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【コラム】パワーメーター『シングル』『デュアル』どっち買う? ライドが変わる革命的アイテムを簡単解説!
by: 大元英俊

パワーメーター 片側計測 両側計測

こんにちは、スタッフおおもとです。

タイガーさん

今日はロードバイク乗りが気にはなっているけどなんか高いし実よく得体の知れない機材だなと思っている『パワーメーター』について簡単に解説したいと思います。

パワーメーターの解説については結構沢山あるのですが『もっとかみ砕いてくれないと理解できないよ!』という方も多いはず、実際私がそうでした。

1年ほどペダル型パワーメーターを使用し、私なりにこの存在をかみ砕けたので『パワーメーターがあるとロードバイクライフをどう変えてくれるのか』という視点でなるべく分かりやすく『シングル/片側計測』『デュアル/両側計測』の違いを説明していきたいと思います。

使用しているパワーメーター

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現在片側計測とも呼ばれるシングルセンサータイプ『GARMN RALLY RS100』を使用しています。

私は身長162cmしかない為、クランク長160mmを使用したいのですが、クランク側パワーメーターの大半には設定がない長さです。

そこで白羽の矢が立ったのが機材的な制約を受けないペダル型パワーメーターでした。

後々デュアルセンサーにアップグレード出来る事、SPD対応にコンバート出来る事、そしてSPD-SLクリートが使用出来る事も決め手です。

なので今回の話は『GARMIN RALLY』を念頭に置いた内容となっています。

シングルセンサー/片側計測

パワーメーター 片側計測 両側計測

パワーが計測出来るようになるシングルセンサーは『THE・パワーメーター』と呼ぶべき基本的な物となります。

パワーを計測して『実力の数値化』『ライドのコントロール』『トレーニング強度』『回復日数の具体化』などが出来ます。

これだけ出来るだけでもロードバイクの乗り方やトレーニングの仕方は大きく変化します。

『実力の数値化』

1時間疲労しないで出せる数値『FTP』を体重で割る事で、体重1kg辺りで出せているパワーを『パワーウェイトレシオ』と呼び、体重の何倍出せるかがサイクリストの実力の指標です。

『ライドのコントロール』

パワーを見ながら走る事で頑張るべきか、頑張らないべきかを判断でき、例えばロングライドでは疲れないペース配分、タイムを狙うヒルクライムでは一定のパワーを下回らないようにコントロールしやすくなります。

『トレーニング強度』

ライドが高強度だったのか低強度だったのか知る事が出来、無酸素運動能力を高めたい時は高強度、有酸素運動能力を高めたい時は低強度など向上させたい能力に合わせてトレーニングに目的をつけやすくなります。

『回復日数の具体化』 

全快するまでにかかる日数を具体化し、次いつ高強度でするのか、合間に低強度を織り交ぜるのかライドスケジュールを組みやすくなり、疲労がたまったままライドに出る事を回避できます。

短時間でも効率的にトレーニング出来る

パワーメーターを使うことで漫然と乗らないで済むようになり、決まったトレーニングを習慣化して行いやすくメリハリのあるライドが出来るようになります。

以下は一例として私が今減量で行っている内容になりますが、スケジュール化する事でモチベーションを持続しやすくなりました。

月

パワーメーターを使用し始めて分かったことは、高強度ライド日は必ずしも長距離を走る必要が無いという事です。

パワーを意識して走る事で3時間程度のライドでも十分な効果があり、時間効率良くトレーニングが出来るようになります。

生活上、様々な事情で乗る時間を長く取れない、週に1回か2回しか乗れないという方ほど、パワーメーターは効果的なアイテムだと実感しています。

デュアルセンサー/両側計測

パワーメーター 片側計測 両側計測

更に高機能になるのがデュアルセンサータイプのパワーメーターです。

両側計測とも呼ばれ、左と右、左右それぞれ計測しデータを統合する事で更に多角的なデータを得る事が出来ます。

シングルセンサーで出来ることにプラスして『サイクリングダイナミクス』が使用できるのが大きな違いです。

『パワーバランス』

右と左、それぞれの出力を測る事で偏ったパワーの入力を可視化して不均等な動作の修正に役立ちます。

『パワーフェーズ』

ペダリングを横から見た時にパワーがどの位置で入力が始まり、消滅しているのかを左右それぞれ可視化でき、ペダリング動作の改善に役立ちます。

『プラットフォームセンターオフセット』

左右それぞれペダルの面に対してのトルクの分布が分かり、センターに近く踏めているのか、離れているのかが分かりクリート位置の設定に役立ちます。

『ペダルスムーズネス』

1回転の平均出力と最大出力の差を測定し、ペダリング動作のムラが分かり動作の改善に役立ちます。

ペダリングスキルの上達に役立つ

デュアルセンサーで出来るサイクリングダイナミクスはペダリング動作を多角的に分析することで、ライダーの欠点を炙り出し修正に役立てる事が出来ます。

成長の壁にぶつかり実力アップが頭打ちとなっている中級から上級ライダーにオススメの機能と言えますね。

『シングル』『デュアル』は必要な人が違う

パワーメーター 片側計測 両側計測

『シングル』と『デュアル』について解説してきましたが、どっちが必要かはサイクリストの現状によって異なってきます。

『何を指標にしてトレーニングをすればいいのか』で悩んでいる方は『シングル』でも十分であり、『トレーニングは確率してるけど最近成長を感じられない』と悩んでいる方は『デュアル』が良いと考えています。

ただどちらも共通しているのは現状を打破する事に役立てられるという事。

自分を成長させてロードバイクで更に上の走りを実現したいという思いが少しでもあるのであれば、変化を与える起爆剤としてこれ以上のアイテムは無いと思います。

新型EDGEはパワメがあると凄い

4月20日に発売予定の『GARMIN EDGE 540 / 840』は更に高機能になっていますが、多くの機能がパワーメーターを使う事で真価を発揮します。

トレーニングだけでなく、パワーメーターを活用した効率的なライドをサポートして今まで以上に長い距離や登りを楽に走りやすくなりますよ。

パワーメーター

ハイスペックなサイクルコンピュータを活用していく上で、パワーメーターは必要不可欠なアイテムになっていく事でしょう。

パワーメーターはGPSサイクルコンピュータが進化してきた事で、ドンドンユーザーフレンドリーな分析機能が増えて活用できる人は広がってきていますからね。

まだパワーメーターを持っていない方は『シングル/片側計測』を導入するだけでもロードバイクライフに変化を感じて頂けますので、二の足を踏んでいる方は思い切って導入してみるのはいかがでしょうか。

導入のご相談はワイズロード東大和店までお気軽に!

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