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ワイズロードフジグラン広島店 Y'sRoad hiroshima
2019/07/28 12:22
新型の「V3-RS」を見に行ったはずだったのですが・・・
ニューモデルの発表会場内でもひときわ異彩を放っていたコイツ。
コルナゴ乗りのハートをわしづかみした「C64」の衝撃のニューカラーが
この「アンティカート」!
〇COLNAGO C64 DISC フレーム (BUSLカラー)
¥738,000-+TAX
V3-RSをはじめ歴代の「V」シリーズはプロチーム供給機材という側面が
強く、トレンドを意識したイマドキのバイクといった印象ですが。
伝統のラグ組み、イタリアメイド・イタリアペイントの「C」シリーズは
社長のエルネスト・コルナゴの趣味全開の一品といった感じでしょうか。
「そうそう、コルナゴはこれくらいやってくれないと!」と思ったのは
おそらく自分だけではないはず。
まずフレーム全面にシルバーを塗って、その上からブラックを塗装。
その後、ブラック部分をサンディング加工でいい感じに削り落とすという
非常に凝った工程で生み出されるこのカラー。
時間が経ってヤレた金属のような独特の質感がスチームパンク的というか
世紀末っぽいというか。
もはや自転車のフレームカラーの粋を超えていますが、こんなにも凝った
カラーを採用した理由はシンプルに「カッコいいから」なんでしょう。
削り具合は職人の気分次第、一本として同じものがない(できない)という
のも、趣味の物としては高得点。
これを実際に商品化するエルネストの感性の凄さに脱帽です。
仕事で乗るならやっぱり「V3-RS」なんでしょうが。
趣味で乗るなら「C64」の方が面白そう。
そう思わせて(悩ませて)くれる、ダブルフラッグシップ体制の象徴が
このアンティカートのカラーなんだとしみじみ思いました。