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2018/10/26 18:30
【社内試乗会】
番外編。
グリップって大事なんだな~と気付いたのでグリップの話。
10月18日に埼玉県彩湖で開催された毎年この時期の恒例行事『ワイズロード社内試乗会』に2年振りに参加してまいりました。
ワイズロードで取り扱いのある各メーカー様にご協力いただき、総勢83ブランド、19年モデル試乗車500台以上をワイズロードスタッフのためにご用意いただきました。
毎年のことではありますが何度見てもあの光景は圧巻で改めてワイズロードの社員で良かったなと思うと同時に各メーカー様には感謝いっぱいの気持ちでございます。
自分が楽しむこともそうですが、この貴重な経験を皆様にもお伝えさせていただき、自転車選びの参考にしていただければと思います。
さて、今回は試乗会で乗った車体のインプレではなく、試乗時に感じたことから、あるパーツについて書かせていただこうと思います。
インプレ記事で滅多に乗る事の無いロード『TREK EMONDA SLR6』 『SCOTT FOIL20 DISC』の2件を書かせていただきましたが、前半は小径車に乗りまくっていたのです。
DAHON / K3、VISC EVO、Mu SLX TERN / VECTRON、SURGE PRO
小径車担当、小径車好きということで1周約5kmのコースを時にはのんびり、時には爆走といろいろなシチュエーションを想定しながら走ってきました。
やはりロードで誰かと競うような乗り方ではなく、自分のペースで景色や場所などを楽しみながら乗れる小径車に魅力を感じてしまいます。
その中で途中から違和感までとはいきませんが何か気になる車体が数台ございました。
走り心地とか走行性能、ポジションでもない・・・。 3台目で気付きました!
そう『グリップ』です。
1台目はDAHONのK3。 この時はK3の予想外の走行性能の高さで途中までは気になりませんでしたが、ゴール直前に。
2台目はTERNのVECTRON。 この時は電動アシストの性能等を確かめながら乗っていましたが、最後まで気になること無くゴール。
そして3台目はDAHONのMu SLX。 DAHONのフラッグシップモデルであり車体重量も8㎏と私も過去のブログで何度もご紹介させていただきました。
しかしコースの半分も行かないうちに違和感の正体は『グリップ』だったのです。
2台目のVECTRONのグリップは【ERGON】のエルゴノミック形状のグリップを使用。 1台目のK3と3台目のMu SLXは通常の円柱グリップを使用していました。
VECTRONでは気にならずに1台目、3台目で違和感を感じたのは必然だったかもしれません。
ではエルゴノミック形状のグリップとはどんな物でしょうか。
人間工学に基づき設計されたグリップで手のひらのほぼ全面が接触し、局部的に強い圧迫がかかることを防ぐ仕様となっています。
また適正な角度にすることによって手首の角度も調整され、長時間のライド時に起こる手の痛みや痺れなどが防げるようにもなります。
通常の円柱グリップタイプ。 手のひらの中心で握っているのがわかりますでしょうか。
こちらはエルゴングリップ。 手のひら全体で支えているのでどこか一部が圧迫されるということもなくなりますし、全体で支えるので体重を上手く分散できます。
好みによって角度をつければ手首に掛かる負担も少なくなってより楽になるでしょう。
最近はクロスバイクや小径車でもこのエルゴノミック形状のグリップが最初から付いてきている車体も増えてきています。
もし今乗っている自転車や、これから購入を検討している車体が通常の円柱グリップならば変えてみることをオススメいたします。
ご興味のある方は店頭で是非エルゴングリップ握ってみてください!
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