完成車&サイクルウェア京都エリアNo,1品揃えのお店!
2022/10/06 12:26
どうも、京都店マスダでございます。
先日売り場を見てた際にふとスペーサーのコーナーに目が行きまして、スペーサーの規格の乱立が凄いなと感じましてデスネ(スペーサーに限った話ではございませんが)
同じメーカーでもどこに入れるか、どれに入れるかで必要なものが変わってくるのでなかなかに大変です。
コラムやBBなど様々な箇所にスペーサーは使用されておりますが、使用頻度に対して判別が付きにくいのはフリーボディだと考えております。
まだ大きさや形がかなり変わるのであれば目視でおおよそ判別つくと思いますが、0.2mmほどの差で出てこられると厚さだけで判別するのはあまり現実的とは言えません。
ということで、今回はクロスバイクやロードバイクなどでよく使うフリー規格と必要なスペーサーについて見ていきましょう!
まずフリーボディには「カセットフリー」と「ボスフリー」というものがございます。
そもそも今使っている規格がどちらかわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
必ずというわけではございませんが、リア8速以上で始まるコンポーネントはカセットフリー。7速以下はボスフリーとなっているケースが多くございます。
そもそもこの2つは規格が全く異なるために互換性がございません。
違いを簡単にお話しさせていただくと、自転車を漕いでペダルを止めた際に「カラカラカラ」となってる音の発生機構がどこにあるかです。
カセットフリーになりますとその機構がホイール(ハブ)側についており、ボスフリーになるとスプロケット本体に埋め込まれてるような形になります。
そして今回少しややこしいのがカセットフリーの方になります。
現在使用されるもので8,9,10速用フリー。10速専用フリー。11速用フリー。12速用フリー。
これらが聞く機会が多いのではないかと思います。
まず8,9,10速用フリーはその名の通りで、リア8,9,10速のスプロケットの取り付けに対応したフリーボディとなっております。
現行ロードバイクですとTIAGRA以下に対応しております。
この規格のホイールはエントリーバイクの完成車に付属してくることが多くございます。
次に10速専用フリーボディです。
これが注意いただきたい規格のひとつとなっております。
実はここで案内させていただく10速とは上記で案内しましたものとは異なっております。
実は過去の10速のスプロケットの中には裏面が1mm削れているものが存在します。
この形状に対応したスプロケットのみ、このフリーボディに搭載することが可能となります。
そして11速用フリーボディーです。
これは11速に対応したものとなっており、8~10速用のものと高さが異なります。
最近の完成車によく見られ、エントリーグレードからトップグレードまで様々な車体で見ることがあります。
また、ホイール単体での販売においてもこのフリーボディーを目にされることは多いと思います。
12速専用ホイール
こちらはそのままで12速に対応のスプロケットの取り付けに対応しております。
11速用への進化と異なりフリーボディーの高さは変わらずスリット数が異なってきます。
これにより互換性が変わってきます。
以上が近年見る機会が多いものとなっております。
さて、ここからが本題です。
色々なフリーボディーが混在している中、コンポーネントの入れ替えで変速段数が変わる度にホイールやフリーボディの交換をしているときりがないですよね。
そんな時にはスペーサーで解決しちゃいましょう!!
近年完成車でよく見かける構成として11速フリーボディの付いている完成車にリア8速や9速そして10速。
これにはスペーサーを入れることで解決できます。
それに必要なのが1,85mmスペーサーになります。
こちらです。これをスプロケットの内側へ入れてあげます。
そうすることにより、フリーボディの高さとスプロケットの高さの差を埋めることができます。
そして一部の10速スプロケットには、裏面に1mmの凹みがあるものが存在しております。
これは1mm分を埋めるスペーサーを使用します。
こちらは先程の1.85mmのスペーサーと同時に使用することが可能ですので、11速フリーボディに1mmの凹みのあるスプロケットをご使用の際はその2枚をはめ込んでください。
その他いろいろなスペーサー
それ以外にもかなり似たスペーサーがございます。
こんなのや
他にも
こんなものなど
パッと見だけでは判別付かないものも存在しております。
必要の際はどこに付けるものか、どの型番なのか等必要な情報をお持ちいただき是非ご相談ください!!