【試乗インプレ】軽量E-BIKEの真価とインターフェイスは実際どうなの？
by: 八木慧

ワイズロード池袋本館八木です。

HONDA×Y’sRoadが提案するE-BIKEシステム“SmaChari”を搭載したこのバイク。

初号モデルに次いで搭載車両第２弾のKhodaabloom　RAIL DISC-eが24年8月に登場致しました。今回はこのモデルを改めて試乗して感じたことをご紹介していきたいと思います。

HONDA×Y’sRoad

RAIL DISC-e

販売価格￥199,000(税別)

218,900(税込)

SmaChariとは

電動アシストユニットとそれに連動する専用スマートフォンアプリにより、既製の自転車を電動化し新たな電動アシスト自転車モデルとして提供可能にするシステムです(抜粋)。今回搭載されているRAIL DISCもユニットのないベースモデルが販売されており、今後このSmaChariシステムを搭載したいブランドとHONDAがタッグを組めば新しい“SmaChari”が増えていくのではないでしょうか♪

SmaChariの心髄

このシステムの軸はなんと言っても制御系とアプリインターフェイスです。モニターはライダーのスマホを使用し、走行中はアプリと連携することによりアシストユニットのコントロール・設定や速度表示、マップ表示など走行時に欲しい情報を表示できるようになっています。

今回の試乗で改めてすごいと感じたポイントはやはり“アシスト調整機能”です。

一般的なアシストは、例えばECO/NORMAL/POWER/HIGHPOWERのようにパワーの出力を調整することは可能です。

このSmaChariは基本になる“AIモード”というスピードや踏み込みトルクなどライダーの走行状態に合わせてアシストコントロールしてくれるモード、そしてライダーが任意の“パワー”と“レスポンス”をそれぞれ4段階の調整から選べる“マニュアルモード”が搭載されています。このマニュアルモードが個人的に非常にツボ！！ここにHONDAらしさを感じました。前述の通り踏み込み時にアシストする“パワー”は各社選択可能ですが、まさかの“レスポンス”が選べるというのは前代未聞！踏みに対してどのくらいの反応速度でアシストがかかるかを、任意で調整可能ということです。自動車やオートバイに搭載されているスロットルコントローラーのような機能と言ったらお分かりいただける方もいらっしゃるのではないでしょうか♪パワーはいらないけど反応を良くしたい！パワフルに加速したいけどドンっと出るような加速はいらない！そんなご希望にこたえることが出来る面白い仕組みだと思います。

 またアプリケーションは今後ともどんどん研究を重ね、アップデートをしていきたいとの意気込みをスタッフの方からうかがえたので、ユーザー目線で使い勝手の良いものにどんどんブラッシュアップされるのではないかと思いました♪

RAIL DISC-eってこんな感じ

ベースモデルのRAIL DISCは軽量なアルミフレームとシマノ製コンポーネントを搭載したシンプルなクロスバイクです。初めて方でも乗りやすいつくりとコストパフォーマンスに優れたモデルで、通勤通学からフィットネス・スポーツまで幅広い層に人気のバイクとなっています。そんなバイクにより気軽により楽しく走ることが出来るように搭載されたのが“SmaChariシステム”です。自転車で通勤通学で使用する学生さんや会社員の方には、アシストで気軽に自転車を移動の足として活用して欲しい♪フィットネス・スポーツとしてサイクリングを楽しみたい方には、今までより遠くへ行ったことのない場所へ走りに出かける楽しさをアシストしたい！そんな気持ちで出来上がったE-BIKEをぜひライフスタイルの中で取り入れてみてはいかがでしょうか♪

構成パーツのそれぞれ

昨今のスタンダードになってきたディスクブレーキを採用し、ユニット搭載で少し増えた重量でもしっかりとした制動力を発揮します。

変速周りは1×8段変速で12-32ｔとワイドな設定の為、アシストを弱めた状態でも坂道から平坦な道まで快適に走行することが可能です。タイヤの太さは700×32Cとディスク搭載クロスバイクとしては一般的なサイズで少しの段差や路面凹凸は気にせず走行できると思います。

スポーツバイクでは珍しくフロントライト、キックスタンド、ベルを標準搭載しているので、カギや泥除けなどプラスで必要なものをご提案しています。乗車姿勢は比較的スポーティですが簡単なカスタマイズでユーザーの体格に合わせたセッティングが出来るのでご心配には及びません♪

アシストシステム仕様

モーター出力 250W
バッテリー リチウムイオン電池
電圧 / 容量 24V / 10Ah
充電走行距離 最大約100km
一充電あたりの走行距離は、自転車協会電動アシスト自転車安全基準に規定された「標準パターン」に準拠したテスト条件で測定。
テスト結果は同一仕様のアシスト機構を持つRAIL ACTIVE-eのものとなります
充電器 Input/入力：AC100V-240V
Output/出力：29.4V 3.0A
充電時間 約4時間

スポーツサイクルとしての利用はもちろん、街乗りや通勤通学など日常的な使用まで幅広い用途にオススメなバイクです。気になる方はぜひご相談お待ちしております。

 【HONDA/SmaChariオフィシャルページリンク】