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【考察】初めてDISCロードを購入するなら10万円台か20万円台かどちらを購入すべきなのか。
by: 濱上

こんにちは!

ワイズロード京都店の濱上です。

今回はタイトルの通り、初めてDISCロードを購入するなら10万円台か20万円台かどちらを購入すべきなのか、実際のバイクを用いて僕なりの考えでご案内したいと思ます。

僕の考えは、あくまで一個人の考えなので、ふーんそんな考えもあるんやー、程度にお読みください。

それでは早速ご案内いたします!

 

 

初めてDISCロードを購入するなら10万円台か20万円台かどちらを購入すべきなのか。

 

初めてDISCロードを購入するにあたって、何を基準に購入するのか。

多くのお客様にって、初めてのDISCロードバイクもとい、初めてのロードバイクになるお客様が多いとは思うんですが、DISCロードバイクを購入するの当たって個人的には大きく分けて『3つの基準』があると考えています。

1つめが『価格』。

おそらくほとんどのお客様は『価格』に対して一番シビアなお考えをもっているかと思います。
それは僕自身も同じで、億万長者のように何円でも好きなだけ出せる訳はなく、使える金額には限りがあります。
だからこそ購入するものに対しては吟味したうえで購入を決めます。

2つめが『性能』。

今回のテーマである、10万円台のバイクか20万円台のバイクかを決めるうえでこの『性能』が大きく関わってきます。
ただしこの『性能』は価格とも密接な関係にあるので、『性能』を上げれば上げるほど『価格』右肩上がりになります。

3つめが『デザイン』。

それぞれのバイクがもつ性能には大きくは関係ないのですが、汗水たらして頑張ったお金で購入するなら見た目のデザインが気に入ったバイクが欲しいと思うのは当然のこと。
実際に僕が購入してきたバイクのほとんどはデザインを重視しています。
今までご対応させていただいたお客様の中には見た目のデザインが気に入れば、予算を上げられる方もおられました。

『価格』・『性能』・『デザイン』以上の『3つの基準』をもとに選ぶとおのずと、どんなバイクを選ぶのがいいのかが見えてきます。

 

 

『価格』と『性能』

『価格』と『性能』この2つに関しては切っても切り離せないほど密接な関係になります。

これはロードバイクだけに限らず、世の中のほとんどの物に関して当てはまることだと思います。

身近なものだと、身に着ける服や時計などのファッションアイテムから、車や家に至るまで、その物がもつ性能が上がれば上がるほど価格は右肩上がりになります。

個人的な話になりますが、マイホームの購入を検討しており、様々な物件を見ているのですが、同じ地域で同じ建坪でも、家が持つ性能で価格は1000万円単位で変わっており驚愕しています。

ではどこまでも比例する関係の価格と性能を踏まえたうえで、改めて10万円台の20万円台のDISCロードバイクだと、どちらを購入するのがいいのかを考えたいと思います。

 

まず多くのブランドにおいて、10万円台の20万円台のDISCロードでは何が違うのかを見ていくのですが、ほとんどの違いはアッセンブルされているコンポーネントとパーツ類にあります。

裏を返せばコンポーネントとパーツ類以外の箇所はそれほど大きくは変わらないのです。

つまりDISCロードバイクの本体であり、乗り心地を決めるフレームは同じであることが多いのです!

京都店で大人気ブランドの一つであるMERIDAさんのアルミフレームを採用したSCULTURA 200とSCULTURA 400を例にご紹介いたします。

 

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SCULTURA 200

コンポーネント:SHIMANO  SORA  (2×9速)

ブレーキシステム:機械式

価格:価格:¥192,500 (税込)  ⇒  ワイズロード価格:ASK!!

 

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SCULTURA 400

コンポーネント:SHIMANO  105  (2×11速)
※写真のモデルは旧型の為、11速の105がアッセンブルされてます。現行モデルは12速の105がアッセンブルされてます。

ブレーキシステム:油圧式

価格:¥291,500 (税込)  ⇒  ワイズロード価格:ASK!!

 

価格の差は約10万円とけして安くはない金額です。

改めてこの2台のスペックをMERIDAさんのHPで調べてみたところ、大本となるフレームとフロントフォークに関しては同じものを使用していました。

もちろん、細かく違いを上げていけばハンドルやステム等のパーツは異なりますが、大きく違うのはコンポーネントでした。

そうなると、差額の10万円を出すのか出さないのかはフレームではなく、コンポーネントとパーツの性能を重要視するかしないか、となります。

 

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SHIMANO SORA  9速

 

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SHIMANO  105  11速

 

では同じSHIMMANO のコンポーネントであるSORAと105の違いとは何か。

答えははシンプルに考えて、変速段数の違いとブレーキシステムの違いだと考えます。

変速段数は多いほど単純に「楽」になります。

自分の体力はもちろん、路面の斜度に対して細かく変速調整ができることで体力の温存につながりますし、丁度いいギアを踏むことでストレスフリーにもつながります!

ただし変速段数が少ない = ロングライドやレースがでいないではありません。
変速段数が少ない分体力でカバーすることもできるので、体力に自信のある方はそれほど苦にはならないかと思います。

個人的な体験談ですが、13年前に当時8速だったSORAがアッセンブルされたアルミロードで京都から名古屋まで味噌カツ丼を食べに400Km往復で走ったことがあります。
道中の平坦路はさほど苦ではなかったのですが、滋賀~岐阜の間にあるる関ヶ原の峠長く、疲れ果てていた僕の脚では中々前に進むことが出来ずに苦労した覚えがあります。
一緒に行っていた友人は当時10速の105をアッセンブルしたバイクに乗っていましたが、登坂のたびに離されていました。
しかも友人は鼻歌交じりで余裕な顔してましたが、僕は半べそ書きながら汗だくで走っていました (笑)

自分の体力不足もありましたが、ギアの数だけでここまでの差が出た事は今でもハッキリと覚えています。

後日、友人のバイクに乗せてもらいましたが、たった2枚のギアでここまで上りが楽になるのかと驚愕し、1年後には同じく10速の105がアッセンブルされたバイクに買い替えたほどです。

 

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次はブレーキシステムの違いです。

機械式と油圧式の違いはブレーキレバーの引きの重さと聞き始めるタイミングです。

機械式DISCブレーキは上の写真の様にブレーキキャリパー本体にブレーキレバーから伸びてるブレーキワイヤーが繋がっており、ブレーキレバーを握るとブレーキキャリパーが閉じるという仕組みです。

 

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対して油圧式は文字通り、ブレーキレバーとブレーキキャリパーがブレーキホースで繋がっており、中にオイルを入れる事で、最低限の少ない力でブレーキレバーを握ることが可能になります。

ブレーキレバーを握る力は歴然の差があり、機械式の場合は指3本~4本でシッカリと握りこむのに対して油圧式は指1本の力で全力のブレーキをかけることが出来ます。

想像してみてください。

握りこむのが重いブレーキレバーと指1本で楽々ブレーキを握ることが出来るのなら、どちらがいいですか?

走るのが家から会社まで往復10Kmなら? ロングライドで150Km以上を走るのなら?

普段の使い方を想像してどちらがより自分のライドスタイルに合うかで選んでみてはいかがでしょうか。

またブレーキが利き始めるタイミングの違いですが、機械式はブレーキレバーを握りこむまでに時間がかかる為、ブレーキが利き始めるのに少し時間がかかります。
油圧式は少ない力ですぐにブレーキレバーを握ることが出来る分ブレーキの効き初めが速くなります。

ブレーキの効き初めに関しては正直好みの問題もあるので一概には言えませんが、とっさの際には直ぐにブレーキが利いた方が個人的には嬉しいので油圧式が好みです。

ブレーキのシステムに関しては変速段数の違いと同じで、機械式だからロングライドやレースができない訳ではありません。
ブレーキの握りが重い分、腕や手の力(もとい体力)でカバーすることもできますし、将来的に油圧並みに握りが軽いブレーキキャリパーにカスタムすることで解決もできます。

その上で機械式か油圧式か選ぶのもいいのではないでしょうか。
ちなみに上記の握りが軽いブレーキキャリパーの代表的なモデルでGROWTAC(グロータック)のEQUAL(イコール)があります。
前後のブレーキキャリパー本体で¥33,220 (税込)であり、カラーも複数あるので是非参考にしてください。

 

 

改めて、SHIMANOの SORAグレードには機械式のDISCブレーキ、105グレードには油圧式のDISCブレーキが搭載されています。

SORAグレードには油圧式のモデルがなく、1つ上の Tiagra以上のグレードには油圧式モデルが採用されています。

必ずではありませんが、10万円台のDISCロードバイクは本体の価格を下げるために機械式のDISCブレーキを採用しているのがほとんどで、20万円以上のDISCロードバイクには価格が上がるにつれ Tiagra以上の油圧DISCブレーキを採用したモデルが多くなります。

10万円台だと、SHIMANOのSORA (2×9速) もしくはCLARIS (2×8速/SORAの1つ下位グレード)で機械式のDISCブレーキを採用したモデル。

20万円台だと、SHIMANOの105 (2×11速か12速)もしくはTiagra (2×10速/105の1つ下位グレード)で油圧式のDISCブレーキを採用したモデルになります。

仮に10万円台のSORAグレードのバイクに105グレードのコンポーネントを一式乗せ換えるとおおよお、パーツと工賃で18万円ほどかかります。
当社で車体やパーツの購入の有無、持ち込みなど状況によって工賃は変動いたします。

あくまで個人的な意見ですが、『性能』と『価格』の面から見て、普段の通勤通学に加えて週末サイクリングであるならば、変速段数が少ない×機械式DISCブレーキでも十分に楽しめるけれども、100Kmを超えるようなロングライドや減速加速を繰り返すレース等では11速以上の変速段数×油圧式DISCブレーキがおススメになります。

上記にも記載していますが、変速段数が少なく、機械式DISCブレーキだから100Kmを超えるロングライドや、激しいレースができない訳ではありません!
僕自身、上記よりも下回るスペックで様々なライドをこなしてきました。
パーツの性能の分は体力やテクニック1つでもカバーもできるので、遠慮なく僕や他のスタッフにまでご相談ください!

 

 

『デザイン』

 

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3つめの基準となるデザインですが、シンプルながらも奥深い部分になります。

上記の価格と性能という2つの基準よりも『デザイン』を優先したい方であれば、何を差し置いてもご自身が一番気に入ったデザインを選ぶべきだと僕は考えます。

とは言え、デザイン重視で見ていくとバイクの金額が大変なことになりかねないので、ある程度予算の上限を決めておいて、その中で一番気に入ったデザインのモデルを選ぶのがおすすめです!

たとえ選んだバイクの性能が求めていた性能よりも劣っている場合でもデザイン優先でいいと思います。
逆にデザインを優先して金額が上がる場合も同じです。ただし金額面で無理をすると後々の生活が大変になるのでやりすぎには気を付けてください!

またまた僕の経験談ですが、実業団に加入中、レースで勝つことだけを目的に性能を優先して購入したことがありました。
バイクとしての性能は申し分なく結果を出すこともできたのですが、デザインは気に入っておらずレースで結果を残すためだけに乗っていました。

そして実業団チームを抜けてレースをしなくなると同時に乗っていたバイクはすぐに売却して、性能よりもデザインを優先したバイクに買い替えました。
コンポーネントやホイール等のグレードは下がりましたが、バイクのデザインが凄く好みだったので、満足感が凄く高かったのを覚えています!

それからと言うもののバイクを新しく購入する際は性能よりも見た目のデザインを優先して購入するようになりました。

 

 

改めて10万円台と20万円台のDISCロードを購入するならどちらを選ぶのか?

 

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改めて新しくDISCロードバイクを購入するなら、10万円台か20万円台のどちらが良いのかについてですが、

『性能』を優先して選びたい方なら20万円台を。
特に将来的にロングライドやレースを視野に入れて、より楽に走りたい、より速く走りたい、そんな方には初期投資は高くなるものの20万円台を選んだ方が、その1台で長く乗り続ける事ができます。
10万円台で選ぶと、そう遠くないうちに性能を求めてカスタムしたいと悩み始め、差額の10万円以上の大金をかけて20万円台と同じスペックにカスタムすることになるかりがちです。

 

『価格』を優先して選びたい方なら10万円台を。
価格を優先したいお客様にお話を聞くと、ロードバイクを購入する目的のほとんどが、通勤か週末に軽くサイクリングしたいという理由でした。
もちろん通勤と週末のサイクリングであっても性能が高いことに越したことはないのですが、価格を優先するのであれば、必ずしも20万円台を購入する理由にはなりません。
またスポーツバイクを初めて将来的に続けるか分からないから初めは予算を抑えめにしたい、と言う方もお試しとして10万円台のバイクで選ぶのもいいと思います。

 

『デザイン』を優先して選びたい方なら、価格ではなくデザインが気に入った方で。
デザインを優先したいのであれば、一旦価格のことは横に置いておいて、デザインが気に入るバイクを探してください。
それが10万円台のバイクでも20万円台のバイクでも、予算に無理がないのであれば、気に入った方で選んでください。
それが1番後悔しない選び方だと思います。

 

 

それでもやっぱりピンと来ない方は一度、『性能』・『価格』・『デザイン』この3つの基準をランキング付けしてください。

そのランキング付けした中で1番になる基準だけは絶対に拘ってください!

そのうえで沢山のバイクがあって悩んでしまうのであれば、店頭のスタッフにご相談下さい!
様々な経験を積んだスタッフが多く在籍しているので、お客様が気に入る1台がきっと見つかるはずです!

長くなりましたが、10万円台のDISCロードバイクか20万円台のDISCロードバイクのどちらが良いのかについては、僕個人の考えなので、そんな考え方もあるんだなー程度に受け取っていただければ幸いです。

それでは皆様のご来店をスタッフ一同心よりお待ちいたしております!

以上、ワイズロード京都店の濱上でした。