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【スタッフ試乗会】ミドルレンジの中で著しく”伸びしろを感じた”一台
by: 下山田航太

乗っていて楽しい!そう感じたバイクです!

やっぱり伸びしろを感じたADDICTエンデュランス

11月21日に社内研修ということでスタッフ向け試乗会に行ってきました。スタッフのために朝早くから設営を行っていただいた取引先の皆様ありがとうございました!

今年試乗させていただいたのは全部で11台。その中でも個人的にオススメしたい自転車を3車種ご紹介いたします。第一弾は”GIANT TCR Advanced SL 1”をご紹介させていただきましたが第2弾の本ブログでは”SCOTT ADDICT40”をご紹介いたします。

軽量で快適な乗り心地を追求して2026年モデルより生まれ変わったエンデュランスバイクの「ADDICTシリーズ」
長距離ライドやヒルクライムを快適に楽しみたいユーザーに向けて設計されており、カーボンフレームによる高い振動吸収性と安定したハンドリングが特徴です。本モデルからは上位モデルのADDICT RCとフレーム設計が似たことで注目しているお客様も多いのではないでしょうか。快適性だけでなく軽さや反応性も両立しているとのこと。発表当時から試乗できる機会を狙っていましたが、ようやく願いが叶いました。

ADDICTシリーズのラインナップにある40万円~50万円の価格帯はデフォルトで乗った時の良し悪しだけでなく、ホイールやコンポーネントなどパーツアッセンブルを変更した際の乗り味についても意識していかないといけません。サイクリングだけで終わるならいいですが、イベントやレースといった瞬間的なパワーや巡行のしやすさを考慮するのであればなおさら考える必要が出てくるわけです。

そこで用意いただいていた試乗ホイールを取り付けた状態でも試乗をしましたので商品紹介後に簡単なインプレッションさせていただきます。(無茶な要望にもかかわらず快くご対応いただいたメーカー様には心より感謝申し上げます。)

前世代ADDICTと比べて約50%ほどの快適性の向上

従来と比べてヘッドチューブはややシェイプに、シートチューブ~シートポストにかけてフレーム設計を変更することで快適性がアップ。エンデュランスバイクとしての立ち位置を維持しつつも、空力性能や軽さといった走行性能も考慮されたフレーム設計はミドルレンジの中でも数少ないため今後期待の持てるモデルとなっています。

シートポストは入荷時から長く設定されているためカット必須でサイズ選びは気をつける必要があります。

リアトライアングルはコンパクトに

反応性や空力、快適性といった要素を重要視されたリアトライアングル。最大タイヤ幅は700×38Cまで適応できる器の大きさを持っています。
完成車に標準で搭載されているのが700×34Cでタイヤ幅は太めなためキビキビした走りを求めるなら700×28Cや30Cあたりに交換するのもアリですね。

細かなアップデート

2ピース構造となっており振動吸収性の向上を見込んだシートポスト構造を採用。1ピースにすることで軽量化も可能な代物となっています。
BB下にはストレージBOXを配置し万が一の備えを蓄えることが可能に。重心が下の方に行くので安定感は増しそうですね。トップチューブ裏にバッグを取付できるのもエンデュランスモデルを考慮された仕様と言えます。

販売価格

■SCOTT ADDICT 40

サイズ展開:XXS/47 – XS/49 – S/52 – M/54 – L/56 (適応身長目安:155cm~185cm)
カラー:CHAMPION BLACK

販売価格:¥550,000(税込)

商品紹介はここまでにして簡単なインプレッションを。

まず乗って感じるのは、軽さとしなやかさのバランス。踏み出しはスッと軽く、それでいて過剰に硬すぎないため、脚への負担が少ない印象。長時間乗っても疲れにくく、いつものライド距離よりももうちょっと先を行ってみようかなと思ってしまう。

上位モデルの”ADDICT RC”がレースを前提とした高剛性・高反応なフレーム設計なのに対し、”ADDICT 40”を含む”ADDICTシリーズ”は、快適性と持続性を重視したエンデュランス設計が特徴。ヘッド周りはRCほど寝かせすぎず、スタックを高めに設定することで、前傾姿勢がきつくなりすぎず、首や腰への負担を軽減。長時間乗ってもフォームが崩れにくいジオメトリーとなっています。

また、BB周りの剛性は必要十分に抑えつつ、リア三角には適度なしなりを持たせることで、路面からの突き上げをいなす乗り味を実現。RCのような「踏めば即加速」という鋭さよりも、ペースを一定に保ちやすく、脚を残しながら走れる特性が印象的だ。ロングライド、ツーリング、イベントライドなど、距離と時間を楽しむライダーに向けたフレーム設計となります。

特に印象的だったのが、ホイール交換後の走りの変化。踏み込んだ瞬間の反応が明らかに良く、加速がワンテンポ早くなる感覚がある脚の力が逃げず、ダイレクトに推進力へ変わっていく印象だ。交換したホイールは”Syncros Capital 1.0s 40 Wheelset”

フレーム自体が比較的軽量で癖がない分、ホイールの違いが素直に表れ、巡航からの再加速やコーナーの立ち上がりでは特に気持ちよさを感じる。将来的にホイールをアップグレードすることで、ADDICT 40のポテンシャルをさらに引き出せる点も、このバイクの大きな魅力と言えるでしょう。

最後にデフォルトとホイール交換後の全体写真を!

〈デフォルト〉

〈ホイール交換後〉

ホイール買えるとガラッと見た目変わってモチベーションも上がりますね!ぜひご検討くださいませ。第三弾は年明けになるかもしれませんがイタリアンブランドのアレです。いつあげれるかは分かりませんので、それまで当店のブログを1日1回要チェックしてください!

 

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