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【COLNAGO】今年のツールで活躍が期待されている新型モデルが京都店に入荷します!
by: 濱上

こんにちは!
ワイズロード京都店の濱上です!

今回は今年のツール度フランスで活躍が期待されている、COLNAGOの新作モデルを一挙ご紹介!!
COLNAGO強化店舗の京都店にはもちろん入荷しますので、ぜひ最後までご確認ください!

今年のツールで活躍が期待されている新型モデルが京都店に入荷します!

Y1RS2

 

 

来月、7月5日に開催する、ツール・ド・フランスの総合優勝候補として挙げられる、ダディ・ポガチャル選手!
ポガチャル選手が所属するUAEチームエミレーツXRGが駆るのが「COLNAGO」!!

2025年度は、昨年度使用していた軽量モデルの「V4Rs」がフルモデルチェンジを果たし「V5Rs」として新登場!
さらにエアロ効果を最大限に引き出した、新型「Y1Rs」が登場したことで、ヒルクライムだけではなく、スプリンター向けのフラットなコースでも勝利を掴むことが出来る万全の布陣となりました!!

そんなCOLNAGOが発表した最新のフラグシップモデルの2車種が、COLNAGO強化店舗に京都店にも入荷します!!
改めてそれぞれのバイクのご紹介と実際に入荷するカラーとサイズをご紹介いたします!

 

エアロ効果を突き詰めた新型「Y1Rs」

 

COLNAGO  Y1Rs


カラー:SDM5 (TEAM EMIRATES XRG)

カラー:YSWW (Fully Gloss White)


カラー:YSBO (Black/Blue)


カラー:YSWC (White/WC color stripes) 
価格:フレームセット:¥1,188,000- (税込)
※YSWC (White/WC color stripes) のみ、¥1,298,000- (税込)
※フレームセットには専用ハンドル CC.Y1 が付属します。

 

昨年から多くのブランドで最新のUCI規格に対応したエアロバイクが続々とリリースする中、COLNAGO もついにエアロロードをリリースしました!!

そらが「Y1Rs」!!

COLNAGO  独自のY字型の構造を各所に配置した最新型で、特にハンドル周りと、独自のY型フレームが見る人に驚きと、速さへの興味を与えます!!

COLNAGO曰く、クラシックレースやグランツールという 世界最高峰のレースで勝利するためにオールラウンドモデルの「V4Rs」に加えて、レース中のプロトンで最もエアロダイナミックス 効果発揮し、ゴールスプリントでの勝利を導きべくエアロロードバイクが「Y1Rs」の立ち位置になるそうです!

 

独自設計のフロントエリア

Y1

 

フロントエリアについては、V4Rsと比較してヘッド チューブ回りがシェイプされ、Y型のコルナゴ専用ハン ドル「CC.Y1」を装備することでフロント部のボ リュームが15%削減。中央がV字型のハンドル形状は、 CCC.01ハンドルと比較して空気の流れが分離しないこ とで、エアロダイナミクス効果を発揮します!

最新のUCI規定に基づいた最速の形

Y1-2

 

ダウンチューブは、フロントホイールに沿う形状に することで、ホイールからダウンチューブへの空気の 流れを最適化!

このダウンチューブの形状とホイール とのクリアランスは、Colnago とミラノ工科大学とで CFD(数値流体力学)に基づき共同開発されました!

UCI 規則内で空気抵抗を最小限に抑えるための最適な 形状です!

Y1-3

ヘッドセットは、新しい UCI ルールに即したフロン トエリアの側面面積を増大!

それによって横方向の空 気の流れる速度を向上させることに成功しました。!

ヘッドセットのベアリングサイズを小さくし、フロン トフォークのコラム部分をヘッドチューブと一体化さ せる形状にすることで、フロント部が受ける空気抵抗 を低減しています。

Y1-4

シートポスト、シートチューブ、シートステーのエリア は、2 つに分離する「Y」形状化。

これにより全体的な剛性 を維持しつつライドフィーリングが向上!!

このダブル Y シェイプにより、縦方向の安定感が増し、長時間での快適 走行を実現しています!

プロのフィードバックから得た最新のジオメトリー

Y1-5

ジオメトリーはTeam UAE Emirates および UAE ADQ の選手 からフィードバックを受け、平坦や起伏のあるレースで最 高のスピード求める全てのライダーのニーズに対応すべく 設計されました。

V4R との主な違いは以下のとおりです。

・HT と ST角度がわずかに立っており、より前傾したポジ ションに対応!

エアロ効果とパワー伝達力を最適化。 ・リーチ/スタック比を大きくし、よりアグレッシブでエク ステンデッドなライドポジションに対応します!

フレーム サイズごとにフォークサイズをセットすることでフレーム サイズに応じた最適で一定のトレイルをキープします。

Y1R のトレイル値は、基本的なレース向けに設計されてい ます。

ハンドリングやステアリングアクションの反応が良 いのも特徴です!

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※ジオメトリー表

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完成車とフレームセットに付属している専用ハンドル「CC.Y1 ハンドル」は各フレームのサイズに対してサイズが決まっているので変更が出来ません。

y1rs9

各完成車のパーツアッセンブルは上の表のとおりで、完成車の写真とは違うのでご注意ください。

Y1Rsフレームセットの入荷カラーとサイズ

カラー:SDM5 (TEAM EMIRATES)
サイズ:M (身長175㎝前後のお客様向け)
付属ハンドルバーサイズ:ステム115㎜/ハンドル370㎜

カラー:YSBO (Black/Blue)
サイズ:M (身長175㎝前後のお客様向け)
付属ハンドルバーサイズ:ステム115㎜/ハンドル370㎜

5世代目となった軽さを突き詰めた「V5Rs」

COLNAGO  V5Rs


カラー:SDM5 (TEAM EMIRATES XRG)


カラー:VRBK (Black)


カラー:VRWB ( Fully Gloss White)


カラー:VRWC (Color Upcharge)
価格:フレームセット:¥1,034,000- (税込)
※VRWC (Color Upcharge) のみ、¥1,144,000- (税込)

今作で5世代目となった「V5Rs」!

初代V1-rからモデルチェンジの度に業界を騒がせた名作に、2024年世界ロードチャンピオンのポガチャル選手が乗ることも重なり、新作のV5Rsも大注目!!

そんなV5Rsが前作のV4Rsからどのように進化したのかをみていきます!
※以下メーカーサイトより。

重量とカーボンレイアップ

塗装前のフレーム重量は、取り外し可能なパーツ(シートポストクランプ、RDハンガー、FDハンガー)を除いた状態で測定されています。また、フレームキットの総重量は、塗装前のフレーム重量とフォーク重量の合計です。

軽量化は新しいカーボン積層技術と製造技術の組み合わせによって実現されます。まず最初のステップでは、FEM*解析を用いて、重要なセクションにおけるカーボンレイアップの定義と最適化を行います。カーボンの積層順序が定義されると、高強度・高剛性のプリプレグ*が特定のマンドレル(心棒)上に慎重に配置・結合され、金型内で硬化されます。

*FEM:有限要素法(FEM)は、複雑な形状や材質の物体を数値解析するため、工学や物理学などの分野で広く普及した手法です。コルナゴでは、フレームの構造解析に用いています。

*プリプレグ:樹脂が予備含浸された炭素繊維シート。


硬化前のプレフォーム済みリアトライアングルNDSとCSドロップアウトマンドレル

硬化後の内部表面仕上げ

これらのマンドレルを使用することで、未硬化フレームを正確にプレフォームすることができ、非常に複雑な接合部や細かな半径部分でも、各カーボン層を設計通りに配置することができます。そのため、硬化プロセス中は繊維を動かさず、想定される応力に耐えられるよう正確に方向を維持する必要があります。

この工程を経ることで、以下のメリットが得られます。

1)設計上、最小限の材料で済むため重量が軽減されます。
2)設計通りにフレームを仕上げることができ、強度と安定性が向上します。
3)最新の工法による品質の向上と、表面の仕上がり品質が向上します。

エアロダイナミクス

Y1Rsの開発において、コルナゴはハリファ大学(UAE アブダビ)およびミラノ工科大学(イタリア)と連携し、製品開発に使用されるCFDモデルの改良を行いました。その結果、モデル精度が大幅に向上し、CFD測定値と実測値の平均差は30%(コルナゴのデータによる現在の業界標準値)から15%に減少しました。このCFDモデルは現在、V5Rsを含む全てのコルナゴ新型ロードバイクの開発に使用されています。

Y1Rs 設計時に開発・改良したデジタルツールを用いて、V5Rsでは以下のプロセスでエアロダイナミクスの向上を実現しました。

1)チューブ形状をCFDを用いて検討
2)最も有望なチューブとジョイント形状が決定すると、3Dプリンターを用いて1/1スケールのプロトタイプを製作
3)試作機として組み立てられ、最終的に複数回の風洞試験で徹底的にテストを実施

このプロセスを細かくみていきましょう。

フロント面積

V4Rと比較して13%削減しています。

V4Rと比較して、より空力性能に優れたチューブプロファイル

1)軽量性、剛性、優れた空力性能を兼ね備えた新しいフォークブレードプロファイル
2)1-1/8インチトップベアリングを採用し、ヘッドチューブの薄型化
3)シートポストとシートチューブのプロファイルを変更し、大幅に薄型化・深型化

風洞試験結果

風洞試験の結果は、全ての比較において、プロライダーの逃げ切りやレースの重要な局面での基準速度 50km/h と、アマチュアライダーの平均速度や山岳ステージでのプロライダーの速度に近い 35km/h で示されています。

抵抗面積比較 – マネキン付きバイク – 50km/h

抵抗面積比較 – バイク単体 – 50km/h

風洞実験結果

*CFD(数値流体力学):流体力学の一分野であり、専用のソフトウェアを用いて数値解析を行い、流体の流れに関わる問題を解決します。ロードバイク開発においては、自転車周りの気流や様々な設計ソリューションの抗力などをシミュレーションするのに役立ちます。

*前面面積:正面から見たコックピットの表面積(ドロップ部を除く)で、ブレーキレバーや手、ヘッドチューブ、フォークによって影響を受けます。実際の前面面積には他の部分も含まれており(ライダーの存在により定量化が困難)、ヨー角によって変化するため、これは簡略化された値です。一般的には、抗力係数と前面面積(CdA)の積を指すのにこの値が用いられます。

フレーム剛性

より軽量でエアロダイナミクスに優れたチューブプロファイルを実現するには、通常、フレーム剛性とのトレードオフが必要になります。

フレームの予備設計が行われエアロダイナミクスが評価されると、まずジョイントの位置と形状、そして最後にカーボンレイアップがFEMを用いて最適化され、その後、物理的なプロトタイプに開発に進みます。

FEMを用いることで、特定の荷重条件下でのフレームの挙動をシミュレーションすることができ、必要な性能を発揮するために、複数の設計をシミュレーションすることが可能です。

ペダリング効率を最適化するためのシートチューブジョイントの最適化

エアロダイナミクスとペダリング効率を高めつつ、剛性の低下を防ぐために、フレーム形状と積層構造を綿密に検討し、シートチューブ幅を狭める必要がありました。

そのためにシートステーを高くし、シートポストジョイントの剛性を高めました。また、シートチューブからボトムブラケットへの移行部を最適な半径で成形し、ダウンチューブとボトムブラケットのジョイントについても同様の解析が行われました。

固定されたフォークに取り付けられ、リアハブが自由に回転するフレームシミュレーションの例。ペダリング負荷をシミュレートするために、ボトムブラケットに面外荷重が加えられています。この状態で応力に耐え、最小限の変形に抑えられるように、形状と積層構造が調整された後、実際のプロトタイプを作成しました。青、緑、黄、赤のカラースケールは、応力の増加を表しています。

ハンドリングとライディングの精度を向上したフロントエンド設計

ヘッドチューブとダウンチューブの形状は、ステアリング負荷を受けても変形しないよう微調整されています。この結果、路面からのダイレクトなフィードバック、前傾姿勢でのライドにおける精度、そしてスプリントフェーズでのサポートが実現しました。

BBの中心とリアハブを固定した状態でのフレーム応力シミュレーション。ステアリングアクスル領域にねじりを与えても、フレーム構造は応力に耐えるように調整されているため、変形が最小限に抑えられます。青、緑、黄、赤のカラースケールは、応力の増加を再現しています。

より空力的な設計と軽量化を施したにもかかわらず、新しいカーボン積層構造とジョイント形状の最適化により、V5Rsのリアルライディング剛性は、剛性の基準となる前モデル V4Rs と同等です。

アップデートされたレーシングジオメトリ

V4Rsのジオメトリは、数々のレースで実証されてきました。そして、V5Rsをよりアグレッシブで効率的なものにし、現代的なライディングポジションに適応させるために、細かなアップデートが施されました。

・2種類のフォークレイクの採用(420~510サイズは47mm、530~570サイズは43mm)。
これは、特に小径サイズやオーバーサイズタイヤの普及に伴い、トレイルを短縮し、サイズ間の均一性を高めることを目的としています。アップデートされたトレイルにより、V5Rsは方向転換や素早い操作において、より応答性が向上します。

・ V4Rsと比較して、HTとSTの角度をわずかに高くすることで、より前傾姿勢やアタックポジションに対応し、エアロダイナミクスとパワー伝達を最適化します。

・2種類のシートポストを用意(シートバック0mmと15mm)。

・タイヤクリアランスは最大32-622。

コルナゴのレーシングライン

コルナゴのレーシングラインは2025年シーズンに向けて全面刷新され、V5Rs と Y1Rs の2モデルがラインナップに加わりました。Y1Rs も V5Rs も、ワールドツアーレースのような過酷なコンディションにおけるハンドリングとライディングの精度に関して一切の妥協を許しません。V5Rs は完璧なオールラウンダーです。標準装備に加え、さらにエアロパーツを装着しながらも、UCIの重量制限の下限を達成しています。さらに、空力性能の向上とバランスの取れた剛性により、V5Rs は石畳やスプリント、山岳ステージなど、あらゆるコンディションで既に勝利を収めている前モデルよりも優れたパフォーマンスを発揮します。

スプリントにおいて究極の空力性能と最大限のレスポンスを求めるライダーにとって、Y1Rsは最適な選択肢です。ワールドツアーチームには両モデルが供給されており、ライダーはレースやライディングスタイルに合わせて選択しています。獲得標高だけの問題ではありません。すでに競技ではそうであるように、予想される平均速度、風や天候の状況、ライダーのスタイルやチーム内での役割などに応じて、ロードバイクを選択しています。最終的にどのモデルを選択するかの基準は、もはや重量のみを基準とする従来の選択ではなくなっています。

Y1Rsフレームセットの入荷カラーとサイズ

カラー:SDM5 (TEAM EMIRATES XRG)
サイズ:510 (身長175㎝前後のお客様向け)

まとめ

今年のツールドフランス総合優勝候補、ダディ・ポガチャル選手が駆る、COLNAGOのY1RsとV5Rs!!
どちらもレースで勝つために設計された正真正銘世界最高峰のレーシングバイク!!

今後京都店に入荷するモデル以外のカラーやサイズに関しても予約受付中なので、お気軽にお問い合わせください!

それぞれのバイクが入荷したら改めて当ブログにてご紹介いたしますので、お楽しみに!

以上、ワイズロード京都店の濱上でした!