ネジ1本まで徹底分解！？オーバーホールＡとは？？
by: 関

みなさんこんにちは。Y’s Road松山店　関です。

 

 

 

気温も上がりいよいよロードバイクもシーズン突入ですが、皆様愛車のメンテナンスはバッチリですか？

 

 

 

 

普段から洗車をしたり注油をしたりしていても、2～3年乗っているバイクなら、どうしても手の届かないフレーム内部に汚れがたまったり、ワイヤ、BBなど消耗品が傷んだりしてしまうものです、、、

 

 

 

 

今回ご紹介する　オーバーホール　Aコース　　は、いくつかあるオーバーホールのメニューの中でも最上級！

 

 

 

消耗パーツの交換に加えて、バイクを完全分解！

フレームを洗浄・コンポもバラせるものは全てバラして徹底洗浄！！

 

 

 

新しいグリスと共に組みなおすことで新品同様（あるいはそれ以上！？）の性能を引き出します。

 

 

 

 

では、さっそく車体紹介

 

 

SCOTT　FOIL

 

 

スコットの人気エアロロード

 

 

 

外観上、比較的綺麗にお使いいただいている車体ですが、フレームには多少キズ・汚れが、、

乗っていれば仕方のない所ですが、出来る限りキレイにしてお返ししようと思います。

 

 

 

 

今回一番の問題はシートポストを固定しているネジ、

（正確にはその上のキャップを止めているネジ）

が完全にナメてしまってシート高の調整ができなくなってしまっている事。

 

 

これも何とかして外していきます。

 

 

 

 

 

それ以外は目立つ問題は特になし。

 

 

 

 

では早速分解分解☆彡

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まずは、ネジがなめてしまったクランプを外していこうと思います。

 

 

当然、通常の工具では回らないので、、、

 

 

 

 

ネジの周囲のカーボンキャップを破壊してネジを露出させ、ペンチでネジを回します！

 

（もちろんお客様のご了承済みですよ♪）

 

 

 

何とかクランプを無事救出。

 

 

 

出てきたのがコイツ

 

 

サビサビ、、

 

 

おそらくシートから侵入した汗でクランプのネジが錆び、上のキャップを固定している小さなネジが回らなくなり、ナメてしまったのでしょう。

 

 

 

 

新品とならべるとこの通り！

 

クランプとキャップは新調です。

 

 

 

順番に全てのパーツを外していきますが、、

 

 

ワイヤが抜けない、、、（汗

 

 

 

ダウンチューブ上側のワイヤの入り口から抜けない、、、

 

 

どうしようもないので、油漬けにする事で、何とか抜けました。

 

 

 

 

 

 

 

 

ようやくここまで分解。

 

 

 

 

 

ここでさらにトラブル、、

 

 

 

 

BBが抜けない。

 

 

 

何もかも抜けないじゃないか！！

 

 

 

 

これも2人がかりで何とかたたき出すことに成功。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘット周りも分解。

 

コラム内のプレッシャープラグは汗？海水？が固着していましたので洗浄。

 

 

ベアリングも交換しましょう。

 

 

 

 

 

やっとフレームだけになりました。

 

 

清掃前

 

 

 

 

 

清掃中

 

 

 

清掃後

 ➡

➡

➡

 

 

いよいよこれからパーツの徹底分解です！！

 

 

 

まずは、汚れが目立ちやすいスプロケ

 

バラして一枚づつブラシで磨きます。

 

 

ここはいつも通り

 

 

クランクもばらして裏の汚れまで落とします。

 

 

リアディレーラー

 

 

ここから本領発揮！！

 

 

 

ここまで分解して、ひとつづつ洗浄・グリスアップして組み立てていきます。

 

 

 

ワイヤーの通る小さなホースも交換。

これで変速の軽さが復活します。

 

 

 

 

STIはフォーミングマルチクリーナーで洗うことで、グリップのベタベタがスッキリ落ちます。

 

 

 

パーツによって、使う洗剤や方法を変えて、パーツが傷まないよう工夫しています。

 

 

 

現行のFDはばらせないのでそのまま磨いてグリスアップ。

 

 

 

一番ホイールに近いブレーキは難敵、、

 

 

コイツの汚れ具合がブレーキの握りの重さに直結します。

 

 

 

 

まずは徹底分解！

 

木端微塵！！！

 

 

 

 

NO92と水洗いで汚れを落とします。

 

 

ロゴ上のローラーが汚れると引きが重く、、、

 

これでスムーズに動きます。

 

 

 

以外と汚れていたのがシートのヤグラ

走行には関係ありませんが、正確な組み立ての為に洗浄して、滑り止めのグリスを塗布

 

 

 

序盤ワイヤが抜けず困ったワイヤ受けはルーターで内部に固着した汚れ・サビを削り落とします。

 

 

 

 

 

タイヤも交換して頂いて、同時にふれとり。

 

 

 

 

 

 

 

ようやくすべての下準備が終わりました、、、

 

 

いよいよこれから組み立てていきますよ！

 

 

 

 

サドルはファブリックのカーボンレールのモデルに交換。

 

それに伴ってヤグラもカーボン用に交換です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

組み立ては全く問題なく順調に進みましたので、特に写真はございません。

 

 

 

 

 

 

 

これが完成した車体だ！

 

 

 

 

 

 

 

 

シートクランプも元通り。

 

 

未交換パーツもピカピカ！

 

ワイヤはさびないようギリギリまでライナーでカバーします。

 

 

ＢＢ裏のワイヤ露出部ももちろんライナーでカバー

 

 

 

 

 

フレームはＷＡＸをかけてピカピカに

 

組み付けに際してはトライアスロンでの使用も想定してフレーム内部までグリスたっぷりでくみ上げました。

 

 

 

 

オーバーホールＡは工賃￥46,300

別途パーツ代（チェーン・ワイヤ等）

 

 

 

 

けして安いお値段ではありませんが、ここまでの作業内容をご覧いただけばご納得いただけるかと思います。

 

 

 

 

オーバーホールＡで愛車の見た目も性能も最高の状態を引き出しませんか？

 

 

 

 

 

 

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