【Wilierイタリア研修】Wilierテイスト・ザ・フューチャー2023　【Vol.6】
by: イワナミ

ワイズロード神戸店 岩波です！
先日からご紹介させていただいているWilierイタリア研修。
今回はWilierの生まれた街バッサーノを発ち、ついにWilier本社見学のブログとなります。

バスに揺られること30分

Wilier本社に到着！

 

建物には大きく【WILIER TRIESTINA】の文字が。遠くから見てもついにやってきたなという気持ちに。
今回の研修に来て、気になっていた工場見学がついに！
食品や製鉄など今までにも工場見学に行ったことがありましたが、今回は今までで初めての自転車工場の見学！
どのように出来上がっているのかなど詳しく見ていきます！

まず入り口入ってすぐに【WILIER TRIESTINA】の文字。

本社の方々に迎えられご挨拶をしついに内部へ！
ギャラリーに入ってすぐにマルコ・パンターニ選手のバイクが。

なかなか見ることのできない実車の展示。
見ようと思ってもなかなか見れるものではないです。貴重な機会に感謝。

 

モデルの紹介の前にWILIERの起源や歴史をご紹介いただきました。

元々スチールホースという実用車製造工房から始まったWILIER。1900年代初頭に立ち上がったWILIERですが、第一次世界大戦や第二次世界大戦を乗り越えながら自転車製造を行っていきます。第二次世界大戦以降復興に需要な交通手段となったのが自転車。WILIERの社名にも使われている“Viva l’Italia liberata e redenta”で、「解放され取り戻されたイタリア万歳」。まさに復興の意を込められたものとなります。

そしてTRIESTINAとは戦争の都度土地の主権を争い合った地、トリエステに由来します。そして復興するにつれ自転車からモーターサイクルへ移行していき1950年代初頭に自転車産業から一度手を引いてしまいます。しかし1969年にまた自転車メーカーの一つとして復活します。そして1940年代でも行っていたプロチームへの機材提供し世界各地で乗られるイタリアンメーカーとなっています。

 

23年モデルギャラリーに

当店店頭に並んでいる車体もあれば、なかなかお目にかかれない車体も。

 当店にメインで並んでいるGTRシリーズの最上位グレードGTR SLR、エアロロードのFILANTE SLRや日本人アーティストのJUN INOUEさんの手がける限定フレームも展示されていました。このフレームに関しては国内入荷は1本だけだったとか、、、

そしてロードのイメージが強い方もいらっしゃるかとは思いますが、オフロード系にも強いのがWilier！

 

クロスカントリー系のフルサスバイクのURTA SLR。
そして昨年アンバウンドグラベルというレースで優勝BIKEとなったRAVE SLRの限定カラーも。
日本でも少しづつ定着してきているグラベルですが、世界ではめちゃくちゃ熱いカテゴリーとなっています。　
様々なイタリアンメーカーがありますが、ここまで多くの種類を出しているは少ないのではないでしょうか。

次は工場の生産ラインの見学

まずはどのようにパーツを管理しストックしているかバックヤードの見学。組み上げに必要なメインのパーツからスモールパーツまで様々保管されていたので天井高くまで細かく分けられ保管されていました。

そして組み立て生産ライン。絶賛組み立て中のところにお邪魔してきました。世界各国に送られるものはこのようにして組み立てが行われています。
しかし日本に送られてくるものは少し異なります。以前のブログでもご紹介させていただいたのですが、日本に関しては日本国内での組付けなどを行っているため一部サイズ変更なども可能となっております。他メーカーでここまでできるというのはかなり珍しいこととなっております。本来であれば本国で組み立てを行い管理した方がメーカーとしては楽ではあるのですが、日本の代理店である服部産業さんへの強い信頼があってこそなせることとなっています。

そしてこの後はペイントのお話。

毎年目を引くようなカラーリングを出すWilier。
カラーリングや塗装にもかなりこだわりがあり、めちゃくちゃきれいな仕上がりとなっています。

階を移動して過去のバイクギャラリーへ

今までの名選手が乗っていた名車バイクが展示されていました。

ギャラリーの詳細は今回のWilierツアーに一緒に参加されたCycle Sportsさんが動画にてご紹介していますので気になる方は是非！ 

そしてなんとここのブースでは今年のTDFでお披露目となったマーク・カヴェンディッシュが乗る車体が展示されていました。
この車体を見た際はまだ世の中には写真も出回っていない車体でした。

長い時間見学させていただきましたが、あっという間に時間が過ぎてしまっていました。

次はテストライドの地へ！

本社のあるバッサーノの街を後にし、標高1100メートルにある街アジアーゴへ向かいます！
バスに揺られながらかなりの登り区間だなと感じていましたが、何人ものサイクリストたちとすれ違いました。

 

そしてホテルに到着！
ここからは部屋で一休憩をし各国のディーラー様とのディナータイムに突入です！

長くなってしまったので続きはまた次回！