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2017/01/20 20:57
-ブルベ関連記事-
⑤【難易度・傾向・対策】←イマココ
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ブルベライダーの佐藤篤です。
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おかげさまで最終回
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今回は東京都近辺の主催クラブごとに
およその傾向と対策をまとめていきます。
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もたもた更新してたら今年のブルべ始まっちゃったよ!
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【ブルべイベント名の読み方】
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ブルべのコースは以下のような表記で統一されています。
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BRM○○○○ + 主催者クラブ名 + 距離 + コース名
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例えば
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BRM1231 東大和300 いってこい大洗
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というイベントがあった場合
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12月31日に開催するR東大和主催の距離300㎞ブルべで
コース名は「いってこい大洗」
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という事になります。
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【どのブルべに参加するか?】
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※詳細を書くとキリが無いのでざっくりとしたまとめになります
※興味があればそれぞれのコースマップを確認しましょう
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ブルべは全国各地どの主催クラブのコースに参加してもOKです。
もっと言ってしまえば
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海外のブルべに参加してもOKです。
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200、300、400、600kmをそれぞれ走破すると
スーパーランドナーの称号が得られますが
200kmの代わりに300km……などのように
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より長い距離で代用することも可能です。
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※ある一部の称号を得るためには
※代用できないものもありますのでご注意を
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さて、東京都在住の方であれば
参加を検討するクラブは以下の5つになるでしょう。
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等々力スタート – 横須賀・伊東・清水方面コースが多い
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サッタ峠や足柄峠、道志みちなど
有名な峠を含むルートが多く、国道1号線や
135号線(江の島)など大きな道を通ります。
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ある程度ルートが被る事も多く
何度か参加していると道を覚えられる可能性も。
コースによっては東大和付近を通過します。
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1,000kmブルべとフレッシュの開催があります。
フレッシュは5/7の予定。
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町田スタート – 北は宇都宮、西は小田原方面へ向かうコースが多い。
他にも東西南北に様々なコース展開があります。
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R東京とルートが被る部分もありますが、
富士山を一周するなど
独自のルートがあります。
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二子玉川スタート – 神奈川を一周するコース
船橋スタート – 房総半島縦断するコース
が基本となります。
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現在発表されている開催数は少ないです。
元旦ブルべが主催されており、
スタート時刻も他に比べるとゆっくりしています。
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千葉県は外周部が比較的平坦なのですが、
一方で中央寄りがアップダウンの多い渓谷区間となっています。
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東京駅周辺のミッドタウンスタートが多い。
フラット基調のブルべや獲得標高3000m超の
コースを組み込んだりメリハリのあるコース設定。
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大洗へ向かうルートもあるので
ガルパンおじさまがこぞって参加します。
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「うむ。」
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4/9にフレッシュ開催があります。
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飯能や狭山周辺をスタートし、
埼玉県内をメインに走るコースが多い。
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秩父方面は坂が多く、太平洋方面は平坦が多くなる傾向。
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アタック日本海(600km)では東京近辺では唯一の
日本海まで行って帰ってくるルート!
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同じ東京都でもお住いの地域によってもう少し
選択肢は増えますが
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前泊などを伴わないとなると
この辺りが鉄板でしょうか。
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いずれのブルべも
約1カ月前に募集開始となり、
人気のあるコースは即日満員になることも……
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「楽」というと語弊がありますが、人気のあるコースは
参加するのが一番の難所でもあります。
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【どんなコースがキツい?】
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※個人的感想です
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距離はさておき、ブルべで
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「このコースキツそうだわ~」
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と感じるポイント4点
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①ふたこぶラクダ
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※イメージ図
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大きな登りが2か所以上あると
全体のタイムスケジュールが狂いやすくなります。
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基本的に登りは10km/h、下りは30km/h
位の気持ちでゆったり行きましょう。
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ヒルクライム特化の車体が当然オススメですが
大容量のサドルバッグ搭載が最近のトレンドですので
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相応の荷重に対応できるだけの強度・剛性は
必要となります。
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②海沿いのコース
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※イメージ図
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特にAJ東京で頻繁に通る小田原~伊東区間は
アップダウンを繰り返すコースになります。
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ここに限らず、海沿いはアップダウンの連続した
道である事が多いです。
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大きな登りがドンと一つあるよりも体力と脚を削られます。
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また海沿いは風に悩まされることが多いです。
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下り坂を利用して登ろうと力まずに
一定のペースで消化していくイメージで進みましょう。
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③1区間の距離が長いコース
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※イメージ図
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先の見えない上り坂もそうですが、個人的に一番辛いのは
ただひたすら一本道の長い区間です。
(特にA地点-B地点間が15kmを超えるもの)
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本来であればアベレージを稼ぐ
ボーナス区間なのですが
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基本単独走行のブルベでは
頑張っても巡航速度があまり早くなりません。
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TTバイクのような空力特化の車体理想ですが
DHバーは使用禁止の為
_ブルべで巡航速度を上げるには
純粋に脚力が必要となります。
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後はあえてホイールや車体重量を重くするという手も……
いずれにしても脚にツラい状況です。
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交差点などで信号待ちする事も少ないため
調子に乗って飛ばしすぎるとお尻を
痛めることにもなります。
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具体例を挙げると小田原周辺から始まる
国道1号線~国道134号線がそうなのですが
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何が一番問題かというと
「飽きる」
んですよね。
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ツラいわけではない
道を間違える心配も無い
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頑張っても変化が無いのが
一番精神的にくるんだなぁとしみじみします。
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ローラー台トレーニングが一番
成果として現れる区間かも知れません。。。
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ただ、そうして油断していると
一本道が終わって最初の分岐点を見落としたり
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ボーッとしてしまい落車や事故などに
巻き込まれたりとトラブルの元にもなります。
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④ゴルフ場のそば
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「?」
と思われる方もいらっしゃるかと思いますが
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実はゴルフ場の周辺道路は激坂である事が多いです。
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ゴルフ場は通常車で行く施設ですので
我々自転車乗りの事は考えて道を作っていないのは当然ですね。
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10%越えの坂は平気で出してきますので
ご注意を。
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さて、なんだかんだ長くなってしまった
ブルベ記事ですが、今回で一旦終了となります。
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役に立つような立たないような……
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でもあまり他の人が語らない部分も含めて
まとめてみました。
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ブルベは特定のスキルを持った人しか参加出来ないイベントではありません。
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ふと100kmくらいが走れるようになって
「いけるかも……」
と感じたら是非チャレンジしてみて下さい。
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ただし、くれぐれも無理や無茶だけはしないように。
大事な愛車、そしてあなた自身が無事にゴールする事を
最優先に。
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日本中のありとあらゆる道の上で
非日常なエクストリーム体験ができますよ。
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ブルべのご相談は是非スタッフまで!
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「今年はSR獲得目指して頑張るぞい」
佐藤篤