下のキシリウムエリートに比べて
反応性が向上しています。
1本だけ色違いのイエロースポークがスペシャルなホイールだと主張しているのがマビックらしいですね。
タイヤはマビック推奨のWTSシステムにより、イクシオンプロを装着。
フロントのGRIPLINKに対してリアは硬めで変形しにくいコンパウンドのPOWERLINKという仕様。
重量はそれぞれ190gと軽量なリムに軽量なタイヤをセット。
グリップ感は「柔らかいゴムの変形で稼いでる」感じの乗り味なので、
グリップしてるかどうかが掴みやすく、ゴムの変形からか乗り心地も柔らかめで快適性の高さを実感します。
ロングライドの乗り心地はなかなか快適です。
反面転がりは軽いとはいえず、高速巡航中に足を止めたときの空走感は今ひとつ。
軽量タイヤなので減りも速く、若干癖のあるタイヤと言っていいでしょう。
ISM4Dにより空力性も向上した事から軽量さとあわせてオールラウンドに進化したKSYRIUM PRO SL。
現在リムのワイド化が進行している中、23cのタイヤが入るハイクラスのホイールは貴重になっています。
キシリウムはマビックの中ではエンデュランスモデルですが、
軽量な23cのタイヤとペアでヒルクライムやロングライドの途中の峠でこそ輝くホイールなんじゃないかと
個人的には思っています。
軽量でオールラウンドなアルミホイールと言うと真っ先に思い浮かぶのはフルクラムのレーシング ゼロですが
あちらはなお加速に特化した感じ。
レーゼロの加速の切れ味の鋭さは、自分の体への攻撃性も伴うので、
貧脚な私の場合、ある程度以上の距離をキビキビと走りたい場合は
加速と快適性のバランスの良いキシリウムに手が伸びます。
2018年も果たしてこのナローサイズのリムがアルミのトップレンジで残り続けるのか?
軽量ホイールと23cのタイヤのソリッドな感じが好きな方に是非!