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プロムナードハンドルで雰囲気が一変。こんないじり方もできるんです。FUJI FEATHER カスタム
by: 木立春之介

こんにちは。修理・カスタム担当です。
普段はお客様からご依頼いただいた修理やカスタムを承っているのですが、日々のカスタムや修理の中から私の琴線に触れる一台を担当させていただきましたので、ご紹介させていただきます。
まずはブログの掲載にご協力いただきましたオーナー様に感謝申し上げます。

今回のご依頼

今回はハンドルバーの交換作業とフロントライトの取り付け。
ベースとなる車体はFUJIのFEATHERです。変速機が付いておらず、細見でシンプルな見た目故にカスタムのベースとしては打ってつけだったりします。中にはベース車の金額と同じくらいか、それ以上の金額を掛けてカスタムをされる猛者な方もいらっしゃるほど長いこと製造され愛されているモデルでもあります。

そんなFEATHERですが、純正状態では競輪のようなトラック競技で見かけるトラックドロップのハンドルが採用されていて、なかなか戦闘的です。しかしハンドルを替えてあげることでこんな風にも出来るんですね。

プロムナードハンドル

だいぶ印象が変わりました。
クラシカルな自転車に良く採用されているプロムナードハンドル。前傾姿勢がきつくならず、ハンドルを握った際に手首の角度も自然な形になるので疲れにくく、のんびりと自転車を楽しみたい方にお勧めしたいハンドルです。そして何よりプロムナードが付いているとなぜか玄人感が出てくると感じるのは私だけでしょうか。

今回使用したハンドルバーは「beam プロムナードハンドルバー」
バックスイープは59°でハンドルが手前に引き絞られていますが、浅くも深くもないバランス型です。

お次はブレーキレバー。プロムナードであればオーソドックスな横引きタイプのブレーキレバーでも似合いますが、今回は一味違ったものを取り付けさせていただきます。

「DIA-COMPE DC-189」
似合う。
オポジットレバーとかリバースレバーなんて言われるものですが、この手のカスタムでは割と定番で、オポジットレバーが入るだけでシルバーのレバーの場合はクラシカルに、ブラックのレバーでは一気にスタイリッシュになります。

続いてバーテープ。
グリップを付けるかバーテープを巻くかで悩ましいところではありますが今回はバーテープを選択されました。バーテープの良いところはよく握るバーエンド部分のブレーキワイヤーをバーテープで隠せるので見た目も割とスッキリします。そして今回はオーナー様のこだわりポイントとしてブレーキワイヤーのルーティングを左前に変更。こうすることでブレーキワイヤーの流れが自然になるのでより美しい仕上がりになるんですね。注意点としては普段右前ブレーキに馴染みのある方だと、慣れるまでは慎重にブレーキをしていただくのが良いかもしれません。ちなみにブレーキワイヤーはちょっと性能アップを期待して日泉のブレーキアウターを使ってみました。純正のブレーキレバーよりレバー長が伸びたことも相まって、ブレーキ自体は元の物をそのまま使用していても、少ない力で制動力が発揮されるようになったと感じます。

実はあまり見かけない砲弾型ライト

今回の作業の極めつけはこのライト。「KILEY バレットライト」です。クラシカルな見た目でありながらUSB充電タイプのライトなんですね。この手の砲弾型ライトはなかなか世の中に少ないので、この手のカスタムをされる方にとっては割と救世主的な存在。今回は付属のライトステーを使用してキャリパーブレーキのマウント部分で取り付けてました。やり方によってはフロントキャリアのマウントなんかにも取り付けが出来そうです。

いかがでしたでしょうか。
レーシングバイクで高性能を追求していくカスタムもあれば、こういった自分好みの見た目や、乗り方に合わせていくカスタムなんかもあるんですね。もしこれをご覧頂いている方の中で倉庫に乗らなくなった自転車が眠っている方、最近自転車がマンネリ化している方がいらっしゃいましたら、ご相談ください。市販の完成車とは一味違った面白いバイクが作れるかもしれませんよ?

 

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