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ワイズロードフジグラン広島店 Y'sRoad hiroshima
2022/07/11 17:30
世界の名だたるブランドでトップエンジニアとして活躍された『Andy Lee』氏が、各分野のエキスパートを集結させ2019年に立ち上げた新進気鋭のホイールブランド『ONEAER(ワンエアー)』
性能の良さはもちろんですが、その魅力は何と言っても『軽さ』でしょう!!本日ご紹介する『DX3』は38mmハイトで驚愕の1,292g!!後日ご紹介する48mmハイトの『DX5』ですら1,370gです!!
それでいて定価が¥239,800-(税込)という時点ですでに『買い』な気がしますが、ようやくお借り出来たので早速試乗してみました!!
結論から先に行ってしまえば『買い』のモデルだったのですが(笑)、輸送コストの高騰と為替の影響で8/1以降の出荷分から約15%の値上がりが決定しておりますので、気になった方は7月中にご決断下さい!!
もちろん試乗出来ますのでご納得した上で(握り拳)
【試乗イベント】超軽量ホイール試乗会!超ハイスペックなホイール『ONEAER 』試せます!
上でも書きましたが前後重量1,292g(F595g/R697g)はリムハイトが38mmあるホイールとしては驚異的な軽さです!!ライバルとして比較するシマノ『WH-R9270-C36』が1,350g、ZIPP『303FIRECREST』が1,352gですから、今回の『DX3』がいかに軽いかが分かります。
ちなみにリム単体では355gとの事ですが、内幅20.1mm・外幅26.5mmと最新トレンドはしっかり抑えられています。
そして、リム以外のパーツ構成も徹底しており、ハブは『DT 240S』で、スポークはSAPIM『CX-Ray AERO』を採用しております!!
って、他社でここまで高級パーツを使ったモデルの価格を調べてみて頂ければわかりますが、税抜き価格でも確実に30万円以上ですよ、、、(汗)
軽さやパーツスペックの高さはカタログ情報でも分かりますが、最近試乗した中には1,600gオーバーなのに登坂力が優れたホイールも存在しましたので、やはり一番肝心なのは実際に走って感じる走行性能です。
今回も以下の6項目でライバルたちと比較してみました。
①初期加速 ②中間加速 ③巡行性能 ④登坂力 ⑤振動吸収性能 ⑥剛性感
DX3 :①7.6 ②7.6 ③6.9 ④7.9 ⑤7.9 ⑥6.8
303FC :①7.8 ②7.6 ③7.2 ④7.7 ⑤8.3 ⑥6.7
C36 :①7.8 ②7.8 ③6.7 ④7.9 ⑤7.0 ⑥7.0
では早速走り出しからインプレしていきたいと思います。
DX3がトップクラスの漕ぎ出しの軽さを誇っている事は間違いありませんが、1,292gという数値から期待する程の軽さや、刺激的な加速力は感じませんでした(事前情報では硬めの乗り味と聞いていたので余計にそう感じた感はあります)。もしかしたらと思いスポークテンションを確認したところ、後輪のスポークテンションが少し低いかなぁ?という感じがしたので、もしかしたらこれが原因の可能性も考えられます。仕様なのか試乗ホイールとして使われるなかで緩んだのかは要確認ですが、逆にこれ位の硬さの方が好みという方も多くいらっしゃるのではないかと思う程で、ネガティブに感じるようなレベルではありませんのでご安心下さい。
次に中間加速と巡行性能ですが、これは上の数値通りかなり優秀だと思います。巡航性能については45mmハイト並みの巡行力を持った303FCが抜きん出ていますが、それでも35km/hオーバーでの巡行も問題なく行えますし登坂力と巡行性能が高いレベルで共存した素晴らしいホイールです。
登坂力についてはかなりと言うかめちゃくちゃ良かったです!!但し、上でも触れたスポークテンションが奇跡的に自分の脚質にマッチさせていた可能性も否定出来ない為(笑)、数値的にはC36と同等としましたが、個人的にはC36よりも登るんじゃないか?とさえ感じました。
上の3つのホイールはスペック的にはどれも甲乙つけがたい性能を持ってると思います。コスパという点ではC36かDX3になりますが、C36は12速専用なので11速以下で使用されるなら今回のDX3が最有力候補になる事は間違いないと思います!!C36・DX3と同等の加速力・登坂力を備えつつ優れた巡行性能まで持ち合わせた303FCは、価格面でビハインドが有っても有力候補にあがる魅力的なホイールだと思いますが、次回試乗予定の『DX5』が303FCやC50にどこまで迫るのか、はたまた勝るのか、、、。
届き次第インプレしますので乞うご期待下さい!!