【ALTALISTインプレッション第５弾】メガネサイクリストがKAKU SP5を使ってみた！
by: 大元英俊

今最も勢いのあるアイウェアブランド『ALTALIST』から今年も最新作が登場！

しかも今作は世界的な光学機器製造メーカーとタッグを組み、よりハイレベルなアイウェアを生み出してきましたと言うじゃないですか。

そんなの聞いたら試さずにはいられません。

今回もアルタリスト最新モデルを最速で使ってみました！

ALTALIST
KAKU SP5 ZEISS Lens

￥18,920-

カメラや眼鏡のレンズを手掛けるドイツの光学機器製造メーカー『カール・ツァイス』が、なんと『KAKU SP5』のレンズを作成！

コスパに優れるアルタリストに、超高品質なカール・ツァイスのレンズが加わる、これはとんでもないタッグです。

カール・ツァイスレンズを採用した分の価格設定がある事は否めませんが、それでも税込２万円アンダーと同クラスのレンズを採用している競合アイウェアに水をあける注目アイテムとなります。

▲ レンズには ZEISS のロゴが刻まれる▲

でも正直な話、『レンズでそんな変わるの？今までのアイウェアも良く見えてるけど』という気持ちも無くはない。

私も今までのモデルも気に入っており、特に球面レンズを採用した『KISOU ATR』などは傑作だと思っております。

今まで歴代アルタリストを色々使ってきましたが『そんなに変わるものか？』と疑問符はあります。

では実際に使ってみた感想は・・・

見える物がより鮮明でした

これはこの写真では到底伝えられません、レンズで確かに違います！

レンズとリアルの境界がより近づき、景色と目の間にレンズの存在を感じさせない自然な見やすさ。

ZEISSレンズにはカール・ツァイスが誇る様々な技術が用いられていますが、鮮明に見せる事に役立っているのが『AR反射抑制技術』と『スペクトルフィルタリング技術』の２つが挙げられます。

『AR反射抑制技術』は専用のコーティングにより反射を軽減し、レンズ内部で生じる光が花火のように見えるグレアを排除する事で眩しさを軽減。

『スペクトルフィルタリング技術』は構造・材料配合・フィルム層を最適化する事で周囲の環境に合わせて色の波長をフィルタリングし、路面状態やシーンに合わせて見やすい色を届けてくれます。

私が感じた鮮明さはまさにこの技術の賜物、こういった技術の良し悪しが目が感じる疲労感を抑えることにも繋がってくる事でしょう。

またレンズの表面には高濃度のフッ素を使用し水滴の挙動を変化させる『Ri-PeX』コーティングが施されているとの事で、付着した水滴が流れ落ちていくため、雨天走行時でもクリアな視界を確保してくれます。

試しに水道の流水にさらしてみた所、はじけるように水を受け流しのこった水滴は皆無。

レンズに付着したホコリや汚れを洗い流す時も手間いらずですね。

顔に合わせる調整機構は従来のアルタリストにも採用されてきた『可変式』を採用。

ノーズ、テンプル共に曲げて調整が出来る機構なので、万人が顔にフィットさせることが可能です。

鼻に乗る感じや頭を抑えるホールド感を好みに合わせられるのが利点ですね。

また私のようにインナーフレームを使用している方は、まつげとレンズの距離感も手前に曲げて調整が出来ますよ。

しっかりと調整してあげればズレにくくなるので、よりライドに集中しやすいですね。

フレームはロー側のないハーフリム、ワイドなレンズとの組み合わせにより視野をとても広く感じます。

ワイドレンズは上下に大きいので、前傾姿勢で前を見てもアッパーフレームの存在は気になりませんね。

妙なクセもなく目立った欠点は無し、アイウェアとしてはシンプルにまとまっているので人を選ばないと思います。

重量も２８ｇしかないので、掛けていて存在が気にならない軽さですね。

なお『KAKU SP5』の店頭販売はまだ先となっておりますが、ワイズロードオンラインで販売がスタートしております。

カラー展開は全５色、お気になった方はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

ZEISS Lens採用モデル、オススメです！