日本最大級のスポーツサイクル専門店!在庫台数約300台の品揃え!あなただけの一台がきっと見つかります!
2026/01/09 18:08
新年明けましておめでとうございます。福岡天神店の栁澤です。2026年も皆様のサイクルライフをより充実したものにするため、スタッフ一同励んでまいります。本年もどうぞよろしくお願いします!
さて、新たな一年のスタートに合わせて、当店スタッフのバイクもそれぞれアップデートが進んでいます。ぜひ皆様のカスタムの参考になればと、今回は日々のライドで実際に使用している僕の愛車、そして最近の My New Gear… についてご紹介します!
目次
大学でトライアスロン部に所属している僕が乗っているバイクは、スペインのバスク地方に拠点を構える「ORBEA (オルベア)」が誇るピュアエアロロード、ORCA AERO です。いつ見ても僕の好みどストライクなフレーム形状にうっとりしてしまいます…!
カットアウトされた形状のシートチューブ、ダウンチューブにより空気の乱れを抑えているほか、シートステーの上端、チェーンステーも地面と平行に配置されることでうまく空気を後方へと流し、高い空力性能が実現されています。
「MyO(マイオー)」というオルベア独自のオーダーシステムを利用し、デザインからとことんこだわって仕上げた自慢の一台で、フレームカラーやロゴの位置のオーダーに加えて、ダウンチューブには僕の座右の銘である 「carpe diem」 を入れてもらいました。ラテン語で「その日を摘め」「今この瞬間を楽しめ」といった意味を持つ言葉です。
おそらく本来はオーナーの名前などを入れることが想定されている部分だと思いますが、せっかくなにか入れられるならと、このバイクと過ごす一日一日を大切に、そして楽しみたい____そんな思いを込めてこの言葉を選びました。
MyOについてはこのブログの最後に簡単に説明いたします!それでは細かなパーツを見ていきましょう。

コンポーネントは主にシマノの R8170 (ULTEGRA グレード) を使用しています。以前自身のバイクを紹介した時にも言及しましたが、全体的な完成度 (性能) や交換パーツの入手性の良さからシマノを選んでいます。
「せっかく長く使うなら性能はとことん追求したい…!!」というわがままのもと、お財布と相談してスプロケット、チェーン、ブレーキローターだけ DURA-ACE グレードのものにしています(笑) ULTEGRA グレードに比べて価格こそ上がるものの、工業製品としての精度やコーティング処理の程度が良くなります。またそれに伴って耐久性や制動力、変速性能も一段磨きのかかったものになるので、投資する価値アリだったと自信を持って言うことができます!
こちらのアーム、スパイダーが今回の主な My New Gear… です!アームにもフレームと似たカーボン地が透けて見えてカッコよすぎる…!!
RED E1クランクは、まず透け感のあるカーボン仕上げが印象的です。塗装で覆うことなく素材感を活かしたデザインは、さすがトップグレードと言える存在感があります。
重量面でも、市販のカーボンクランクの中では非常に優秀な数値に仕上がっており、同価格帯のクランクと比較しても十分に競争力のある仕上がりです。165 mmのアームとスピンドル、そしてスパイダー取り付けボルトを合わせた実測重量が 326 g でした。見た目だけでなく、実用面でも魅力を感じられるポイントです。
そして何より、長年にわたりレースシーンで使われてきたSRAMの実績と信頼性。軽さや剛性といった性能だけでなく、「安心して使える製品であること」も、このクランクを選んだ大きな理由のひとつです。どこかから「SHIMANOコンポ使っててSRAMクランク入れるのか!」と聞こえてくるような気がしますが、カッコいいので使わせてもらいます!!(笑)
つい最近、当店では中華系のパワーメーターを代表する「SIGEYI」のお取り扱いを開始いたしました。こちらは新型の「AXO SL」というモデルです。
「トポロジー最適化」というなにやら聞きなれない努力の末、従来モデルから軽量化、剛性アップという相反する2つのことをやってのけた凄いヤツ…
また、ORCA AERO の BB386 をはじめとするスパイダー型のパワーメーターと相性の悪いフレームとの取付クリアランスも拡大しているとの事で、さっそく僕がファーストペンギンに名乗りを上げた次第です。
仕様によりますが、単体実測重量 78 g という驚異的な軽さと± 1.0 % の高精度、300 時間のバッテリーライフなど、他の追随を許さない圧倒的な性能を誇ります。
↑※こちらはEASTON規格用のものです。
これまで使用していた Magene PES P-505 には、価格、精度、バッテリーライフを始めとする性能面で大きな不満はありませんでした。ただ、バイク全体を見直していく中で、クランク周りに対する考え方が少しずつ変わってきたんです。
クランクは、走行性能に直結するパーツであると同時に、バイクの“顔”とも言える存在です。フレームやホイールに注いでいる熱を、視線が集まりやすいこの部分にも、と自分なりに納得できる選択をしたいと思うようになりました。
そしてもう一つが、重量面でのメリット。クランクアームとスパイダーの組み合わせを見直すことで、想像以上の軽量化が見込めることが分かり、「どうせ変えるなら、ここだな」と踏み切る決断につながりました。
実際に比較してみると、その差 404g – 637g = -233g。正直なはなし、クランク周りだけでここまで変わるとは思っていませんでした。
見た目・信頼性・そして明確な軽量化効果。この3つが揃ったことが、今回のアップデートの決め手です。
ところで今回 24 mm スピンドルから dub 規格の 28.99 mm スピンドルに変更したので、BB も完成車付属のものから変更しました。
「パキパキ…」といったバイクからの異音ってめちゃくちゃ不安になると思います。その異音の原因としてありがちなのがペダリングによるBBシェルのねじれです。
左右のカップをアルミ一体構造で結合し、圧入時にありがちな左右の芯ずれや角度ズレを防止できるのがこのBBです!フレーム内部でしっかりと噛み合う嵌合設計により、ペダリング時のたわみや微振動を抑制、またベアリングの負担を均等化し、回転抵抗が大幅に低減できるそうです。
同価格帯のBBと比較して耐久性にも定評のあるものなので、レースや練習による酷使にちゃんと耐えてくれるよう期待しての導入です!
実はこちら当店スタッフの辻野に譲ってもらったもので、なかなかのビッグギア&楕円率で迫力満点!
楕円チェーンリングの大きな特徴は、踏める角度を活かし、死点付近での引っ掛かりを減らせることだと考えています。力が入りにくい上死点・下死点では実質的にギアが軽くなり、ペダルがスムーズに通過してくれます。逆に、力をかけやすい角度ではしっかりと推進力を生み出します。
この効果によってペダリングのムラが減り(一瞬失速する角度の影響が和らぐ)、ケイデンスが安定しやすくなるのもポイント。回転が途切れにくいため、巡航時や一定出力で走り続ける場面でも、リズムを崩さず淡々と踏み続けることができます。
まさに平地を長時間単走するトライアスロン向きのアイテムだと思っています。
レースで使うホイールとして、一時期世界最速とまで言われた ARC1100 を選びました。こちらはひと世代前のARC1100です。
50 mm ハイトで前後重量 1,400 g 後半とそこまで軽い部類のホイールではないものの、なんといっても驚かされるのがその回転&エアロ性能!普段の練習ではオルベアのホイールブランドである OQUO(オクォ) の 「RP 35 PRO」というアルミリムのホイールを使っているのですが、この ARC1100 に履き替えて漕ぎはじめた瞬間に「おお!!」と驚きとも喜びとも言える声が出てしまうほどに、軽い漕ぎ出しができました。これはリム重量が格段に減ったことやこのホイールの”硬さ”に起因するものだと考えられるのですが、ここまで良い意味での明らかな違いを体感できたのは非常に面白かったです。
また巡航時に、パワーは練習輪の時と変わっていないのにも関わらず速度が + 2~3 km/h 速くなっていたときは「やっぱホイール一つでここまで自転車は変わるんだなぁ」と舌を巻きました。
これでひと世代前のモデル、現行のものはリム内幅が 2 mm 拡がってワイドタイヤに対応しやすくなった上、ハイトが 55 mm になったと言うのに前後セット重量は軽くなっているらしい…まじか!!
あまり考えているとまた欲しくなってしまうので、ホイールの話はこの辺にしておきます(笑)
レース機材ということで乗り心地の良さやパワーロスの少なさを買い、前後ともに TLR での運用をしています。フロントは空力のスペシャリスト達によってこのホイールのために作られた AERO 111 (26 C) を、リアは以前別のホイールの試乗の際に付いていて感触が良かった Corsa RACE (25 C) を選んでいます。乗車時のグリップ感が僕好みで、安心して体を預けられるセッティングに満足しています!
スプロケ、ブレーキローターなしでの前後セット重量は 2,020 g と、ハイトやTLR ということを加味すると軽めになっているのかなと思います。
ちなみに今気になっているタイヤも紹介させていただきますと…

こちらのPRO ONE AEROは前後で設計が異なる珍しいタイヤです。フロントは重量を抑えて扱いやすくした上で空力を最適化、リアは転がり抵抗を低くしつつもトレッドに厚みを持たせて、耐パンク性能を底上げしています。
フロントは曲がる・止まるを担うコントロール役で、リアは進む・支えるためのドライブ役という「前後のタイヤの役割の違い」がモータースポーツの世界では常識とされているようで、この考え方はロードバイクにも落とし込むことができます。
・フロント→グリップや安心感、扱いやすさを重視
・リア→転がり抵抗や耐久性を重視
こんな感じの考え方をしてみるのはいかがでしょうか。その結果、前後で違う性格のタイヤを使うという選択が、理にかなってくるんです。「前後は同じじゃなきゃいけない」という思い込みを外すだけでタイヤ選びの幅は大きく広がるので、皆様も自分色のセッテイングを模索されてみてください!
ホイールやコンポーネントほどは目立たない存在ですが、スモールパーツの選択がバイクの完成度もとい満足度を大きく左右します。
僕が思うに自転車のパーツには3つの重要な”ル”と言うのがあって、それがサド”ル”、ハンド”ル”、ペダ”ル”です。これらは「ライダーとバイクが直接接する」数少ないパーツで、ライドフィーリングに直結してきます。ですからここだけでも妥協なく、ちゃんと理由があって選んだものを、とお客様に商品をご案内するときによくお伝えしています。

いくつものサドルを試してようやく「あ、もう今後変えることはないんだろうな」と確信したサドルです。学生にとってはかなり痛い出費となりましたが、サドル沼から抜け出すことができ安心しました (笑)
↓以前これの弟分にあたるサドルについて書いたブログがございますので、気になる方はぜひご覧ください。

トライアスロンという競技の特性上、練習やレースに応じてDHバーの付け外しが必要になります。そのためバイクの組み上げの際に純正のエアロカーボンハンドルは使えず、代わりのものを探すことにしました。条件として挙げていたのが
・DHバーが付けられるだけのクランプ部の余裕があること
・クランプしない部分はできるだけ扁平した「エアロ形状」であること
と言う何とも矛盾してそうな2点です。色々なブランドの製品を比較してようやく辿り着いたのがこの1本で、このハンドルに辿り着くまでに当店スタッフやメーカー担当者様に何度も繰り返し相談したことを記憶しております…

DURA-ACE グレードのペダルを選ぶ理由は、一言で言えば 「日常のライドでも、レースのような高い要求にも応える完成度」 にあります。軽さ・剛性・耐久性・回転の滑らかさ・信頼性、どれをとっても高い次元でバランスしているため、バイクを買っていきなりこのペダルを選んでもまず後悔することはないはずです。

変速性能の向上と、リア周りの見た目をよりスッキリさせるために、ディレイラーハンガーは SIGEYI製のダイレクトマウントハンガー を採用しました。純正ではダイレクトマウント対応のオプションが用意されていなかったため、社外品から選択しています。
交換前に比べて、ほんのわずかですが変速のレスポンスが良くなったように感じました。特にギアを軽くする時にその感覚を強く覚えるような気がします。
素材的に硬くなったために、従来ハンガーほど都合よく壊れてくれない、つまり本来の機能である「外力からフレームを守る」というのが薄れてしまったのかな?とも思うのですが、それを受け入れた上で変速性能や軽さを追求したい方はぜひお試しを!

果たしてボトルケージのエアロ化は本当に効果があるのかといった感じですが、求めているのはそこじゃない!と僕は言いたい…
フレームからボトルケージまでが滑らかに繋がっていたらそれだけで美しいとは感じませんか?それを実現してくれるのがなんとプロペル専用のこのボトルケージです。GIANTのプロペルにシンデレラフィットするように設計されたものですが、だいたいどんなエアロフレームにも合うことで大人気です!ORCA AEROも例外ではなく、綺麗にフレーム形状に沿った取り付けができました。
横から見ても本来生まれてしまうはずだったボトルとフレームの”スキマ”が埋まっていて綺麗ですね!
実はORCA AEROには↓のような純正のエアロボトルがあるのですが、僕にはとても普段使いできそうにない形状をしていたので、スタッフツダにオススメされたこのボトルケージと通常の丸ボトルに変更しました。

サイコン、ボトル類、ライトを外した状態で 7.47 Kg でした!練習、レースともにほとんど平地を走るので空力性能重視の構成なのですが、これくらいの重量なら大満足!
MyO (マイオー)はオルベアの提供するオーダーシステムの名前です。カラーはもちろん、ハンドル幅やステム長、ブレーキローターの直径までもが基本追加料金なしでオーダーできます!
↑MyOカスタムカラーの一例
僕のバイクのカラーは「Wine Red Carbon View」という名前がついていて、パッと見はかなり暗めのワインレッドですがよく見ると地のUDカーボンの柄が透けて見えています。一昨年行われたオルベアの試乗会で目にしたのがこれと同じカラーのバイクでした。そのあまりの美しさに、いつか自分が買うとしたらこのカラーにするだろうな〜と妄想したことを覚えています。
個人的な意見ですが、MyO の真価はこちらにあると思っています。完成車でエアロロードバイクを買う時、ハンドル幅やステム長、クランク長などが必ずしもそのバイクに求める”エアロ”に一致しないことがあるでしょう。
大きなサイズのバイクになれば、通常それに合わせて長めのクランクや幅広のハンドルバーが固定値でアッセンブルされます。どちらも空力的に最適であるかと言われると頭を縦に振る人は多くはないと思います。結局、自分の好みに合わせてそこだけ別で注文される方もいらっしゃるでしょう。そんなある意味での”ムダ”を回避できるのがこのシステムです。
MyOでできるのはこれだけに留まらず、その他にもチェーンリングやスプロケットの歯数、ブレーキローター径まで細かく指定し、範囲はありますが皆さんの思うままの長さ、幅、大きさのコンポーネントをはじめからバイクにつけることができます。
エアロ、軽量化、そして見た目。どれも突き詰めていくと、バイクはどんどん「自分だけの一台」になっていきます。今年も、新しい相棒となる完成車選びはもちろん、
「ここを変えたらどうなるんだろう?」
「こんな組み合わせ、アリかな?」
そんなワクワクするカスタムを、皆さまと一緒に悩みながら楽しめたら嬉しいです。バイクのことなら、ぜひワイズロードにご相談ください!以上、ヤナギサワがお届けいたしました。