日本最大級のスポーツサイクル専門店!サイクルライフサポート!
2025/06/07 13:08
ワイズロード東大和店の高橋です。
以前OLTRE XR3をカスタムしたお客様に誘われ、2年ぶりに荒川サイクリングロードを走ってきました。
今回はそのライドログと、私なりの平坦で踏み続ける・スピード維持をするための練習方法をご紹介します!
トピックス
朝7時に豊水橋の先のコンビニ「セブンイレブン狭山根岸店」にて待ち合わせ。
しばらくおしゃべりしてからスタートしました。
残念ながら走る前にはブログにするつもりがなかったので特に写真がありません。
豊水橋の横から川越狭山自転車道線に入ることができます。
非常に走りやすいのですが、道幅はあまり広くなく、歩行者や地元住民の方々も多く利用する場所ですので飛ばしすぎないようにしましょう。
また、土手を下りたり上がったりもあるので、ポケーっと走っていると行き止まりや砂利道に突っ込んでしまうこともありますのでご注意を。慣れれば超快適ですよ。
一部一般公道にも出ながらも走り続けると34kmほど走ったところで休憩を挟みます。
セブンイレブン志木上宗岡4丁目店
ここから葛西海浜公園まで36kmでしたので、ちょうど半分くらいの位置にあって非常に利用しやすいです。
これ以降はあまり良い休憩ポイントが無いため、水分の補充やカロリーの補給はここで済ませるのがオススメです。
そしていよいよ荒川サイクリングロードへ!
平日という事もあってスッカスカ!「走りやすいですねー」などと話をしながら一定のペースで走り続けます。
岩渕水門
河口まであと1kmほど。というところで葛西橋を渡り左岸へ。
路面も見える景色も全然違って面白いですね。
ただ、ここまで来るといよいよ遮るものが何もなくなるので「風のある日だったら…」と考えるだけで嫌になりますね(笑)
葛西臨海公園にてしばらく休憩。軽く補給も挟んで帰路につきます。
同じルートで帰るのもちょっともったいないので左岸を上流に向かって走ります。
船堀橋を渡って中洲へ。
首都高速中央環状線の真下を走ります。
このときタイミングよく競艇をやっていました。バイクのようなエンジンサウンドとともに爆速で水上を進むボート。「そういえばベンツだったかどこかが自転車で水上を走れるギアを作っていたが、あのプロダクトは結局どうなったのだろうか。」などと考えながら少し見入っていました。
景色を楽しみながら走り続け、「〇〇㌔で走って。」と言われたら「アイアイサー」でスピード調整。
時折「大丈夫ですか?」と聞くと「無理っ!」と返ってきます(笑)
今回お客様は初の100マイル(160km)オーバーのライド。峠と違って上りがない分下りもなく、漕がなければ進みません。ずっと漕ぎ続けるというのもまた疲れますよね。
そんなこんなで川越狭山自転車道線から荒川サイクリングロードを往復して152kmほど走行、豊水橋から家までの往復も含めるとお客様はトータル190kmほどになったのではないでしょうか。
この日使用していたサドルはSQlab 612 Ergowave R Carbon
平常時のライドからしたらかなりの低強度でドッカリとサドルに座っていたにも関わらず、一切の痛みや不快感はナシ。平坦ライドではポジションもずっと同じ位置になるのでアップダウンがあるコース以上に痛みが発生しやすいはずですが。
改めてこのサドルすごいなーと感じました。
東大和店にはテストサドルがありますのでぜひご相談ください。坐骨幅に関しては現在ERGONのデジタルスケールでご案内しています。
SQlabを使った方からはかなりご高評いただいており、クロスバイクにつける方もいたほどです。競技からゆるポタまで幅広く使える超優秀なサドルです。
さて、アップダウンが多い島国、日本。ヒルクライムが盛んなこの国では激坂の攻略法なんかは多々出てくるものの、平坦に関する記事は少ない気がします。
上り坂では200wもの出力を1時間維持していられる人も、平坦だと長時間一定パワーを出力することが難しい。気を抜くとすぐパワーが落ちてしまう。といったこと、ありませんでしょうか?
そういった方にオススメしたい練習方法は
下り坂で踏む練習をすること
です。
上り坂では出力できるのに、下り坂ではそれが叶わない。
その原因はギア選定にあります。
上り坂では勝手に負荷が掛かるため、なんとなくでも踏むことができますが、下り坂となるとうなぎのつかみ取りの如く踏もうとしてもペダルが逃げてしまいます。
かといって「あぁ!クソ!」と思ってギアを上げすぎると今度は回転数が足りずに低ケイデンスになってしまう。
下り坂では勾配変化だけでなく空気抵抗によって負荷が大きく変動してくるため、よりシビアなギア選定が必要になります。
個人的には速く走ろうと思うと下り坂ほど高ケイデンスが必要になるのではないかと。
そして下り坂で踏むことができるようになれば平坦なんかはお茶の子さいさい。
スピードに応じたギア選定と出力の維持ができるようになると思います。
山伏峠の麓までの道のりはプロや自転車メディアの方も使う道で、交通量も少なく緩やかな勾配となっていて非常に走りやすい道です。
青梅秩父線を飯能方面へ走る場合は緩やかな下り坂となりますが、この場所で一定出力できるようになるとだいぶ上達します。
もちろん走り方には個人差がありますので、必ず万人にこれが役立つ!というものではありませんが、この方法で私は苦手だった平坦を克服しました。
余談ですが最近はIRCのFORMULA PRO TLR S-LIGHTを使っていますが、軽くていいですね。転がり抵抗も軽くグリップも良好でありながら、RBCC以上の加速性能。第6世代のFORMULA PRO、結構お気に入りです。
ただ、転がり抵抗に関してはピュアチューブレスのRBCCのほうが軍配が上がる印象。第5世代はS-LIGHT一択でしたが、第6世代は速度域によってS-LIGHTがおすすめの人とRBCCがおすすめの人が分かれますね。
もちろんどんなシチュエーションでもずーーっと同じ出力を維持するという点ではZWIFTなどのインドアサイクリングなども効果的です。
勾配変化に応じて負荷が変わる「レジスタンス」を切って、一定の負荷に固定しつつ一定強度で走行。
身体にインドアサイクリング時の感覚を染み込ませて、上りだろうが下りだろうが平坦だろうが全く同じ漕ぎ方をすればメッチャ速くなります。
ZWIFTでトレーニングしたあとに実走で効果を実感するときは心の中で
「Z POWEeeeeeeR!!!!」
と叫んでいます(笑)
さて、写真の用意不足で文字ばかりの記事になりましたが参考になりましたでしょうか?
機材に関するお悩みも、走りに関するお悩みもワイズロードにお任せください!
それでは!