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音鳴りSOS! 駆動部分解清掃で原因を探せ!! (‘◇’)ゞ
by: 関

211IMG_1594みなさんこんにちは。Y’s Road松山店 関です。

 

 

 

今回ご紹介するのは、、

 

 

211IMG_1572

キャノンデール スーパーシックスエボ

 

 

 

このバイクの音鳴り対策です!!

 

 

 

バイクの音鳴りはパーツの緩みや痛みのサイン。

放置すればどんどん重症化してしまいます!

 

 

コチラの記事でも紹介していますがロードバイクの異音は原因が多く特定や修理が難しいことも多いのです!

 

今回もお客様のお話をもとに原因を探ってみたいと思います。

( `ー´)ノ

 

 

 

 

今回の音鳴りは、、

・強く漕ぐたびに「キュッ」とゴムが擦れるような音

・足を止めると異音はしない

と言うもの。

 

 

 

 

 

これを聞いて真っ先に思い浮かぶのが、、、

 

211IMG_1574

BB!

踏んだ力を一番受ける部分であり、キャノンデールの採用するBB30規格は比較的音の出やすい構造です。

 

 

 

 

 

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また、ペダリング中という事はペダルを含むドライブトレインも可能性大!

 

 

 

 

211IMG_1599

そのほかヘッドやサドルなど思いもよらない場所からなる事もあるので要注意です。

 

 

 

 

 

 

 

次にお客様のバイクをお借りして試乗チェック。

異音はほとんどの場合、スタンド上での空回しでは出ません、、

(´Д`)

実際にバイクに乗って自分の耳で確かめます。

 

 

実際にお客様の気にしている音が確認できれば原因を特定しやすくなりますが、試乗時の騒音や特定の条件下でしか異音が出ない場合など異音がわからない事もしばしば、、、

(+_+)

 

そして今回もキュッ キュッという音は確認できず、、

かわりにわかったのは、

 

 

・カタカタというヘッドのガタ

・チェーンとFDの擦れ

・チェーンの駆動音

 

といった所でした。

 

 

 

 

では、これらの情報を考慮しつつ、フレームを分解清掃して原因を消していきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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まずクランクを外します。

玉当たりがちょっと緩いか?

 

 

 

 

211IMG_1579

クランクを外したところ。

続いて緑色のアダプターと黒いBBを外していきます。

 

 

 

 

 

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クランクとアダプターを外しました。

けっこう中まで砂が侵入していますね、、

 

 

 

 

 

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BBとBB内部

砂の浸入はありますが、BB裏に穴が開いているのである程度は仕方がないです、、

今のところ大きな異常は無し。

 

 

 

 

211IMG_1584

このフレームは

クランク➡アダプター➡BB➡フレーム

と金属同士が触れ合うポイントが多いので必然的に音が鳴りやすくなります。

スギノ等のBB30/シマノクランク用のBBに交換すればアダプタは不要になり、音鳴りリスクを減らせます。

 

 

 

 

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左側BB

外側にサビが出ており、回転もわずかに抵抗があります。

 

 

 

 

 

 

 

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(BB以外)大きな痛みは見受けられなかったので各パーツ洗浄して組み戻します。

 

BBは通常外したら交換ですが、今回は今週末お乗りになるという事で組み戻します。

後日セラミックBBにアップグレードのご予約を頂いたので消耗品交換とアップグレードで一石二鳥ですね!

\(^o^)/

 

 

 

 

211IMG_1595

BB・アダプター・クランクにそれぞれ防水&鳴き防止のグリスを塗って組み立て。

 

 

 

 

 

 

 

 

211IMG_1576

ペダルも念の為メンテナンス。

 

211IMG_1589

スピードプレイはクリスが切れるとシャフトを削ってしまいます、、

( ゚Д゚)

 

 

 

 

211IMG_1590 211IMG_1591

汚れは軽微でシャフトもまだ大丈夫そう。

 

 

 

 

211IMG_1593

念の為新しいグリスで古いグリスを押し出しておきます。

 

 

 

 

211IMG_1596

ペダル固定部も鳴きやすい部分。

グリスを塗ってしっかり固定。

 

 

 

 

 

 

 

 

211IMG_1599

ヘッドのガタも調整、、、

 

 

 

の前に分解して状態確認

( `ー´)ノ

 

 

 

 

 

 

 

211IMG_1601 211IMG_1603

錆びてる~!!!

しかもまだ湿っています、、、

(´Д`)

 

 

 

 

 

 

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幸い、現状回転に濁りは無いので、最低限サビをヤスって戻しますが、次のオーバーホール時に交換しましょう。

 

 

 

 

 

211IMG_1604

下ベアリングは異常なしです

(‘◇’)ゞ

 

 

 

 

211IMG_1608

充分にグリスを塗って組み戻し。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

211IMG_1609

次にチェーンのお手入れ。

 

 

お客様自身でも掃除と注油は定期的にされていたそうですが、チェーンの音が気になったらオイルを変えてみるのもオススメ。

 

 

オイルには

「ドライ」タイプ

「ウェット」タイプ

があり、

 

 

ドライタイプはチェーンを綺麗に保ちやすいのが特徴。反面、こまめに注油してやる必要があります。

 

 

ウエットタイプは多少汚れやすいですが、駆動音が静かで高負荷にも強い物が多いのが特徴。

 

 

(個人的に)ロードバイクにはウエット・セミウエットのオイルがオススメです!!

(∩´∀`)∩

 

 

 

 

 

 

 

 

211IMG_1610

そしてチェーンが変速機に当たらないよう微調整。

 

 

 

 

 

 

 

 

最後にお客様が不安に思われている前輪ハブのチェック

 

と言うのも、以前、後輪を分解した際、かなりのサビが見つかったことがあったのです。

 

果たして前輪は、、、

 

211IMG_1597

よーく見るとシルバーのベアリング外側が錆び始めています、、

 

回転に異常はありませんが、後輪のベアリング交換と同時に変えてしまっても良いでしょう。

 

 

 

 

 

211IMG_1598

今回はこれ以上悪化しないよう、グリスでフタをしてしまいます!

 

 

これで当面は大丈夫でしょう。

 

 

 

 

今回多くのパーツが錆びてしまっていたのはお客様いわく

「こまめに洗車し過ぎたのでは?」

 

ロードバイクは雨の中走ってもへっちゃらだし

洗車はパーツの状態を良好に保ち、異常の早期発見に役立つので非常にオススメです。

 

但し、高価なフレームやホイールほど性能重視で防水性が低いものもあります。

洗車の後はやさしく水で流し、拭き取りと乾燥を十分しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

これで今回の作業は終了。

このように異音の原因が特定できない場合は、原因になりそうな部分をしらみつぶしに当たっていきます。

 

今回は自分とお客様による試乗で改善が確認できました!!

\(^o^)/

 

お客様大変お待たせしました!

 

 

 

異音や変速不良はバイクが痛んでるサインかもしれません。

 

重症化する前に、気がついたらすぐにご相談ください!!

 

 

 

 

 


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