日本最大級のスポーツサイクル専門店!サイクルライフサポート!
2023/12/17 21:46
お客様のこだわりの一台をご紹介するコーナー『お客様の一台』
今回は大変珍しいチタンフレームのオールロードバイクをご紹介。
お客様が『終のバイク』として選んだこの一台、自転車フリークの魂に刺さるクセ強っぷりに仕上がりました!
フレームセット価格
¥415,800-
ワンバイエスは日本人の為のサイクルアイテムをプロデュースする東京サンエスが手掛けるブランドです。
このブランド、とにかくモノ作りへのこだわりが凄い!
設計・デザインを自ら行い、海外工場と直接やり取りしてアイディアの詰まった独創的なアイテムを生み出しています。
ゆえにもちろんこのチタンフレームも只者ではありません。
チタンは強い・軽い・錆びないの三拍子を揃えた卓越した素材ゆえの加工の難しさがある中で、快適さを高める為にチェーンステーに複雑な成型加工を施しているのです。
リア三角の過剰な剛性による乗り味の低下を防ぎ、路面からの突き上げを軽減してチタンフレームならでは乗り味をより高い次元へと引き上げています。
制作する工場に最初は『そんな加工は無理だ』と一蹴されながらも、最終的には実現に漕ぎつけた東京サンエスと工場の努力に乾杯です。
この車体で最も見てもらいたいのはズバリハンドル周り!
27°フレアした『ワンバイエス ジェイカーボンマホラスエヒロ』をチョイスし、荒れた路面を物ともしない操作性と快適性を備えました。
実は当初、カーボンロードバイクからの載せ替えだった為、基本はロードバイクとして組み上げる予定でした。
ですがとあるイベントがお客様の考えを大きく変えました、今月の2日3日に秋ヶ瀬公園で行われた『バイクロア』です。
今年で13回目の開催となったバイクロア、このイベントにはオフロード文化の良さが凝縮された面白さがあります。
バイクロアの何よりも良い所は走る人も見る人もみんな満足して帰ってくる点ではないでしょうか。
全てのスポーツサイクルイベントの中で最も『自転車で遊ぶ』を体現しているイベント、ゆえに観戦に行くと来年は走ってみたいと思ってしまうのです。
そう、お客様も思ってしまったのです、来年はバイクロアを走りたいと!
コンポーネントは電動油圧の『SHIMANO ULTEGRA R8070』
『電動』と『油圧』の特性をフルに活かし油圧サブレバー『SHIMANO GRX BL-RX812』とサテライトシフターをダブルアッセンブル!
これによりハンドルトップを握ったままブレーキングとシフティングが可能で、更にベルまで鳴らせる配置となっています。
ジェイカーボンマホラスエヒロは油圧サブレバーを付けられるようにステムクランプ箇所を幅広~く設けており、カーボンハンドルとしてはかなり珍しい作り。
ブラケット・ドロップ・トップ、ハンドルのどこを握っても快適で、これもまたワンバイエスを企画プロデュースする東京サンエスのこだわりを感じさせますね。
マホラというハンドル名の由来は『まほろば』の事。
まほろばとは日本の古語で『素晴らしい場所』を指し、オンロードもオフロードもどちらも走れて自分だけの楽しみ方を見出せるオールロードのハンドルにこれほどステキな名前は無いでしょう。
ちなみにカーボンステムも『ワンバイエス カーボンスージーステム』となっており、この車体のパーツコーディネートとしてはパーフェクトです。
チタンフレームに大きくロゴをあしらったレーシーなカーボンホイールの組み合わせ、最初はどんなものかと思っていましたが『SCOPE R4』の想像を超えるマッチ具合に驚きました。
もしフレームに合わせて無地に近いホイールにしていたら、一体感はあれど面白みに欠けていたかもしれません。
インスタグラムなどで見かける海外のグラベルライダー達、彼らのバイクセンスに近いテイストを感じます。
取り付けタイヤは色濃いブラウンが特徴的な『GOODYEAR CONNECTOR TAN COLOR』をチョイス。
グラベルライドを想定しながら、舗装路でも軽快に走る事が出来るオールテレーンタイプのタイヤです。
遊べる場所の自由度が高いオールロードにはまさに最適、好きに走って楽しむ遊び方を後押ししてくれますね。
タイヤの色合いに驚くほどマッチしてくれたのが『RITCHEY CLASSIC SADDLE V2』のブラウンです。
年季の入った革のような風合いのブラウンが特徴的で、名前の通りクラシックな雰囲気を放つ金属系フレームにはなお似合います。
濃いブラウンで囲う事でチタンフレームの輝きにより深みを感じる事が出来ますね。
このサドルを支えているカーボンシートポストは『ワンバイエス カーボンマガタマシートポスト』
細くエアロシェイプされ、奇抜ささえ感じるデザインですが実は隠れたロングセラーアイテムです。
規格としてはオーソドックスな27.2mmの丸ポストなのですが、今回のようにシェイプされた部分のみが出るぐらいの出代がこのシートポストの見た目的なベストセッティング!
出代が少ないホリゾンタルに近いフレームほど、このカッコ良さが際立つと思います。
来年の今頃はこのバイクでバイクロア14をきっと走り切っている頃ではないでしょうか。
目標が決まっていると走る事がより楽しくなりますから、2024年はきっとより良いサイクリング生活が待っているはずです。
オールロードの『one by ESU JFF Ti V2』でロードバイクとはまた違うスポーツサイクリングの魅力をぜひお楽しみください。