日本最大級のスポーツサイクル専門店!九州1号店!
2022/11/07 14:18
いつもワイズロード福岡天神店のブログをご覧いただきありがとうござます。
スタッフの古閑森です。
本日は【脱初心者】と題しましてカスタムのブログです。
少し長くなりますので、全2回に分けてお送りいたします。
今回は前編です。
一言で「カスタム」と言っても、内容や効果は様々です。
大きく分けると、【見た目重視のカスタム】と【機能性重視のカスタム】
この2種類に分ける事ができます。
読んで字のごとくビジュアルを良くする事を目的としたカスタマイズです。
私的には、ロードバイクそのものが自己満足の世界みたいなものなので
例えばボトルケージを機能性や軽量性よりも「バイクに合うカラーか否か?」で判断したりする行為は皆様もお心当たりがあるのではないでしょうか?
私もバイクに合うか?という観点からボトルケージを選びましたのでリドレーですがボントレガーの樹脂製ボトルケージを採用しております。
当店メカニックスタッフ ツダのボトルケージ。こちらは見た目のカッコよさはもちろんですが、カーボン製で軽さも有しておりますので機能性も両立させていますね!
その他にもバルブキャップをバイクに合わせて変えるのもこちらのカスタムに属しますね!
見た目重視のカスタムは、言い方を変えると「速さに直結しないカスタム」と言えるかもしれませんが、ロードバイクはライダーのテンション(気分)で速くなったり遅くなったりするものです。
自分のテンションを高く維持するためにも、見た目を自分好みにカスタムする事は決して無駄ではありません!!
むしろレースに出場するようなシリアスライダー以外は“こちらがメイン”といっても過言ではありませんね♪
こちらのカスタムは、「速さに直結するカスタム」と言い換えても良いかもしれません。
“軽さ”であったり“剛性”であったり反応やキレが増すようなカスタムです。
今回は数ある機能性重視カスタムの中でも【初心者の方が最初の一歩】としてカスタムすべき3選をお届けします。
「速さに直結」と聞くとレースに出たり“ガチ勢”な印象を持つかもしれませんが、今回お届けする内容はサイクリングをするだけの方にもメリットが多く、【より楽に走れるカスタム】と受け取っていただいても大丈夫です。
知らない方はもちろん、知っている方にも見て欲しい。
実は奥が深いビンディングの世界へようこそ!
専用のビンディングシューズとセットで使用するペダルで
簡単に言うと“靴とペダルがくっついて一体化する”という仕組みです。
踏み込んだ出力を無駄なく駆動系へ伝える最重要カスタムです。
脱初心者の第一歩とも言えるビンディングですが
ペダルとシューズのメーカーや種類は多岐に渡り、その組み合わせは無数に存在します。
今回は代表的なメーカーとそれぞれのランクをザックリとご紹介します。
【SHIMANO】
プロをはじめ、最も多くのライダーが使用するビンディングはSHIMANOです。
何にするか迷ったら、とりあえずSHIMANOでも良いでしょう。
グレードの幅も広いですが、違いは「重さ」と「剛性」です。
高額になれはなるほど「軽く」「硬く」なっていくと考えてよいと思います。
【RD-RS500 ¥6,582-】
シマノのエントリーグレードのペダルです。
何と言ってもお買い求めやすい価格がうりです。
※私の場合は体重が極端に重いのでペダルの消耗が激しく、1年程度で軸にガタが出始めて毎年買い替えるので、実はこちらのエントリーペダルを使用しております♪
【PD-R550 ¥9,980-】
先ほどのRS500よりも金属のプレートが配されており、剛性がアップした商品です。
【PD-R7000 ¥15,772-】
いわゆる“105グレード”のペダルになります。
「安過ぎるのはちょっと…」という方だったらり
コンポーネントに合わせてご購入される方が多いですね♪
【PD-R8000 ¥21,018-】
こちらはアルテグラグレードのペダルです。
105グレードよりも、より軽量で剛性が高いのでエントリーグレードのバイクやコンポの方でも「ペダルはアルテ」と選ばれる方もいらっしゃいます。
【PD-R9100 ¥32,630-】
他にも最高峰のデュラエースグレードのペダルもラインナップされております。
「ペダルはデュラかそれ以外」と称されるほどの高性能なベアリングのなめらかさはトッププロも愛用するほどの逸品です。
【LOOK】
ビンディングペダルの歴史は、1984年にリリースされたルック・PP-65が原点とされおります。
ルック以前にも、ペダルとシューズの一体化構想は散見されたものの、着脱のしにくさや重量、既存シューズとの互換性問題から普及には至らず、ルックが、〝ルックタイプ〞と呼ばれる3つ穴でクリートを固定する構造を考案し、軽量なプラスチック製クリートを実用化させたことで、飛躍的に性能が向上し、事実上の初代ビンディングペダルとされております。
ベルナール・イノーやグレッグ・レモンが使ってロードレースで活躍したこともあり、一気に普及し、この〝ルックタイプ〞は、ロードペダル&シューズのデファクトスタンダード(事実上の標準規格)となり、今でもほとんどのペダル&シューズメーカーで使われています。
こちらも、グレードの違いは「重さ」と「剛性」です。
高額になれはなるほど「軽く」「硬く」なっていくと考えてよいと思います。
着脱のしやすさから“初心者向け”もしくは“女性向け”としてオススメされております。
【KEO CLASSIC 3 ¥7,700-】
ボディの構造を簡素化することにより、大幅にコストダウン。
大きなクリート接地面が安定したペダリングと優れたパワー伝達性能を実現。
ソフトなスプリングテンション採用でビンディングペダル初心者の方や女性にも最適です。
【KEO CLASSIC 3 PLUS ¥9,900-】
KEOクラシック3をベースに、クリート接地面をステンレス化。
よりスムーズなフローティングと高い耐久性を両立させました。
コストパフォーマンスに優れたスタンダードモデルです。
【KEO 2 MAX ¥13,200-】
金属製スプリングモデルのベンチマークである、KEO2MAXがモデルチェンジ。
25%拡大されたクリート接地面は、パワー伝達力を更にアップ。
オーバーサイズクロモリアクスルは、
中心部にニードルベアリング、内側に大型のシールドベアリングを配置し
重量はそのままに耐久性とねじれ剛性を向上。
レースからツーリングと幅広い用途に対応するスタンダードモデルです。
ブラックはもちろん、ホワイトカラーの通常ラインナップがあるモデルなので白のバイクに乗っている方の購入も多いモデルです♪
【KEO BLADE CARBON ¥20,900-】
LOOKのみ採用しているブレードによる固定方式のペダルです。
従来の金属製スプリングと違い、なめらかな固定で、硬さや素材の違うブレードに変更する事により固定力を調整する特徴的なモデルです。
女性でも簡単に着脱可能なコンポジット製のブレードが付属するブレードシリーズの中でもお求めやすいグレードのペダルです。
ブレードシリーズの上位モデルのラインナップは↓こちら↓からご確認ください。
【KEO BLADE CARBON CR ¥25,300-】
【KEO BLADE CARBON セラミックベアリング クロモリアクスル ¥30,800-】
【KEO BLADE CARBON セラミックベアリング チタンアクスル ¥46,200-】
【TIME】
ビンディングペダルに“フローティング”を採用した最初のビンディングペダルです。
今でこそSHIMANO・LOOKも左右に遊び(角度選択式)のあるフローティングは“当たり前”ですが
当時は左右へのブレはペダリングロスに直結する無駄な機構とされておりました。
現在では、ペダリング中に関節が受けるスラスト方向のストレス軽減され、足首や膝、股関節といった脚まわりの関節で起こるケガ(スポーツ障害)の防止・軽減・解消が期待される事から、先ほども記載しましたがフローティングは“当たり前”となっております。
こちらも、グレードの違いは「重さ」と「剛性」です。
高額になれはなるほど「軽く」「硬く」なっていくと考えてよいと思います。
こちらもLOOKと同様、着脱のしやすさから“初心者向け”もしくは“女性向け”としてオススメされております。
【XPRESSO 2 ¥10,450-】
タイムを代表するエスプレッソシリーズのエントリーグレードのペダルです。
クリートのはめやすさには定評があり、初めてのビンディングペダルには特にオススメですよ!
【XPRESSO 4 ¥13,200-】
タイムを代表するエスプレッソシリーズのミドルグレードのペダルです。
金属プレートは入りエスプレッソ2と比較して剛性がUP!
【XPRESSO 7 ¥19,800-】
タイムを代表するエスプレッソシリーズのハイグレードのペダルです。
エスプレッソ4と比較してシャフトが中空になり、ボディはカーボンになりますので軽量性が大幅にUP!
【XPRO 10 ¥28,600-】
タイムのハイエンドラインXPROシリーズのエントリーグレードのペダルです。
XPROシリーズは背面にエアロ効果を狙ったカバーで覆われているのが特徴です。
【XPRO 15 ¥77,000-】
タイムのハイエンドラインXPROシリーズのハイエンドグレードのペダルです。
カーボンボディに中空チタンシャフト、セラミックベアリングの超豪華軽量仕様で
タイムのテクノロジーを惜しみなく投入した究極モデルのペダルです。
ちょっと番外編っぽくなりますが、SHIMANOにはロードバイク用ビンディングのSPD-SLと
マウンテンバイク(以下MTB)用として開発されたSPDの2種類のビンディングがあります。
このSPDペダルですが、最近ではロードバイクに使用する方も増えております。
↓詳しくは過去のブログをご覧ください↓
【PD-M520 ¥5,388-】
SPDペダルの基本性能を備えたベーシックモデル。
両面キャッチで街乗りでもストレスフリー。
優れた泥抜け性と高いオープンデザイン。
ステップイン・アウトのテンション調整が可能。
【PD-EH500 ¥10,530-】
片面は着脱が簡単なライトアクション仕様、もう片面は スニーカーでも使えるフラット面。
フラット側のグリップ性を向上して優れたコントロール性能を実現。
ローメンテナンスシーリング構造のカートリッジ軸ユニット。
ステップイン・アウトのテンション調整が可能。
【PD-ES600 ¥11,661-】
シマノの軽量ロードバイクにも最適なSPDペダル。
SPDシューズからのパワーを効率よく伝達する幅の広いプラットフォーム。
ロープロファイルで、片面からエントリーするSPDデザイン。
マッチするSPDシューズは歩きやすさもポイント。
ステップイン・アウトのテンション調整が可能。
クリートとは、シューズに固定して使用する器具の総称です。
実際にペダルと繋がるのはこの器具になります。
主に樹脂製の商品で、使用していくと削れていく消耗品です。
各社のペダルと同メーカーのクリートを使用します。
各社共に“フロート”(遊び)の範囲により種類
【SPD-SL クリートセット(各種) ¥2,415-】
イエロー:フロート角度6度
ブルー:フロート角度2度
レッド:フロート角度0度
【KEO グリップクリート (各種) ¥2,750-】
レッド:フロート角度9度
グレー:フロート角度4.5度
ブラック:フロート角度0度
TIMEクリート
【 ICLIC/XPRESSO/XPRO(各種) ¥3,300-】
ブラックパッケージ:フロート角度5度
レッドパッケージ:フロート角度0度
【SM-SH(各種) クリートセット¥1,714-】
SH51:リリース一定方向
SH56:多方向マルチリリース
多彩なラインナップがあるビンディングペダルですが、そこまで悩まずに
「コンポーネントと同グレードでSHIMANO 105に決めた!」くらいにサクッと決めていただいて大丈夫ですよ♪
なぜか?って?それは…
もっと奥が深いシューズの世界が待っているからです♪
当店シューズコーナーにも、一部のブランドに限りますが多数のシューズを展示しております。
ワイズロードオンラインではもっと多くのビンディングシューズをご覧いただく事が可能ですので是非ご覧ください
初めてのビンディングシューズで「サイズ感が不安」という方は
店頭にて、SHIMANO製SPD・SPD-SLのフィッティング用シューズが各サイズございますので、お試しいただけます。
いかがでしたでしょうか?
【これで脱初心者】私がオススメする速さに直結するカスタム3選(前編)としてお伝えしました1選目「ビンディングシューズ」でした。
後編では2選目と3選目をお伝えいたしますのでお楽しみにお待ちください。