日本最大級のスポーツサイクル専門店!サイクルライフサポート!
2023/12/21 13:28
一昔前、ロードバイクはサイクルロードレース競技者の為の乗り物でした。
ですが今は違います、ロードバイクのユーザーは多様化し、ロードバイクで味わえる非日常感や純粋にスポーツとしての気持ち良さを楽しんでいる方が大多数を占めるまでになりました。
だからこそ今求められているのが『快適性の高いサドル』です。
高い運動強度でトレーニングをしたい人とサイクリングをマイペースに楽しむ人では乗車姿勢や運動レベルの違いにより、サドルに求める要素が異なるはずです。
今回は後者の『サイクリングをマイペースに楽しむ人』に向けて快適性の高いロードバイクサドルを3つ選んでご紹介したいと思います。
トピックス
・アップライトなポジションで快適に座れること
・軽さよりも十分なパッド量があること
・痛みが出やすい会陰部への圧迫が少ないこと
サイクリングをマイペースに楽しむ人にはこの3つの要素が重要となってきます。
サドル選びの難しい所は『価格が高い=快適性が高い』では必ずしもない所です。
サドルの作りから自分の乗車姿勢に合った物を見極めたいですね。
¥8,910-
ゲルの量が超たっぷり詰まったショートノーズサドル『MODEL X COMFORT+ SUPERFLOW』
圧倒的ゲルの量を物語る415gのサドル重量、これは一般的なロードバイクサドルの約1.5倍に相当する重さで、軽量なレーシングサドルとの比較ならなんと倍以上の重さとなります。
その分パッド部分の厚みは約1cmもあり、表面は柔らかいのですが奥に沈むほどギュッと詰まっているゆえの反発感で柔らかすぎない感触が良いですね。
着座位置を前後に動かしやすく、先端までゲルがしっかり詰まっているので向かい風の時に多用したい姿勢を低くしたエアロポジションで前側に座り続けやすくなっています。
先端から後端まで溝を設けたスーパーフローデザインで会陰部への圧迫が少なく、痛みが出来にくい作りですね。
1万円以内の予算でとにかく快適なサドルに変更したい方にオススメです。
¥17,100-
快適性の高さでロングライダー達に長年愛されてきたアリアンテの名、今年の春に『TEMPO ALIANTE』になり大きなモデルチェンジを迎えましたが、より快適性の高いデザインへと生まれ変わりました。
坐骨を支える座面が広く、サドルの幅は145mmと155mmの2パターンが用意されています。
真横から見た時に座面が凹型にウェーブした作りとなっており、着座時に坐骨が自然と収まる角度に設定出来れば高い快適性を得られる形状です。
坐骨を支える後方のパッドには十分な厚みを、真ん中から先端にかけてはソフトになるようパッド密度が調整されています。
見た目はシームレスですが内部のパッド密度を自在に調整する技術力はさすがフィジークです。
以前は穴空きタイプ・溝付きタイプ・フラットタイプの3バリエーションでしたが、今作から会陰部の血流を促進するエルゴノミックカットアウトのみとなり穴空きがデフォとなっています。
シェルの外側が柔軟に動くウィングフレックスでペダリング動作を阻害しにくいのもフィジークオススメのポイント!
¥19,800-
レーサーに人気の『SCRATCH M5』をベースにしてますが、全く異なるアプローチで作られている『SCRATCH NDR』
後方の左右に分割された厚みのあるパッドがそれぞれ独立して機能し、お尻の位置を引いたペダリングが求められる長い登り坂で快適さと安定感を得る事が出来ます。
この独立したパッドが坐骨からかかるライダーの体重を分散し、坐骨周りの痛みの軽減に寄与してくれるはずです。
座面はフラットで、先端を広くしたワイドノーズとなっており着座位置を路面環境や疲労具合に合わせて前後に動かしたい方には最適ですね。
上からでは分かりませんが裏面のベースには圧迫を軽減する穴が設けられており、座面の中心部分が沈み込む作りとなっています。
表面に施されたテクスチャー加工が滑り止めとして機能し、ペダリング動作の安定にも寄与してくれますよ。
以上がスタッフの選ぶ快適性の高いロードバイク向けサドル3選でした。
ですがサドルの変更はただ換えて終わりではありません!
サドルが持つ真の快適さを引き出すには取り付け位置の『前後』『高さ』『傾き』を突き詰める必要があります。
高度なフィッティングサービスを頼む事である程度導き出す事は可能ですが、これには時間と費用もかかります。
手早くお金をかけずにやれるセルフセッティングについて解説したブログ記事もありますので、サドルで痛みに悩んでいる方はぜひ参考にして頂ければと思います。
お尻の痛みが無ければロードバイクはもっと楽しい!
ぜひとも皆様も快適なサドルとポジションを見つけてサイクリングをより楽しんでください。