【BROMPTON】14年前の車体を徹底修理！
by: 村

お客様から、2006年に購入したというブロンプトンM3Rをお預かりしました。

 パンクしているのでタイヤ・チューブ交換が主ですが、この機会にあちこちカスタムもしたい、とのこと。

 

 

 

 

サビたシフトワイヤーも交換をご希望です。

 

 

 

シートポストにもサビが…。

 

 

ヒンジ部分に大きなダメージはありませんが、クランプの回転がかなり渋くなっています。

 

 

まずは足周りから直していきましょう。

ホイールを外してタイヤ、チューブを取り外します。

今となっては懐かしい、シングルウォールリム用の青いリムテープ。

写真を撮り忘れてしまいましたが、現行のシングル・ダブル兼用のリムテープに交換しました。

 

 

ホイールを戻すついでにミノウラのスタンドを装着。

ブロンプトン用に設計されているだけあって、相性は抜群です。

 

ブロンプトンはリアフレームを畳んで駐輪するのが基本ですが、その間は荷物を載せられなくなってしまうので、リアキャリア付きの車体には特におすすめのパーツです。

 

 

次にクランプ。

緩めてみると、ネジ山に黒く汚れが溜まっているのが分かります。

これが動きを悪くしていた原因ですね。

 

 

クランプを分解、洗浄しました。

 

 

グリスアップしつつ、加茂屋のフィンガークランプに交換。

 

 

クランプの片側が長く、緩めても共回りしづらい形状になっています。

またバネが入っているので、クランプを緩めた時にフレームやステムにカジリ付くことがない優れものです。

 

 

続いてサドル周り。

サドルを外すと、シートポストもヤグラもサビが回っています。

 

 

加茂屋のL&Sシートポストに交換！

アルミ製で軽く、仕上げも綺麗です。

ヤグラ部分はなるべくサビを落として再利用しました。

 

 

 

折り畳みをチェックしていたら、おかしな所を発見。

ハンドルバーキャッチが逆さまに付いています。

 

 

ひっくり返そうと思って外したら、ストッパーに当たる部分が割れていました…。

これは交換ですね。

 

 

このパーツ、一見上下対称のようですが、実は取り付ける向きが決まっています。

取り付けボルトを通す部分の厚みが、内外で異なっているのが分かるでしょうか?

 

 

 

新しいハンドルバーキャッチを取り付けたところ。

開き止めのバネが上から差し込まれていて、厚く盛り上がっている側が外にくるのが、正しい付け方です。

 

 

 

作業が完了したところで撮影。

サビていたシフトワイヤーとギアインジケータチェーンは、新品に交換しました。

 

 

 

 

タイヤ、チューブ、リムテープと足周りを一新。

コンチネンタルのコンタクトアーバンは、お手頃価格ながら乗り心地がよく、個人的にも愛用しています。

 

 

 

リアサスは加茂屋のジェニーサス・ソフトをチョイス。

 

 

 

今回は総額4万5千円ほどの作業となりましたが、オーナー様にもご満足いただける仕上がりとなりました。

まだまだ現役で走り続けてくれることでしょう。

 

 

ワイズロード松山店では、県内唯一のブロンプトン正規ディーラーとして車体はもちろん、パーツ等も豊富に取り揃えております。

ブロンプトン愛用者の店長以下、熟練したスタッフがご案内いたしますので、何でもお気軽にご相談ください！

 

 

 

 

 

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