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『105 Di2 徹底解説』最新電動コンポは果たして買いなのか!?
by: 大元英俊

SHIMANO 105 Di2 徹底解説 評判 インプレ

全世界に衝撃走るビッグニュース

『105、Di2化』

10速仕様の5700シリーズの時代から、いつか出るぞ出るぞと言われ続けてこれまで出る事はなかった幻の電動変速105 Di2という存在。

サイクリスト達が思いを馳せ続けた幻影が遂に現実のものとなり、未だに夢なのではないかと思います。

まさに感慨一入

しかしこのコンポ、本当に買いなのか!?その疑念を払拭する為に掘り下げてみたいと思います。

上位モデルと異なるポイント

STI

電動化にともない12速化を果たした『105 R7170』

電動12速化の先達と言えば『DURA-ACE R9270』と『ULTEGRA R8170』です。

SHIMANO Di2 コンポーネント簡易一覧

まず抑えておきたいのは上位モデルに出来て105には出来ない技術的ポイントです。

・フードスイッチ無し

レバーの頭にある『フードスイッチ』が105では採用されておりません。

GPSサイクルコンピュータの遠隔操作やシフトを割り当てたり使うと便利ですが活用してない人も多い機能ではあります。

・スプリンタースイッチ非対応

下ハンドルやハンドルトップにボタンを増設するスプリンタースイッチポートはありません。

シリアスレーサーに大好評の機能ですが逆に言えばサイクリングユーザーには必要性は高くない機能であると言えます。

・有線接続でセッティング不可

レバーからバッテリーまでを有線で繋ぐセッティングは出来ず、ワイヤレスのみ可能。

でもわざわざ有線で組む方が稀有ですので気にする必要はないと思いますね。

・サーボウェーブ非採用

ブレーキパッドの当たり始めがスピーディーになるサーボウェーブテクノロジーは使っていません。

瞬間的なブレーキングタッチを求めるようなシビアな走り方をしないのであれば気になりません。

・スプロケットは最小34T・最大36T

使用できるスプロケットはワイドレシオのみでロー側28T・30Tを選択することは出来ません。

12速化のメリットであるギア選択の拡張をしっかりロー側で享受でき、サイクリストのレベルを問わないギア選択が可能になります。

・ハイパーグライド+ではありません

荒れた路面でも素早く正確に変速することが出来るスプロケットとチェーン側がテクノロジーに非対応。

105は従来同様のハイパーグライドですが、このテクノロジーをとても重視してる方はスプロケットとチェーンを『ULTEGRA』か『DURA-ACE』にグレードアップすればOKですね。

・リムブレーキ仕様は無しだが・・・

『DURA-ACE』『ULTEGRA』にラインナップされているリムブレーキ仕様のDi2は『105』にはありません。

ですが、実は上位モデルのレバーと互換性がある為、例えばSTIレバーに『ULTEGRA ST-R8150』を使い、それ以外は『105』のFD/RD/FCで組み合わせれば予算を抑えてリムブレーキのDi2化が可能になります。

ST-R8150の場合はフードスイッチもある為、利便性も高くなるのでメリットありですね。

技術的なポイントは以上です。

上位モデルとの価格と重量差は?

ULTEGRA_R8100_Onpare_wide

比較対象となるのは『ULTEGRA R8100』

前述したテクノロジーでどうしてもこれは欲しい。

価格差次第ではやはりアルテグラにしたい。

そう考えられる方も当然いらっしゃいますよね。

そこで価格と重量を比較してみましょう。

・アルテグラDi2と105Di2の価格差

ULTEGRA R8170:約¥279,000-

105 R7170   :約¥213,000-

価格差
約66,000円
(2022年6月30日発表時での価格)

カーボンハンドルや中級ホイールを買えるほどの価格差があり、お財布と相談したくなりますね。

・アルテグラDi2と105Di2の重量差

ULTEGRA R8170:約2,800g

105 R7170   :約2,900g

重量差
約100g
(パーツの仕様により異なります)

思いのほか重量差はないと言えます。

スプロケットがワイドレシオのみなのもあり、トータル重量で少し重くなるのは仕方なしですね。

前述の異なるポイントを熟考しながら、価格差と重量差を吟味頂きたいです。

105ホイールがカーボンリム化

105ホイール

Di2化の衝撃に完全に持ってかれましたが実は同時発表しているホイールも凄いんです。

なんとアルテグラに続いて105もカーボンリム化!

カーボンホイールの時代が完全に来ていますね。

モデルはリムハイト違いで2種類登場しています。

・WH-RS710-C32-TL

32mmハイト/重量1502gの万能クライミングホイール。

WH-RS710-C32-TL-F-shic6-primary_1_750_750 WH-RS710-C32-TL-R-shic6-primary_1_750_750

一昔前のリムブレーキデュラエースホイール『C35』とわずか8gしか差がなく、ディスクブレーキホイールの
重量的なデメリットを完全に払拭しているモデルです。

・WH-RS710-C46-TL

46mmハイト/重量1610gのオールラウンダーホイール。

WH-RS710-C46-TL-F-shic6-primary_1_750_750 WH-RS710-C46-TL-R-shic6-primary_1_750_750

セミディープのリムハイトで平坦の順行性、パワー伝達に関わる剛性、クライミング時に求められる重量をバランス良く備えています。

どちらも内幅は21mmでチューブレスに対応しており、『DURA-ACE』『ULTEGRA』ホイールと同じ空力性能に優れる『D2』テクノロジーリムを採用。

ヨー角、斜めから吹いてくる風も効率的に流して生じる抵抗を最小限に抑える形状を採用しています。

税込価格は123,970円とカーボンホイールとは思えないコストパフォーマンスを実現。

11速/12速、どちらでも使うことが出来ますので、既存の11速コンポーネントユーザーにもオススメ!

シマノカーボンホイール一覧

SHIMANO ホイール

スタッフ目線での総評

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スタッフ個人の見解としては・・・

買いです!

フードスイッチがないのはマイナスポイントですが電動変速機は疲労感に大きく影響しますので、ロングライドを楽しむ人にこそDi2はオススメです。

私は『ULTEGRA R8150 Di2』を使用していますが、ライドの質が大きく変わり変速ストレスが軽減し、より走りに出るモチベーションに繋がっています。

変速スイッチ押しっぱなしでの連続変速機能やシンクロナイズドシフトなど電動ならではの良さは12速という多段化を活かすのに必要な要素です。

リムブレーキユーザーとしてはディスクブレーキのみは寂しい所はありますが、時代の流れは致し方ありません。

コンポの変化はライドの質の変化。

今までと違うライドエクスペリエンスを『105 Di2』で体験してはいかがでしょうか。

デリバリー開始は8月下旬頃を予定です。

初回分はまさに早い者勝ちになると思いますので、ご希望の方は今すぐオンラインからご予約ください。

店舗受け取りで注文頂ければ、そのまま載せ替え作業もお受けできます。

作業についてはコンポーネント入荷後にご相談となりますので、ぜひご検討ください。

待望の105 Di2で電動化しちゃいましょう!

⇩オンライン予約注文はこちらから⇩

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