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キャノンデールの最強グラベルTopstone Carbon Gen3発表、早速GRX820搭載モデルが入荷してきました!
by: 遊佐崇史

こんにちはY’s Road福岡天神店の遊佐です。
待望の新型、キャノンデールのグラベルバイクTopstone Carbon がGen 3へと進化しました。情報解禁と同時に店頭に入荷しましたのでどこが変わったのか詳しく見ていきたいと思います。

【Cannondale】Topstone Carbon 3 GRX

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Size: 54(170-180cm)
Price: 570,000円(税込)

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今回で3回目となるモデルチェンジを経てどこがどう変わったのか順番に見ていきましょう。


 

 

ケーブル内装に対応

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SuperXと同様、ケーブルのフル内装に対応。ただデルタコラムで対応ではなくヘッドセットでケーブルを内装するようになっていてます。ステムの下を通るスタイルは共通なのでステム長の変更がしやすくなっております。やはりクリーンなルックスと内装化によるヘッド部分の強化でマッシブな見た目へと進化していますね。狭いシングルトラックや木々の間でケーブルが引っ掛かってしまう恐れがあったり、落車の際にケーブル類が露出していることによる破損のリスクが軽減されるのはとても良い事です。


 

UDHに対応

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リアエンドがフリップチップになっているような特殊なモデルを除いて最近のバイクは新型になる時大体UDH対応ですね。UDHになる事のメリットはリアエンドの形が画一化されて入手性が向上するだけでなく、落車や大きな衝撃があった際にハンガーが若干後ろにずれてくれる(逃げてくれる)おかげで折れてしまったりする確率を減らすことが出来ます。後々フルマウント対応のディレイラーにアップグレードなども出来るので、GXのリアディレイラーでワイヤレス電動化なんてカスタムも可能ですよ。


 

フレーム内収納を装備

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こちらもオフロード系のバイクでは当たり前になってきたストレージ。【StashPort + StashBag】を装備してリニューアル。

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流石後発だけあってストレージの完成度が高い。専用のバッグはジッパーが付いているのでその部分が芯の役割を果たしているのでバッグを押し込みやすく、引き抜きやすい。TPUチューブ、CO2ボンベ、タイヤレバー、携帯工具くらいは収納できそうなのでツールボトルやサドルバッグが不要なスタイルが実現可能。ダウンチューブの下側に下がってしまわないように受け皿が付いていたり蓋の裏側が音鳴りしづらい素材で出来ていたりとめちゃくちゃグッドな仕様です。


 

タイヤクリアランスが増大

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完成車付属のタイヤは42Cですが、タイヤクリアランスはフロント56mm、リア52mmまで増大。700×50Cで29×2.0インチなので最早MTBタイヤが履けるレベルまで進化しました。これでどんな道も走破可能ですね。注意事項はタイヤを取り付けた状態でタイヤとリムの最低空気圧にした上でフレームやコンポーネントに対して4mmのクリアランスがあること。限界まで大きくしたい場合は実測が必ず必要なのでご注意ください。


 

マウントが増えました

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前モデルから更にパワーアップし、新たにトップチューブ裏にもダボ穴が増えました。ベルトを使用しないトップチューブバッグとフレームバッグが使用可能になるため、更にクリーンな外観を保ったままバイクパッキングが可能です。トップチューブのボルトはフレームと面一になるよう改良されているのも良いですね。


 

ジオメトリーの変更

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旧モデルのSM、MDといった表記ではなくSupersix evoなどと共通の数字の表記に変更。先代モデルのヘッドアングルはSM以上が71.2°だったのに対し、70.7°と更にヘッドアングルが寝ているので、トップチューブ長が微増、スタックが高く、リーチが短く変更されています。シートチューブアングルに変更は無いためより悪路でのコントロール性を増した進化と言えますね。SuperXが高速レースに特化したグラベルバイクだとするとTopstoneはよりMTBに近い性能へと割り振ったと見えますね。今後はオンロードが多めならSuperX、トレイルにも挑んでみたい方はTopstoneという棲み分けになっていきそうです。


 

旧モデルと比較

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私物の先代と比べてみました。内装の影響でフレームは基本的に大きく進化している一方でトップチューブの後端などは極限まで薄く作られていてしなりが良さそうでよく走ってくれそうです。今回入荷したモデルとその他発表されたモデルも含めてドロッパーシートポストが初期装備のバイクは無くなってしまいましたがフレームとしては対応しているようです。


 

 ラインナップ

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スクリーンショットしか用意出来なくてサイズが一部ばらばらになって見づらいですが、

・Topstone Crabon 2 AXS 1X 685,000円(税込)
・Topstone Carbon 1 Lefty AXS 1,135,000円(税込)
・Topstone LTD Di2 1,265,000円(税込)
・Topstone Carbon 2 GRX 2X 660,000円(税込)
・Topstone Carbon 3 GRX 2X 570,000円(税込)

となっています。

ちゃんとLeftyモデルもありますがお値段1,135,000円~と入手ハードルがグッと高くなってしまいました。Sram AXS+Reserveカーボンホイール付属のラグジュアリーモデルなので当然の価格ではありますが、これは旧モデル550,000円(税込)の需要が高まるのではないでしょうか。ローンチの為詳しい情報が回ってきていませんがLefty Oliverはモデルチェンジではなくストローク量が40mmのものが付属してくようです。尚、カーボンフォークのモデルもLeftyのモデルもジオメトリーは一緒になる様に設計されてますので究極完全体Topstoneが欲しい方はLeftyモデルオススメです。

普通のフォークが良い方は2 AXS 1Xのモデルが685,000円でフルマウントディレイラーが体験出来てハイコスパです。レバーやクランクがApexグレードですが多くの互換性があるので将来的なアップグレードを見据えた方にもオススメ。


 

まとめ

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現代のバイクに求められるニーズを全て盛り込んだ良アップデート。またLeftyを装備した暁には前40mm、後ろ30mmのサスペンションストロークでよりMTBに近いライドが楽しめるように。クリーンなルックスが所有欲をくすぐり、オンロードオフロードをそつなく楽しみたい方へオススメのバイクです。

福岡天神店への初回入荷は写真のCarbon 3 GRX 54サイズが1台です。その他モデルについても随時ご予約受付中です!ご来店お待ちしております。