愛媛で自転車をお探しならY's Road 松山店エミフルMASAKI
2020/12/17 00:44
今回は人生で初めて体験したシクロクロスと言う競技を紹介するとともに、その楽しさもお伝えできればと思います!
自分も以前は全く興味が無かったジャンルでしたが、やってみると意外と、、、?
ぜひ、今までシクロクロスに興味なかった人にも読んで頂ければと思います!!
きっかけ
こんなことを言うのもなんですが、、
自分は今までシクロクロスにまぁ~~~ったく興味がありませんでした!
他のスタッフや知り合いからお誘い頂いても断ってしまっていました、、<(_ _*)>
しかし、話を聞くと、今までロード一筋でやってきたベテランサイクリストの多くが最近シクロにハマっているらしい!
そんなに楽しいなら、、と興味がでてきました。
また、プロや競技者に目を向けてみると、シクロ経験者がロードレースでも結果を残している事が多い!
スタッフの祖母井くんもその一人です。
ロードの刺激になればと思ったのもきっかけのひとつ。
機材的にもTREKのCHECKPOINTと言う万能型グラベルロードを数年前に買い、最近やっとオフロードに慣れてきて、「機材が無いからできませーん」が言えなくなってしまいました、、、
シクロ・トライアスロン・ブルベ
この3つはいつか挑戦してみたかったので、自分の遊びの幅を広げるために思い切って挑戦してみよう!と思っていたので、今回思い切って挑戦してみることにしました。
そもそもシクロクロスって??
元々は冬場のトレーニングとして始まったもの。
舗装路・草地・砂利・泥・砂…様々な路面で行われる周回レースです。
また、コース内にはシケインと呼ばれる障害物や、走行困難な急坂、ぬかるみなどがあり、自転車を押したり、担いだりしないといけない場面もあります。
競技には専用のシクロクロスバイクを使うことが多い
シクロクロスバイクとは?
外見はロードバイクに近く、ドロップハンドルが付いている。
ロードより太い28Cや32Cのブロックタイヤを使う
比較的頑丈で、悪路や泥詰まりに強いパーツが付いている
といった特徴があります。
初心者クラスはMTBやグラベルでも走れることがあるようです。
ディスクブレーキで32Cのブロックタイヤが装着できれば大丈夫でしょう。
*イベントの規定を確認しましょう。
何が楽しいの?
様々な悪路や障害物を超えながら走るので走り切れたときの達成感があります!
激しい競技なので走り終わった後の爽快感・充実感は格別!!
ロードの耐久レースやヒルクライムよりバイクコントロールのテクニックや足腰の強さが重要になるので、練習の成果が出やすい!
また、シクロで養ったテクニックはロードでも活かせる。
周回コースなので応援する側も見ていて楽しいです。
どんなアイテムが必要?
シクロクロスバイクの他に悪路でもしっかり歩けるMTB系のシューズ。
寒い時期の競技なので冬用のウエア。
それ以外は他の競技同様ヘルメットやグローブ、サングラスなど。
バイク以外は意外と手持ちの物で始められるかも?
競技後は車体が汚れるので洗車用具も用意しておいた方が良いですね♪
練習
ロードバイクの競技と違い、頻繁にバイクから降りて障害物を超える事になるので、素早く乗り降りする練習や、バイクを担ぐ練習が必要ですね。
自分も初めて挑戦した時は足を引っかけて転びそうになってしまいました、、
トレーニング的には競技時間が決まっているのでその時間に合わせた追い込みや、ストップ&ゴーが多い競技なので短時間・高負荷のインターバルなんかが効きそうですね。
もちろん悪路になれることも必要です。
今回使用するバイク
TREK CHECKPOINT SL
厳密にはシクロクロスバイクではなくグラベルロードですが、、両者の境目はあいまいで、どちらも悪路を走れるように設計されているので、アマチュアで遊ぶ分にはこのバイクで十分かと思っています。
シクロ専用車の方が軽かったり、担ぎ易かったり、競技により特化しています。
不要なバッグやライト等を外したほか、乗り降りしやすいようにサドルを25mmくらい下げました。
舗装路ではサドルが低く感じますが、悪路では中腰で漕ぐからか違和感ありません。
タイヤの空気圧は経験者のスタッフ祖母井くんにアドバイスをもらいつつ調整。
1.5・2・2.5・3.5BARと試した結果、草地でな2BARが一番しっくり来たのでこれに決定!
いざイベント当日
無事に会場到着。
朝ご飯をたべつつ受付を済ませます。
翼を授ける~
開会式の前に30分間だけコースを試走できる時間があります。
自分にとっては初めてのシクロクロスコースなので、念入りに2周。
一週目でコースを覚えて、
二週目で攻略方法を考えます。
試走を終えて一旦駐車場に戻ります。
ヒルクライムと違って(この会場は)コースと駐車場が近くて便利です。
レース前最後に空気圧をチェックすると、、
前輪の気圧がわずかに下がっている、、?
レース前の緊張でそう思うのか、本当に抜けているのか、、
以前グラベルコースで前輪がパンクした嫌な記憶がよみがえります、、、
今ならまだ予備ホイールがあるが、、
空気抜けはあってもごくわずかなので(気のせいかもしれないので)シーラントをたっぷり注入して様子を見ることに。
シーラントを入れ、空気を入れると、、
なんじゃこりゃ~~~!
リム全周からシーラントが漏れてくる!!!
めちゃくちゃビックリしましたが、すぐに漏れは収まったので大丈夫のはず、、たぶん。
コース
ここでコースを紹介しておきましょう。
大会HPより →北
内子町役場近くの河川敷に作られた特設コース
レイアウトは違いますが、全日本シクロでも使われたコースです。
コースの大半は草地で一部に砂利、土、もあり、舗装路は50mもありません。
画像では見にくいですが、右の橋のあたりがスタート/ゴールで、左回りに周回します。
初心者部門は今回は30分で5周です。
コースの主要な障害物をまとめるとこんな感じ。
スタートしてすぐに急角度のコーナーが続き、続いて土手をジグザグにアップダウン、
するとすぐに砂利道と階段が現れます。
階段を上るとしばらくは直線ですが、草を刈った地面でスピードがのりにくいです。
コース半ばでU字の急斜面を下りて上って×2
左端のコーナーは緩く走りやすい。
ゴールへのストレートは締まった地面で比較的スピードが出ますが、幅が狭く追い越しは困難。
ゴール直前に2個のシケインがあります。
シクロクロスの中では直線が多く、晴れていれば非常に走りやすいコースのようです。
いよいよレーススタート
最後尾スタート、、
知らなかったのですが、シクロクロスの多くはゼッケン順(申し込み順)らしく、後方はスタートで抜け出せないのでかなり不利。
目標は完走。
出来れば半分くらいの順位で。
楽しめたらいいので、あまり緊張はありません。
9:50 カテゴリー3 スタート!
スタートと同時に全員が前へ前へと飛び込んでいきます。
少し進んだところで後ろで大きな音が!
落車がおこったようです。
序盤は選手が固まりやすく、路面になれていないので落車がおこりやすいです。
序盤の急カーブ
集団で走る中で、
疲れない様に、速度が落ちない様に、滑らない様に、、
色々考えながら最適な走り方を探し、
隙があれば前の人を抜かします。
一周目はまだ地面に朝露が残っていて滑りやすい所があり何度かヒヤッとしました、、
階段と砂利区間。
砂利道で進みながらバイクから飛び降りるので足を取られない様に要注意!
階段は一周目はまだ余裕ですがかなり体力を吸われる。
しかし、逆に考えれば辛いのは皆同じ!
体重とバイクの軽さを活かしてここで一気に前との差を詰めます!
一つ目のU字急勾配。
実際には写真より急に感じてマジで怖い
ここまで来たら突っ込むしかありません!
下りの反動があるので上りがツラいという事はありませんが、上手く体重移動しつつバイクが滑らない様に気を付けます。
二つ目
お分かりいただけるでしょうか?
下っているだけでなく左右に傾いている所を下っていきいます!
怖い!!
地面がぬかるんでいなくてよかったと心から思います。
そしてこの急坂!
一瞬たりとも気が抜けません!
3周、4周と集会を重ねるにつれ、
路面の状況
障害物の特徴
自分の得意な区間
色々分かってきて次々あらわれる障害をクリアする楽しみが見えてくると同時に、選手がばらけてきて走りやすく、駆け引きよりも個人の体力・テクニック勝負になって来ます。
ようやくシクロクロスの楽しさが分かってきた半面、体力の限界も近づいてきます。
常に全力なのはどの競技でもですが、
路面に気を配る集中力
コーナーや悪路でのコントロール
加速時の脚への負荷
路面から常に来る振動と衝撃
周回を重ねるほど足が重く、特にバイクの担ぎとコーナーからの立ち上がりで身体が言う事を聞かなくなってきます。
最終週はむしろハイになって辛さは感じません!!
ヒルクライムや他の競技と比べて圧倒的に心拍が辛かったです!
足や精神的にはヒルクラの方が辛いかも、、
シクロは次々と場面が変わるので飽きないし、頭を使うのでヒルクライムの30分より短く感じました!
実は足を休められるポイントも有りますしね。
それに比べてヒルクライムと来たら同じような道を延々と上るなんて、、
ゴール!!!
準備期間は短かったものの、間違いなく今の全力を出し切りました!!
辛かった~~~
楽しかった~~~!
ゴールして
大会HPより
結果は出走35名中11位
転ぶことなく無事完走できました!!
非常に過酷だけど楽しい競技と言うことがよく分かりました!!
次回も新しい目標を作って挑戦してみたいです!
完走できたのはこのバイクのおかげ!
ギア比、タイヤともこのコースにはピッタリでした。
パンクが疑われた前輪も無事でした!
思っていた以上に汚れは少なく、顔や服は全く汚れませんでした。
バイクは掃除が必要ですね。
意外な働きをしたのがこのフォーク。
LAUFと言うメーカーの物でカーボンのサスペンション機構が常に路面を捉え、衝撃を吸収してくれます。
こいつのおかげで悪路に突っ込んでいけたのは言うまでも有りませんが、、
スタート前は他の選手からこのフォークのことを聞かれ、会話になって場が和んだり、
レース中は(たぶん)見ず知らずの人ですが、このマニアックなフォークを知っていたようで、毎周回「カッコいいよ」とか「ナイスフォーク!」とか意味不明な応援をしてくれる人たちがいてレース中ながら笑ってしまいました。
変な応援ですが、応援されると不思議とがんばれます!
最後に
初めてのシクロクロスでしたがとても楽しむことができました!!
コロナ禍にありながら対策を徹底してイベントを開催してくださった運営の皆様
会場や店舗で応援してくださった方
写真を撮ってくれてた方
協力してくれた松山店の皆さん
ありがとうございました!!
非常に過酷な競技ですが、その分楽しいイベントでした!
また来年練習して挑戦したいです!!
ご興味のある方は是非店頭でご質問ください。
必要な機材はもちろん、テクニックや練習なども可能な限りお伝えしようと思います!!
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