日本最大級のスポーツサイクル専門店!サイクルライフサポート!
2025/05/24 18:01
1年前にOLTRE XR3をご購入されたお客様からカスタムのご依頼。
いままでもちょこちょこカスタムをしてきたお客様ですが、購入から1年の節目を迎えたころにいよいよDi2への載せ替えをご依頼いただきました!
パワーメーター付きクランクの取寄せにお時間が掛かってしまい、車体購入から1年と3ヶ月が過ぎてしまいましたが、一番楽しいシーズンにギリギリ滑り込みセーフではないでしょうか?(遅くなり申し訳ありません。)
究極進化を遂げたBIANCHI大人気車種「OLTRE XR3」をご紹介します!
トピックス
11速機械式変速だったR7000系から12速Di2化し、いきなり頂点へ!最高峰グレードのコンポーネントDURA-ACE R9200を導入!
重量、空力、剛性、駆動効率など全てに妥協すること無く作り上げられたDURA-ACE R9200。速さに関わる全ての性能を一切犠牲にすること無く、ライダーの意思に応えるNo.1コンポーネントです。
Di2化の動機は「シフトチェンジの動作を小さくしたいから」「ダンシング時の変速が容易になるのではないかと考えた」そして「変速時のモーター音がニィーニィー言ってカッコいいから」
正直最後の「音がカッコいいから」は多くの男性が共感できるものではないでしょうか。私もその”音”目当てで意味もなく変速をすることがあります(笑)
ULTEGRAコンポーネントでレースに参戦するライダーも多い中、DURA-ACEを選ぶ理由を尋ねてみました。
「ULTEGRAを買って不満を感じて、『DURAだったら-』って考えるのが嫌だ。」
「だったら『もうこれ以上はないよ』ってところまで行ってしまいたい。」
納得の理由ではありますが物価高の昨今、その選択をできるのはなかなか凄い思い切りです。
Di2化には完成車オプションに付属するグロメットを使用します。
ダウンチューブのシフトケーブルの入り口は不要になるため蓋をします。
FD側はエレクトリックケーブル用の穴が設けられているため、SM-GM01を取り付ければ準備完了。
RD側はアウターケーブル受けを取り外し、穴空きグロメットを取りつけ、SM-GM02を使用すればDi2化できます。
バッテリーホルダーは一般的な27.2mm用のバッテリーホルダーを使用しました。
機械的に見れば真円こそ最も効率のよい形状ですが、人体はモーターのようには動きません。
Q-RINGSはペダリング中にピークパワーを発揮する73°~107°の位置で最も進むように設計され、逆に力が入りにくいデッドスポットで自然と力が抜ける設計となっています。
これによって筋肉を自然のモーションに近い形で動くようにすることが出来る為に”エコ運転”出来ると言うのがQ-RINGSの設計思想です。
今回取りつけの際に問題が発生。
チェーン脱落防止ピンがパワーメーターユニットに干渉してしまいます。
M2ボルトの長さを調整して交換しました。
今回のコンポ乗せ換えと同時ではありませんが、少し前にBBも鬼ベアリング化!
他社と比較にならないほどよく回ります。
1度使えば戻れなくなる超々高精度ベアリング。最近ではSRAMやROTORなどにも対応するサイズのベアリングもラインナップに加わりました。
ROTORユーザーの私も行く行くは…と考えております。
この超高精度の回転は、それを保持するカップの精度も重要となってきます。ワイズロードではWISHBONEのBBにインストールすることを推奨しています。
抵抗の少なさから世界最速のプーリーホイールシステムとして認められた、CERAMICSPEEDのビックプーリーシステム「OSPW」にエアロダイナミクスを追及し、さらなる高みを目指した「OSPW AERO」。
2022年6月の発表時、「そこまでするかッ!!?」と世間を賑わせたあのビッグプーリーがしれっとアップデートしていました。

出典:空気抵抗60%削減!新型プーリー搭載のエアロOSPWが登場!Posted on 2024年10月1日 by cog
変わったのはプーリー。新型OSPW RSに搭載された高剛性、高耐久な”アルファディスクプーリーホイール”が採用されました。
ベアリングの外側にはADR(アクティブデブリリムーバー)というテクノロジーが搭載され、プーリーの回転によって水やダストを遠心力で追い出す構造。
2種類の素材を組み合わせ作られるアルファディスクプーリーホイールは、静音性と耐摩耗性に優れた素材を使用。ディスク部分は砂や泥詰まりを考慮しアルミが採用されています。
妖艶に輝くこちらはβ Titaniumの64チタン製スルーアクスル。
一般的なアクスルより厚い2.5mmとすることで、耐久性・剛性を追及。
軽量化のためではなく、ホイールとフレームの”一体感”を高めるためのアップグレードパーツです。



とはいえ、純正のレバー付きのスルーアクスルと比べると前後で32.7gの軽量化となっています。
その他にもステムボルト、ボトルケージボルト、クランクボルトに至るまで、β Titanium製のチタンボルトに換装されています!
Q,何故チタンに?
A,カッコいいから。
チタンバイク乗りとして言わせてもらいます。
こ う い う の で 良 い ん で す 。
もちろん、錆びないことや締結が強くなること、軽量化などなどありますが、やはり一番コレが大事かと。
ちなみに今回のお客様は車やバイクにも食指を伸ばしてきた方。軸剛性やボルトの締結の重要性を熟知しているからこその選択です。
「一気にいろいろやり過ぎちゃったからよく分かんないけど、やっぱりチタンアクスル効いている気がする。」
「コーナリングでのトラクションの掛かり方が変わった気がする。気のせいかも知れないけどね。でもそういうのも含め大事だと思う。」
と、コメントを残してくれました。
あくまでも趣味の世界ですから、事実がどうであれ楽しむことが最優先だと私も思います。ぜひ生まれ変わったOLTRE XR3、乗り倒してください!
追伸─────
遂にGOKISOからスルーアクスルのチタンハブ
Titanium Alloy
Super Climber
Through Axle
Disc Hub
https://www.gokiso.jp/ja/products/hub_07.html
が発表されましたよ?
チタン。お好きでしょう?(笑)
冗談です。
昨今、続々と新しいバイクが登場していますが、トップモデルは200万円を超えるようなものばかり。なかなかおいそれと手が出せなくなってきましたが、今、気に入っているバイクを最先端コンポーネントに乗せ変えるのもまた素晴らしい選択ではないでしょうか?
バラ完、載せ変え、カスタム。いつでもお気軽にご相談ください!