日本最大級のスポーツサイクル専門店!在庫台数約300台の品揃え!あなただけの一台がきっと見つかります!
2025/08/29 16:45
こんにちは、福岡天神店の柳澤です。
(カワシマサイクルサプライより引用)
今回は大学の部活動でトライアスロンをしている僕がひそかに狙いを定めている、トライアスロン・TT用サドルについて紹介させていただきます。
目次
¥50,900(税込)
実測重量:189g (AERIS LINK込みの場合210g)
サドル長さ:243mm
サドル幅:135mm
75mm幅部分の高さ:49mm
ノーズ長さ:115mm
ノーズ幅:45mm
レール:7x7mm Kium中空レール
シェル:カーボン強化ナイロンシェル
パッド:Carbon® Digital Light Synthesis™ 3Dプリント
付属品:AERIS LINK(ボトルケージマウント)
トライアスロンやTTなどではあらゆる手を尽くして空力を追求することでしょう。ライダーは極端とも言えるほどサドルの前側に座り、なるべく身体を小さく畳んでその体重をペダルに加えます。こういった攻撃的な姿勢になったとき、彼らの多くを悩ますのが「加圧部のしびれ・痛み」です。そのためサドルにはポジションの取りやすさに加えて快適さも求められるのです。
特にトライアスロンはスイム・バイク・ランの総合競技であり、その中でもバイクパートは最も長い時間を占めます。ですからサドルの快適性と効率性は結果を左右する重要な要素となりうることでしょう。
ここからはトライアスロン視点でこのサドルを選択するメリットをお伝えできればと思います。

ハニカム構造が目を引きますね。メーカー曰く、
「複数の機能ゾーンを設計・製造し、それぞれのゾーンを特定の力学的特性に応じて、個別チューニングを施しています。機能ゾーンは、それぞれ必要なクッション性とレスポンスを生み出す設計で、同じパッド上で段階的かつシームレスに一体化された構造です。その結果、重量配分は大幅に改善し、サドル表面全体の快適性を向上させ、最大圧力を60%低減することに成功しました。」
とのこと。実際に触ってみると、「これホントに同じサドルなの!?」と思ってしまうくらいに場所ごとにパッドの硬さが異なっていて、それぞれの場所の意味(ノーズはエアロポジション時の支え、後端は骨盤安定&踏み込み補助など…)を研究して作られているんだなあと感嘆させられました。
またパッドが3Dプリント製になったことでライド中のお尻の通気性が確保され、ムレを軽減する効果も期待できそうです。トライアスロンの場合、ライダーはスイムを終えて全身水浸しの状態ですから、少なからずそのことへの不快感を覚えることがあるでしょう。
ちょっとしたことですが確実なアドバンテージとなりますから、せっかく買うならパッド素材にこだわりを持つのもアリでしょう。
AERISには後部にボトルケージを取り付け可能なオプションリンク (別売りの場合¥2,190) が付属しています。ここにボトルを据え付けると起こりがちなのが「バイク乗降時に脚が引っかかる問題」なのですが、このサドルもといリンクはそういった時になるべく邪魔にならない角度でボトルを保持できるように設計されています。
また前方には画像のようにバイクハンガーへの保持力を高められるフックがデザインされています。こちらもあるあるがございまして、トランジエリアでのセッティング中、不意にバイクに接触しラックから外れて落ちてしまうというもの。僕個人の感覚だと毎レースに1度はその事故により「ああっ!!」という悲鳴を聞くような気がします。限られた時間の中でのセッティングなので焦る気持ちは十分に分かります…
そんな悲しい事態を少しでも減らすために、こういったひと工夫が施されているサドルを選択するのは非常に有効な手段だと思います。
商品の大まかな特徴やそれに対する感想はお伝えできたでしょうか。きっと誰もが一度は憧れる3Dプリントサドルの在庫が当店には複数ございます。皆様のご来店、スタッフ一同心よりお待ちしております。
それではまた次回のブログでお会いしましょう。