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ワイズロードフジグラン広島店 Y'sRoad hiroshima
2023/11/28 22:54
こんにちは!ワイズロードフジグラン広島店スタッフの加藤です。
本日は、CIPOLLINI試乗を4モデル一気に行ってまいりましたので、インプレブログを書かせていただきます!
※今回は、モデルによる剛性感の違いなどを感じ取りやすくするため、グレード順で乗っておりません。また、この感想はあくまで私個人の超主観的なものですので、ライディングスタイルや装着パーツによっては違った印象を受けられるはず。「こんな感じなんだぁ~」と思っていただければ幸いです!
では、早速インプレスタート!!!
コチラのモデルはスタッフ山崎も試乗してブログを書いているので、コチラもご覧ください!
発進:思いのほかスッと軽い漕ぎ出し。明らかな剛性感を感じる。
加速:シッティングでは気持ち重めのギアで1時過ぎくらいの角度から“グッ”と踏み込むと弾かれたような加速感を感じられ、フレームから“まだ踏んでくれよ”と訴えかけられるような息の長い加速を体感出来る。今回はタイヤ(CORSA)の剛性感もこの要因の一つかと。
加速(強):下ハンを持ち、重心を後ろめに置き深い前傾をとりながら12時と1時の間くらいでガツンと踏み込むととんでもない横剛性・縦剛性を感じながら加速。その加速感が衰える事は全くと言っていいほど無く、楽しすぎて車道の制限速度を意識しないといけないレベル(笑)
横剛性はちょっと高すぎる感じがしたが、MAVICのホイールは総じて横剛性が高いため、ホイールによってここは印象の違いが表れそうだ。
ブレーキング:軸が一切ぶれず、本当に“真っ直ぐ止まる”。スルーアクスルの効果は間違いないが、このフィーリングは秀逸。
ハンドリング:クイックすぎず、かなり自然なフィーリング。Uターンでもとんでもなく安定している。
乗り心地:このスタイルからは想像できない程の快適性。今回チューブレスであったこと、個人的に大好きなprologoのサドルが入っていたことも要因であると考えられるが、vision/metronが装着されていても歩道の段差があまり気にならなかったので、フレームが振動吸収性にも長けていると考えてよさそうだ。
総評:下半身のみならず、上半身にもパワーを持つ方なら間違いなく楽しみ切れる1台。しかしながら乗り心地にも長けており、シッティングでもかなり心地よい加速を感じられるので、ロードに慣れている方ならオススメできる。個人的にはドハマりのバイク。
コチラのモデルはスタッフ島村も試乗してブログを書いているので、コチラもご覧ください!
発進:最軽量モデルらしい、フッと軽い漕ぎ出し。剛性感はあるものの、A.D.ONEほどではない感覚。
加速:シッティングでは気持ち軽めのギアで、2時くらいの角度からバネ感を意識して踏むと心地よい加速を感じられる。MAVICのタイヤがモッチリ系であることも要因かもしれないが、あまり乱雑に踏んだり早めにトルクをかけすぎると加速が良くないと感じる。
加速(強):ここもシッティング同様、2時くらいからバネ感を意識しつつ気持ち重心を後ろにおきながら踏み込むと“グッ、ウォン!”と軽量バイクらしい反発高めの加速を感じられる。ギアはここも軽めの方がバイクのしなりを活かしてポンポン加速可能。しかし伸びはあまり良くなく、峠などのアップダウンによく合う特性だと感じた。
ブレーキング:ここはやはりスルーアクスルの恩恵もあり、軽量バイクらしからない安定感。ただし、A.D.ONEなどのモデルと比べるとフラッとする印象を受けるかも。
ハンドリング:これは流石の一言。曲げたい方向にスッと曲がり、重量感を感じさせない。安定感も抜群で、コーナリングは得意としている印象。Uターンもビシッとしており、良い感じである。
乗り心地:これは意外と、“ちょい硬め”。MAVICのチューブレスがいい仕事をしており、段差でもスムーズだったのだが、根本的なフレームの振動吸収性は少し乏しいように感じる。ただし、サドルがselle italiaでちょっと硬めの印象を抱いたので、そこも要因の1つと考えられる。
総評:軽量モデルならではのヒラリとした身軽な走りを堪能できる1台。加速などはバネ感を使った方が良く、パワー系の方には少し物足りないかもしれないが、軽量バイクならではの不安定な印象は薄く、CIPOLLINI製フレームの高剛性に慣れない方でも楽しめるバイクなのでは無いかと感じた。ただし、今回は駆動剛性がそう高くないホイールなので、COSMICシリーズでもSLRやいわゆる“レーゼロ”を履いてまた試したいな、と感じた。(さらに今回はフレームサイズが私に合っていなかったので、今度はMサイズで試乗したい!)
発進:A.D.ONEと近く、スルっと軽い漕ぎ出し。剛性感は明らかに感じる。
加速:シッティングでは気持ち重めのギアで1時手前くらいから強めに踏みこむとスルスル進む。今回ホイールがcampagnolo/BORA WTOであったことも要因の一つと考えられるが、物凄く微細なバネ感があり、ハマると弾かれるような加速を体感できる。意外なほどにスムーズな加速で、ルックスから想像したイメージとは違った“超優等生”感がある。
加速(強):下ハンを握り、A.D.ONEよりも少し重心を前側で12時と1時の間くらいのポイントからありったけのパワーでドカンと踏みこむと笑ってしまうくらいの加速をする。横剛性、縦剛性は言うまでも無く非常に高いレベルで、A.D.ONEに近い印象だが、なぜかこちらの方がちょっと横剛性にゆとりがあるように感じる。なんとなくホイールが要因である気がするのだが、スプリント時の扱い易さはこちらの方が良かった。
ブレーキング:言うまでも無く抜群の安定感。コチラも“真っすぐ止まる”印象が強く、足回りの剛性感が好印象だった。
ハンドリング:このマッシブなルックスから想像もつかない程軽やかでスムーズ。行きたい方向にスッと曲がるが、安定感の高さからDOLOMIAほどクリッと回る感じではない。しかし個人的には一切不満が出ない印象で、Uターンも抜群だった。
乗り心地:これが抜群。チューブレスであること、サドルがprologoであったことは間違いないが、歩道などギャップの大きい所でもスルスルと進んでしまう。A.D.ONEと比べるとこのTHE ONEの方が振動の角が丸い印象で、ロングライドでも走り慣れている方ならいけるのではないかと感じたほど。
総評:上半身・下半身共にパワーのある方なら踏みちぎる楽しさをバツグンに感じられ、乗り心地に関しても不満が出ない、優等生感が強い1台。私のライディングポジションに一番近かったことも要因の一つだが、巡航が楽でストレスフリーでありながら、その気になればゴリゴリに走り込める最高のバイクであり、個人的には大優勝だった。ネックはその価格のみで、ホントに欲しくなった1台(笑)。
発進:一番軽く感じた。足を乗せるだけでスルスルッと進み、硬さを感じなかった。
加速:シッティングで、自然に乗るならコレが一番楽に走れる。2時手前くらいから“クンッ”と踏んであげると心地よいバネ感と共に速度が非常にスムーズに上がっていく。明らかにコンペティションモデルの雰囲気ではなく、高性能エンデュランスモデルの様な加速だった。
加速(強):スプリントを掛けると、ホイールがKSYRIUM SLという事もあってか上位モデル程の高い剛性感は感じず、40㎞/hくらいまでは良い加速をするものの伸びはあまりよくない。一方、中強度でのダンシングは好印象だったので、ロングライドで峠越えをする際はかなり進みが良く感じるのではないかと感じた。
ブレーキング:これはBOND EVO以前に乗った3モデルと同様、かなり好印象。THE ONEなどのモデル程ではないが“真っすぐ止まる”印象が強く、ドッシリと安定感のあるブレーキングは初心者の方でも安心できるのではないかと感じた。
ハンドリング:これは3モデルと比較するとちょっとマイルド。スッと向きを変えてくれつつ安定感のある動きは安心感がある。ごついフロントフォークからは想像しにくいが、エンデュランスモデルっぽい感じをこのハンドリングでも受けた。ちなみにUターンはバッチリだった。
乗り心地:これは断トツでBONDが良かった。チューブレスのMAVICタイヤが効いていることは間違いないが、シートステーの屈折した部分が効いているのか、リアの振動吸収性はバツグン。かといってフロントも実はかなり良く、路面状況を選ばず走れる万能モデルなのではないかと感じた。
総評:誰が乗っても感じられる、“ザ・いいバイク”感が強い万能な1台。少ないパワーでスルスル進み、ダンシングでエネルギー消費をコントロールしながら、ストレスフリーの走りが楽しめる。ロングライドはバツグンに向いていると思われるが、ホイールを変えると性格がガラッと変わる可能性を秘めているので、カスタム次第で走りを変えられるバイクなのでは無いかと感じた。もし、「CIPOLLINIのバイクに憧れてはいるものの、あの硬さはちょっと・・・」とためらっている方には、このモデルを激押しする。デザイン含めて後悔の無い愛車になるだろう。
いかがでしょうか。
一気にCIPOLLINIの4モデルを試乗しましたが、どのモデルも個性が強く、常に新発見があるひと時でした。
私は普段重めのギアで踏みこむのが好きなのですが、あれだけマッシブなフレームであるTHE ONEとA.D.ONEが乗りやすく感じてしまったのには驚きでした・・・!何より楽しさが常にこみあげてくる程走りの印象が良く、乗らないと分からないことだらけであることを痛感致しました(笑)
今回の試乗を経て、CIPOLLINIが間違いなくオススメのブレンドであることを確信しました!
走行性能はもちろんのこと、フレームの質感の高さは相当です。イタリアンブランド、そしてハンドメイドのこだわりをひしひしと感じるフレームは所有欲爆発必須です!!
このブログで少しでもCIPOLLINIの魅力が伝わると幸いです。
(価格は「!!!」ですが、本当にTHE ONEは欲しくなりました・・・)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。