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ワイズロードフジグラン広島店 Y'sRoad hiroshima
2019/05/25 12:10
中野店時代には、ポタリングだなんだと散々乗り回していたVEKTRON。
この広島の地でまた乗ることになろうとは。
〇TERN VEKTRON S10 ¥298,000-+TAX
TERNのフォールディングラインのフラッグシップモデル。
軽量スポーツモデルだけでなく、E-BIKEも用意しているのは
やはり時代でしょう。
畳む・畳まないは置いといて。
250Wものパワーを生み出す「ボッシュ」のアシストユニットと
満タンで100km走れる大容量バッテリー。
アシストレベルは全部で5段階、効きは全体的にマイルド傾向。
1漕ぎ目からいきなりギュン!ではなく、2~3漕ぎ目くらいからグッと
力感が増すような味付けなので、低速域で予想以上に加速してしまって
慌てるようなことはありません。
重たいモーターとバッテリーが低い位置にあるので、走行感覚も安定型。
20インチの小径車にも関わらず手信号(片手放し)を出すのが怖くない。
20kg近く車量があるので、持って歩くにはかなりの苦労を強いられますが
走行中にはこの重さが良い方に出て、バイク任せに快適に走れます。
標準装備タイヤのビッグアップル(20×2.15)がまた優秀。
太さが良いのか転がりが軽く、脚を止めてもスルスルと進んでくれます。
それもあってか25km/hでアシストが切れるまでの加速はアッという間。
ギアチェンジをしているヒマもなし。
アシストがオフになると、さすがに加速の頭打ちを感じますが
そこから上手くギアを選んであげれば再加速も可能。
30km/hまでは普通に使えますし、試しに本気で踏み込んでみたら
最高速はなんと40km/hに到達。
アシストを越えた速度域でも、きちんとスポーツバイクしています。
とは言え、ロードバイクの様にスピードを出して走るというよりは
25km/前後のアシストが効くか効かないかくらいのスピード域を
キープしたまま、気楽に走るくらいが気持ちいい。
走行中の速度や距離、時間、アシスト量やバッテリー残量といった情報は
この大画面ディスプレイで確認できます。
モードの切り替えやアシスト力の変更は、手元のスイッチで操作可能。
巡行メインでの走りではレベル3の「TOUR」メインで使っていましたが
軽くアップダウンが出てくるとレベル4の「SPORT」でアシスト力を強め
普段ダンシングで登るような橋越えの坂ではアシスト力最大の「TURBO」
と使い分けてました(シッティングで登れました!)。
川沿いの道は大体向かい風なのですが、その時のモードも「SPORT」。
登り坂だけでなく、向かい風にもアシストは効果あり。
前後ライトのオン・オフもディスプレイから操作できます。
アシスト用バッテリーと電源を共有しているので、まず電池切れの
心配はありません。
光量も十分、通勤時の夜ライドも安心して走れました。
マグラの油圧ディスクブレーキも効きすぎるくらいに効きます。
これはやはり車重の重さも考慮したものなのでしょう。
低速域では少し注意が必要ですが、速度が乗った時のことを考えると
これくらいしっかり効いてくれた方が安心かも。
このVEKTRONの試乗車、5月いっぱいまでお借りしています。
「E-BIKEってどんなもの?」「ほんとにそんなに走るの?」
と気になったら。
ぜひ広島店1F「カスタム館」までお越しください。
試乗に必要なので、身分証明書はお忘れなく。