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SDA王滝に向けたカスタムのまとめ
by: 遊佐崇史

こんにちはY’s Road福岡天神店の遊佐です。
いよいよ来週へと迫ったSDA王滝ですがココ数日雨が続いており、当日の天気もそうですがコースの崩落等が若干心配です。雨天時の備えはマストとなっていますが願わくば降られずに過ごしたいものです。

さて、王滝に向けてバイクのカスタムを行ってきましたがある程度乗れたので行ったカスタムの振り返りをします。

①GRX フルワイヤレス化

一番性能としても大きく変わったのは先日発表されたGRXのフルワイヤレスキットに乗せ換えた事でした。

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久しぶりにDi2へと復帰しましたがやはり電動変速は良いですね。ワイヤレスになったことで断線などによる視認しづらいトラブルが起こらなくなったのでオフロード分野での信頼性も上がっています。更に障害物にぶつかった際にRDの位置を後方にずらす「オートマチックインパクトリカバリー」も搭載しているので万が一の備えも万全です。

メディアではRDを蹴っ飛ばして実際に作動の様子を確認する動画なども流行っていますが怖いのでやってません(笑)

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現状は10-51Tのみ対応のSGSのみのリリースなのでギア比的に物足りない方はXTやXTRに用意されているGSケージ仕様を購入して新型の9-45Tカセットを利用すれば高速レースにも対応可能かと思います。私はシリアスにレースをするような使い方はしないのでこのギア比で性に合っています。

練習でいつも走っている峠では前半の計測区間では特にタイムの向上はしなかったものの、後半のペースが上昇、トータルでのタイムは自己PRを更新したのでギア比が軽くなったことでより疲れにくくなったと感じています。

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電動化したことでケーブルが一本無くなり見た目もカッコよくなったと感じています。

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右レバーは2×12対応としてリリースされているので今回が初出というわけではありませんが、左レバーはボタン機能がオミットされたものがワンバイ用として新たに発売されました。ブラケット形状は最高です。R9270も使っていましたがロードメインの人もSTIはGRXにすると握りはスリムでレバーに指がかけやすく、斜めに配置しても操作がしやすいです。


②Lewis ブレーキ&Sram Centerline XR Rotor

ブレーキは前からLewisでしたがローターをSramにしたことでようやく互換をばっちり合わせ性能が最大限になりました。(パッドの形状がSramなので)しかもレバーのピボット位置が変更されているのか機械式より感触が良く、ローターの厚みを活かしたカッチリとしたブレーキタッチを得ることができました。今までフロントとリアでコントロールしていたブレーキタイミングも、速度によりますがダウンヒル中でもフロントのみで足りるので気を使うことが減りました。

キャリパー:Lewis Road caliper BB2-Ti
ディスクローター:Sram Centerline XR Rotor
ブレーキパッド:Vesrah BP-035R

最強タッグ、オススメです。

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③ Vittoria AIR-LINER LIGHT GRAVEL

効果の一つにコンフォート性能の強化とありますが、実際に体感できる違いがありました。普段の練習ではF:2.0BAR/R:2.3BARぐらい入れていますが両方0.3BARぐらい下げたのと同じくらいの振動吸収性能を感じています。実際には気圧を下げていないのでコーナリングでタイヤがつぶれるブリブリとした感触もありません。重量増による変化も1本45g程度なので分かりませんでした。カーボンリムをお使いの方はリム打ちによる破損から守るために是非インストールをオススメします。そうでない方もそもそものパンクから防ぐ、なってしまっても即座に走行不可という状況にならない保険になりますよ。

ちなみにタイヤはGravelking X1 45Cで行きます。変えてから300kmほど走れましたがグリップも良く、転がりも軽いのでオンロードと林道を行ったり来たりになる自分のライドフィールドとやっぱり相性抜群です。

ホイールもニセコではアルミホイールで参加したので、EQUALリムでは初イベントです。こちらも非常に楽しみです。


④小ネタ集

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実はTopstone用のハンガーが欠品していて困っていたのですが、土壇場になって間に合ってくれました。予備のハンガーは去年ニセコであげちゃったのを6月くらいまで忘れていました。他シマノの小物を少々。

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普段からの着用としても便利なrin projectのケッタ帽も買ってみました。めっちゃ軽くて被っているのを忘てしまうような着け心地です。

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汗吸いが良くて乾きやすいので愛用しております。心材がつばに無いので洗いやすいのがみそです。

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ポップアップイベントで店頭に入荷したので気になっていたTP1を試してみました。シューズを当て込むとクリートの左右差が確認できるキットです。

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結果は横に1mm程度ズレている程度でした。劇的にポジションを改善できると思って購入しましたがただの答え合わせに終わってしまってうれしいやら、悔しいやら。ただその1mmのずれはアウトソールの位置が左右で違うために起きていて、右足を内に寄せたいのですがもうこれでクリートの可動域の限界に達しています。そんなこともあるんですね。

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ビブ、パンツ、ジレ、冬用ジャージまでESPRESSOで持っておきながら、なぜか夏用ジャージがは無かったので決戦用として購入。カステリのエスプレッソシリーズは近年のウェアシリーズの中でも価格と性能のバランスに秀でたモデルで、薄い生地ではありますが上位モデルのクライマーズジャージ程透けず、生地の伸び感は劣らないので割とカジュアルに着こなすことが出来ると思います。着心地は所有するジャージの中でもトップクラス!もっと早くに買って着て練習するべきでした(笑)

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最後はコチラ、Fi’zi:kのTerra Solocush Tacky 3.5mm。グラベル用で滑りづらく、クッション性の良い物と言うのはごまんとありますが、こちらの特徴はゲルなどの特殊構造を持たない単層クッションのバーテープなので軽量さが売り。片巻実測38g、実際には切るのでもう少し軽いでしょう。一般的なコルクのテープとあまり変わらない重量で厚みは3.5mmなのでクッション性はバツグン。表面仕上げはTackyなので手から離れずらいといいことづくめです。


とりあえず機材は万全?

気になるところは全てカスタムして挑めていると思うのであとはガッツで王滝頑張ります!次回はレースレポートとなりそうです。残りの日程の体調管理気を付けたいと思います。

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