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2026/06/28 20:11
こんにちは!福岡天神店のヤナギサワです。ブログをご覧いただきありがとうございます。
これから夏にかけて、トライアスロンのレースが増えていきますね。僕自身も来週末7/5にレースを控えていて、絶賛トレーニング中です!
初めてレースに出る方や、今年から本格的にレースへ挑戦する方の中には、普段乗っているロードバイクにDHバーを取り付けて出場しようと考えている方も多いと思います。
ロードバイクにDHバーを取り付けること自体は、トライアスロンではかなり有効な選択肢です。
前腕をパッドにのせて上体を低くすることで、巡行時の空気抵抗を大幅に減らす事ができます。
「もうすこし速く走りたい」
「もうすこしラクに巡行したい」
「バイクパートで少しでも余裕を作りたい」
そんな方にとって、DHバーはかなり魅力的なアイテムだと言えるでしょう。
ただし、ここで気を付けたいのが、DHバーを取り付けただけで、すぐに快適で速いポジションになる訳ではないという点です。
ロードポジションとDHポジションでは、身体の支え方や重心の位置が大きく変わります。
そのため、DHバーを取り付ける場合は、ハンドル周りだけではなく、サドル高、サドル前後位置、肘パッド位置、場合によってはステム長まで含めて、ポジション全体を見直すことが大切です。
せっかくDHバーを付けるなら、取付て終わりではなく、しっかり使えるポジションを調整しましょう!
目次
トライアスロンのバイクパートでは、単独走行の時間が長くなります。そのため、空気抵抗を減らしながら一定ペースで走ることが重要になります。
そこで有効なのがDHバーです。
DHバーを使うことで、ブラケットを持つ通常のロードポジションよりも上体を低くしやすくなり、前方から受ける空気抵抗を抑えやすくなります。一定時間しっかり踏み続けるレースでは、DHバーの有無が走りやすさに影響することがあります。
一方で、DHバーは取り付けるだけで効果を最大限発揮できるパーツではありません。
身体に合っていない位置に取り付けてしまうと、かえって踏みにくくなったり、肩や首が疲れやすくなったりすることがあります。
ロードバイクのポジションは、ブラケットや下ハンドルを使いながら、登り、下り、コーナー、集団走行などに対応しやすいように作られています。
一方で、DHバーを使ったDHポジションは、前腕をパッドに乗せ、上体を低くしたまま、一定時間ペダリングを続けるためのポジションです。
この2つは、見た目以上に身体の使い方が違います。
ロードポジションのままDHバーを取り付けると、身体が前に伸びすぎてしまうことがあります。その結果、肩や首に力が入りやすくなったり、腰が丸まりやすくなったり、股関節が詰まって踏みにくくなったりします。
見た目は低い姿勢になっていても、実際には出力を維持しにくいポジションになっている場合があります。
トライアスロンでは、バイクの後にランがあります。バイクで無理な姿勢を続けてしまうと、ランに入った時に脚が動きにくくなることもあります。
大切なのは、ただ低い姿勢を取ることではありません。
もう少し踏みやすく。
もう少し維持しやすく。
もう少しランにつなげやすく。
この3つを意識してポジションを作ることが大切です!
DHバーを取り付けたあと、最初に確認したいのは肘パッドの位置です。DHバーを持ったときに「少し遠い」「肩に力が入る」「首がつらい」と感じる場合でも、すぐにステム交換が必要になるとは限りません。
多くのDHバーは、肘パッドの前後位置をある程度調整できます。まずは肘パッドを手前に移動させることで、身体に近い位置で上体を支えやすくなります。
この調整だけで、DHバー使用時の違和感がかなり改善することもあります。肘パッドの位置が合ってくると、肩まわりの力が抜けやすくなり、前腕に上体を預けやすくなります。
自然なDHポジションでは、無理に腕を前へ伸ばすよりも、肘パッドの上で安定して身体を支えられる位置を作ることが大切です!
ただし、肘パッドの調整幅には限界があります。
パッドを一番手前にしてもまだ遠い場合や、上体が前に伸びすぎる感覚が残る場合は、ステム長の見直しも視野に入ってきます。ロードポジションではちょうど良いステム長でも、DHバーを使うと遠く感じることがあります。
例えば、ロードポジションでは100mmステムが合っていても、DHバーを使うTTポジションでは90mmステムの方が合う場合があります。
ステム交換は、最初に行う調整というより、DHバー側のパッド位置調整だけでは足りない場合の選択肢として考えると良いです。
順番としては、
まずDHバー側でパッド位置を調整する。
それでも足りない場合に、ステム長を見直す。
この流れで考えると、無理なくポジションを詰めやすくなります。
僕自身も、ロードポジションとDHポジションでステム長を使い分けています。
普段ロードポジションで乗るときは100mmステム。DHバーを使うTT寄りのポジションでは90mmステムを使用しています。
最初はDHバー側のパッド位置を調整していましたが、それだけではどうしてもしっくりこない部分がありました。そこで純正ステムの「OC Stem RP10」を買い足して、ロード用とTT用でステム長を変えるようにしました。

100mmと90mmなので、数字だけ見るとわずか10mmの差です。
ただ、実際にDHバーを持って長時間走ると、この差は意外と大きく感じます。肩や首の力の入り方、上体の支えやすさ、長く同じ姿勢を維持できるかどうかに違いが出ます。
「たった10mmで変わるの?」と思うかもしれませんが、長時間同じ姿勢を続けるトライアスロンでは、このわずかな差が効いてくることがあります!
もちろん、すべての人にステム交換が必要というわけではありません。まずはDHバー側の調整で十分対応できる場合も多いです。
ですが、パッド位置を調整しても違和感が残る場合は、ステム長まで含めて見直す価値はあります。
DHバーを使うと、上体が前に倒れます。それに合わせて、骨盤の角度やサドルへの座り方も変わります。
ロードポジションで快適だったサドル位置でも、DHポジションでは前乗りになりやすく、サドル先端部の圧迫感や股関節の詰まりを感じることがあります。
このような場合は、サドルを少し前に出したり、サドル角度を微調整したりすることで改善することがあります。
「もう少し自然に座りたい」
「もう少し股関節に余裕がほしい」
「もう少しランに入りやすくしたい」
こういった違和感がある場合は、サドル周りの調整もかなり重要です!
特にトライアスロンでは、バイク後のランを考える必要があります。バイク中に股関節が詰まった状態で走り続けると、ランに入った時に動きが悪くなることがあります。
そのため、サドル周りの調整は、快適性だけでなく、レース全体の走りやすさにも関わります。
DHバーを使うと、座る位置や骨盤の角度が変わります。そのため、ロードポジションで合わせていたサドル高が、TTポジションでもそのまま合うとは限りません。特にサドルの前側に座るようになると、ペダリング時の脚の伸び方が変わります。
その結果、これまで問題なかったサドル高でも、DHバー使用時には高く感じたり、逆に踏みにくく感じたりすることがあります。
サドル高は一度決めたら終わりではなく、実際にDHバーを持って走る姿勢で確認することが大切です!
ロードバイクにDHバーを取り付けることは、夏のトライアスロンに向けた有効な準備の一つです。
ただし、取り付けただけで終わらせてしまうと、本来の効果を十分に発揮できない場合があります。
確認したいポイントは、主に以下の部分です。
・肘パッド位置
・エクステンションバーの長さ
・サドル高
・サドル前後位置
・サドル角度
・必要に応じたステム長
特に初めてDHバーを使う方は、レース直前に取り付けるのではなく、早めに取り付けて実際に走ってみることをおすすめします。短い距離では問題なくても、レース強度で走ると違和感が出ることがあります。
また、10分程度なら問題なくても、30分、60分と乗る中で肩や首、腰まわりに負担が出てくることもあります。せっかくDHバーを付けるなら、本番だけで使うのではなく、練習の中で少しずつ慣れておくのがおすすめです。
夏のトライアスロンに向けて、ロードバイクにDHバーを取り付ける方は多いと思います。DHバーは、うまく使えばバイクパートをより効率よく走るための大きな助けになります。
しかし、DHバーを取り付けただけで、すぐに理想的なDHポジションが完成するわけではありません。
ロードポジションとDHポジションでは、身体の支え方、重心の位置、サドルへの座り方が大きく変わります。
まずはDHバー側で肘パッド位置を調整する。
それでも身体に合わない場合は、ステム長やサドル周りまで含めて見直す。
この順番で調整していくと、無理なくポジションを作りやすくなります。
「DHバーを付けたけど、なんとなくしっくりこない」
「低い姿勢は取れるけど、長く維持できない」
「バイク後のランで脚が動きにくい」
このような場合は、DHバーそのものではなく、ポジション全体に原因があるかもしれません。
夏のレースに向けて、もう少し速く、もう少しラクに、もう少し気持ちよく走るために。
ロードバイクでトライアスロンに挑戦する場合こそ、DHバーだけでなく、バイク全体のポジションを見直してみてください!