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2025/11/08 12:31

目次
スポーツバイクの進化の中でも、安全性を大きく高めた技術のひとつが油圧ディスクブレーキです。
なかでもシマノのブレーキシステムは、確実な制動力と扱いやすさを両立し、ロード・クロスバイク・MTBなど幅広いカテゴリーで高い評価を得ています。
ここでは、シマノ油圧ブレーキの特徴やメンテナンス方法、そして最新の安全技術について紹介します。
エア抜き(ブリーディング)の基本と頻度
シマノの油圧ディスクブレーキは、密閉性の高い設計により頻繁なメンテナンスを必要としません。
しかし、1年に1回程度のオイル交換とエア抜きを行うことで、ブレーキ本来の性能を維持できます。
レバーの引きが「フワッ」とした感触になった場合は、エアが混入しているサインです。
シマノ純正ブリーディングキット(オイルファンネル付き)
シマノ純正ミネラルオイル
8mmスパナ(キャリパーのブリードバルブ用)
注射器またはオイルホース
レバー側にファンネルを取り付け、ミネラルオイルを注入します。
キャリパー側のブリードバルブを開け、下側から注射器でオイルを押し上げます。
レバー操作を繰り返しながら気泡を排出し、エアが抜けたらバルブを閉じます。
ファンネル内のオイルを回収して完了です。
シマノ独自の**「ワンウェイ・ブリーディング」構造**により、エア抜きがスムーズかつ確実に行えるのが特徴です。
ブレーキ性能を最大限に引き出すためには、ローターとパッドの選定も重要です。
シマノでは使用環境に合わせて複数のグレードと素材を展開しています。
RT-CL900 / RT-CL800(最新モデル)
センターロック仕様で、放熱性能を高める「Ice Technologies Freeza」構造を採用。
長い下り坂でも制動力を安定して維持します。
RT-MT800(MTB・グラベル用)
アルミ芯入りの3層構造で歪みに強く、過酷な環境でも高い熱安定性を発揮します。
レジンパッド(B05S-RXなど)
静音性とコントロール性に優れ、街乗りやクロスバイクに最適。
メタルパッド(D03Sなど)
高温下でも制動力を維持し、雨天やロングダウンヒルにおすすめ。耐久性を重視するライダー向け。
シマノの油圧ディスクブレーキは、制動力だけでなく温度管理や操作フィーリングにも注力しています。
Ice Technologies Freeza
アルミ芯と放熱フィンを組み合わせ、ローター温度を最大100℃低減。
Servo Wave機構
レバー初期操作で素早くパッドを当て、後半で強い制動力を発揮。軽いタッチでしっかり止まる安心感を実現。
レバーリーチ調整機能
手の大きさや好みに合わせて細かく調整可能。より安定したブレーキングをサポート。
これらの技術が組み合わさることで、日常の街乗りから長距離ツーリングまで、常に安定した制動力を発揮します。
油圧ディスクブレーキは高性能である一方、定期的なメンテナンスを怠ると性能低下につながります。
エア抜きやパッド交換を適切に行うことで、いつでも安心して止まれる状態を保つことができます。
「走る」ことも大切ですが、「安全に止まる」ためのケアも同じくらい重要です。
シマノのブレーキシステムは、その両立を可能にする確かなテクノロジーです。
ブレーキ性能を最大限に発揮するためには、定期的なブリーディング(エア抜き)作業が欠かせません。
シマノ油圧ブレーキは精密なシステムのため、エアが混入すると制動力が低下したり、レバーの感触が変わることがあります。
レバーを握っても「ふにゃっ」とした感触がある
制動力が弱くなった
オイルが漏れている/汚れている
1年以上フルード交換をしていない
当店ではシマノ純正ミネラルオイルを使用し、専用工具で正確にエア抜きを行います。
ロードバイク・MTB問わず対応可能です。
ディスクブレーキ フルード交換(エア抜き)片側
➡️ ¥4,400(税込)〜
※前後セットの場合は ¥8,800(税込)〜
※状態により追加整備費がかかる場合があります。
ブレーキの効きが気になる方は、お気軽にスタッフまでお声がけください。
安全・確実なブレーキメンテナンスで、快適なライドをサポートいたします。