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【スタッフインプレ】実走派スタッフが感じた、Lún HYPER 5の“高剛性なのに滑らか”という進化
by: フジグラン広島

こんにちは、広島店スタッフの上橋です。
12月に開催されたWINSPACE試乗会にて、実際に試乗したスタッフ上橋が、個人的に「これは欲しい!」と強く感じたホイール「Lún HYPER 5」について、熱く語らせていただきます。

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インプレッション

すべてが一段上に引き上げられた進化

前作HYPER 3(35mmハイト)を試乗した際、漕ぎ出しの軽さと剛性感の高さには好印象を持っていました。ただ正直なところ、レースシーンで本気で踏み込んだ時に「もう一声ほしい」と感じたのも事実です。良くできているけれど、決定打には少し届かない、そんな印象でした。

※下記リンクに過去ブログ掲載しています。是非ご参考にご覧ください。

【スタッフインプレ】前後で1200g台の超軽量カーボンホイール『LUN HYPER 3 D33』を正直にインプレッション

今回の「Lún HYPER 5」にも、前作と同様のカーボンスポークが使われていますが、良い意味でその記憶を完全に裏切ってくれました。

まず乗り出して真っ先に驚いたのは、踏み出した瞬間の反応の良さです。ペダルに力を乗せた分だけ、遅れなく推進力に変わる感覚が明確で、ホイールが「仕事をしている」ことがはっきり分かります。
高剛性ホイールにありがちな“硬さだけが目立つ感じ”ではなく、踏み込んだ力をロスなく前へ進ませる、非常に効率の良い剛性です。

ダンシングでもヨレを感じることはなく、スプリントやアタックの初動で迷いがありません。前作で感じていた「もう少し」という部分が、HYPER 5ではしっかり解消されていると感じました。

足を止めた瞬間に分かる、滑らかさと軽やかさ

一方で、このホイールの印象をより強くしているのが、足を止めた時の滑らかさです。
高剛性=転がりが重い、という先入観を持っていると、ここでも驚かされます。ペダリングを止めてもスピードがスッと落ちず、軽やかに伸びていく感覚があります。

巡航中の微妙なアップダウンや、集団走行で脚を休めたい場面でも、失速感が少ないため非常に扱いやすい印象です。レースだけでなく、ロングライドやトレーニングでも「脚を削られにくい」ホイールだと感じました。

驚きのホイール重量

そして三つ目が、圧倒的な軽量さです。
カタログスペックだけを見ても十分軽量ですが、実走ではそれ以上に軽く感じます。漕ぎ出し、加速、リズムチェンジのすべてが軽快で、特に登り返しやペースアップの場面では、ホイールの軽さがはっきりと効いてきます。

高剛性・滑らかさ・軽量性という、一見相反しがちな要素をここまで高いレベルでまとめてきた点は、HYPER 5最大の魅力だと思います。

総評:レースでも実走でも使える「完成度の高さ」

Lún HYPER 5は前作から確実な進化を遂げ、レース投入を本気で検討できる一本に仕上がっています。
今回の試乗ではチューブレス運用にもかかわらず、しっかりとした剛性感を感じることができ、「TPUチューブで運用すれば、さらに性能を引き出せるのでは」と期待を抱かせてくれるホイールでした。

「硬いけれど疲れにくい」「速いのに扱いやすい」この絶妙なバランスこそが、HYPER 5の真価だと感じます。


WINSPACEでは、HYPER 5以外にも多数のホイールを取り扱っております。ご不明な点がございましたら、ぜひ店頭スタッフまでお気軽にお声がけください。
皆さまのご来店を心よりお待ちしております。

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