日本最大級のスポーツサイクル専門店!九州1号店!
2023/04/30 17:08
いつもワイズロード福岡天神店のブログをご覧いただきありがとうございます。
スタッフの古閑森です。
目次
最近はバイクの在庫状況も落ち着きを見せ始め、続々と新型車も入荷していますが、そこで気になるのがR7100系105Di2完成車!
整備や納車等で変速を確認していて【どうしても気になる事があります】
【待望の入荷】サイズが合えば即買いでしょう!ANCHOR RP8 105Di2入荷しました。
【CORRATEC】緊急入荷!フルカーボン×105Di2の最新装備で「この価格!?」ヤバいの入荷しました!
実際にR9200系12速デュラを使用しているスタッフツダのバイクとR7100系12速105を比較してみましたので見ていただきましょう!
横からの比較…うん、105だけ大きさがやっぱり違う!
後ろからの比較…うん、大きさもさることながら配線のつなぎ位置も全然違いますね!
上からの比較…うん、やっぱり大きいですね。
ご覧の通り、「全然ちがうやん」ってなりますよね?
変速操作をしても、アルテやデュラのようにギュワって【速く】【力強く】は動かないんですよね…
R7100系105Di2のフロントディレーラーは変速の【速度】も【音も】私が普段使用しているR8000系の11速アルテDi2に近い気が…
横からの比較…う~ん、さっきより近い気が…
前からの比較…あれれ?似てない?
後ろからの比較…配線の場所も同じじゃない?
上からの比較…ほぼ同じやん!!!
上:R7100系105Di2 下R8000系アルテDi2
厚み 105 約29.8mm
アルテ 約31mm
上:R7100系105Di2 下R8000系アルテDi2
幅 105 約40mm
アルテ 約40.5mm
上:R7100系105Di2 下R8000系アルテDi2
幅 105 約58mm
アルテ 約55mm
う~ん、近い!非常に近いです!!
でも同一とは言い難い!!って事で
※以下一部抜粋
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私「R7100系105Di2のフロントディレーラーって同じ12速のアルテやデュラとは全然似てないですよね?
私自身がR8000系の11速アルテDi2を使用しているんですが、変速音も変速スピードも私が使用している物に似ている気がしておりまして…実際にフロントディレーラーを比較して形や大きさもかなり似てるんですがこれって…」
シマノさん「よく気づかれましたね…実は…公表はしてないんですが…全く同じ物では無いんですが、105Di2のコストダウンの為に以前のモデルで使用しておりましたモーターを使用しております。」
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との事でした!
電話中あまり広く知られたく無さそうな雰囲気を感じましたので、皆様内緒でお願いします(笑)
あまり深く掘り下げるとシマノさんに怒られるかも(鬼汗)
恐らく、12速化に伴い、トリムの角度とか色々細かい部分の設定変更はあったのでしょうが、モーター自体は同じという事でした。
※エレクトリックケーブルは違いますので11速と12速で互換性があるわけではありませんのでご注意ください。あくまで内部のモーターの話しです。
上:R7100系105Di2
下:R8100系アルテDi2
左:R7100系105Di2
右:R9200系デュラDi2
やはりこの辺り(フロントディレーラー以外)は12速化に伴い開発された技術とデザインを応用しておりますので酷似しております。
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さて、105Di2のFDの謎が解けてスッキリした後は、相互性から見る12速Di2拡張性についてです。
上位モデルであるアルテとデュラには機能的な差はあまりなく、237gの重量の違いと価格差が大きなポイントでした。
追加で発表される形となった105Di2は上位モデルと違い、明確な違いが生まれています。
上位モデルDi2がローギア最少30T最大34T
105Di2がローギア最少34T最大36T
上位モデルにはSTIレバー上部のシフタースイッチがあります。
105Di2には採用されておらず、ボタン電池が2つ入ります。
上位モデルにはサーボウェーブ機構が採用されており、パッドがローターに当たるまでは素早く動き、制動開始後はレバー比が変化し、強大かつコントローラブルなブレーキ力を生みます。
105Di2には採用されておりません。
上位モデルのスプロケットにはハイパーグライド+が採用されており、シフティングのスピード、効率やスムーズさが向上しています。
105グレードのスプロケットには採用されておりません。
以上4点が105Di2だけの違うポイントです。
特に①の「ギア比」から推察するに上位2モデルは、ターゲットをプロの使用やレーシーな走りを求めるシリアスライダー(上級者)向けに設定して開発されたと思われます。
『お前ら最大34Tもあれば十分だよな?』という天の声が聞こえてきそうです(笑)
一方105Di2は初心者からの使用も想定していると思われますので36Tまで使用可能です。
【スプロケの最後の1枚は優しさで出来ています】←大嘘です(爆)
初心者想定と言えば②もそうだと思われます。
そもそもシフタースイッチが使いやすいのは、ブラケットを上から握り込む様なちょっとしたエアロポジション(下記画像)だと思います。
このポジションも初心者は使用しないので105には不必要と考えての事かもしれません。
※コストカットの狙いがある事は明白ですが考察として。
私の考えから先に述べると「105Di2は初心者から上級者まで使用できる素晴らしいコンポーネント」だと言えます。
その根拠として、まずは12速Di2の互換表をご覧ください。
上:フロント互換表 下:リア互換表
ご覧の通り、かなりの互換性を持っています。
これは、パーツごとのグレードセレクトが可能な事を示しております。
フロントディレーラーをULTEGRA以上のグレードに変更すれば、他が105Di2でも最速フロントシフトチェンジを手に入れる事が可能です。
STIレバーだけでもULTERGA以上にアップグレードすると、シフタースイッチで105のリアディレーラーの変速操作が可能ですし、105ブレーキキャリパーでもサーボウェーブになります。
ギア比は34Tに制限され36Tは事実上封印されますが、ULTEGRA以上のスプロケットを使用すれば、なめらかなシフティングを体験可能です。
ここまでは105Di2をベースにお話ししてきましたが、相互性の話なので逆でも成立します。
リアディレーラーを105にすれば、他がアルテでもデュラでも36Tを使用する事が可能ですし
リアディレーラーをアルテ以上にすれば、他が105でも11-30Tにして充実の中間ギアを手に入れる事が可能です。
いかがでしたでしょうか?
今回の12速Di2に関しては、組み合わせ次第で自分に合ったDi2コンポーネントにアッセンブル可能です!
一昔前によく耳にした「とりあえず105にしとけば上位互換あるからパーツごとのアップグレードが可能」がついにDi2の世界でも現実になりました。
もちろん、ご予算に余裕がある方は最初からULTEGRA Di2やDURA-ACE Di2の選択肢もあるでしょうが、昨今の値上げで完成車購入の予算を抑えたい方も多い中で、この相互性は嬉しいニュースですね。
DURA-ACE Di2完成車を買うか、105Di2完成車+ホイールカスタムにするか、そういう選択肢の幅は多い方が嬉しいし楽しいです♪
カスタムはもちろん、初めてのロードバイクをご購入の方もワイズロード福岡天神店にお任せください!
ご来店お待ちしております。