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エアロロードOH! サビとBB規格と睨めっこ( `ー´)
by: 関

s-_DSC4533みなさんこんにちは。Y’s Road松山店 関です。

 

 

今回ご紹介するのは、、、

 

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サーベロ S3 のオーバーホールBです!

 

オーバーホールBではバイクを分解し、パーツをきれいに掃除して組み戻すメンテナンスで、まるで新車のように気持ちよく走れるようになります。

 

このフレームはトライアスロンで使っているとの事で超警戒、、

トライアスロンではどうしても汗や海水がかかってしまうので思わぬパーツが錆びていたり、固着していることが多いのです!

外見はキレイそうですが中身はどうでしょうか??

 

 

状態チェック

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ホイールはロゴが派手だった時のコスミック

 

 

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クランクは割と初期のROTOR

2010年代の憧れのパーツ達って感じでとてもかっこいいです!

 

 

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変速機周り

チェーン・スプロケットは交換時期

 

 

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シートの固定部

こういう所から海水が侵入して錆びやすい!

 

 

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ヘッドも錆びやすいパーツの1つ

 

 

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タイヤはひび割れてきているので交換しましょう。

 

 

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サビが浮いています。

不安しかない、

 

 

作業開始

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パーツを外していきます。

BB付近は砂がたくさんついているものの大きな異常はなさそう。

 

 

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少し固まっていましたが無事BB摘出。

 

 

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BBシェルが完全に密閉されているので水やゴミが入らなかったようです。

 

 

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ワイヤ内装部も若干固着。

 

 

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塩の結晶が詰まっています。

 

 

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ステム周りにも汗?海水?が侵入した跡が、、

 

 

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チェーンリングボルトに錆び

 

 

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まずはフレームを清掃

 

 

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さらに艶出ししてピカピカになりました!

 

 

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パーツも1つずつ洗っていきます。

 

 

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ブレーキは裏側の汚れが動作に直結します。

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可動部に注油してスムーズに動くようにします。

 

 

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錆び始めたネジは、、

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錆を落としてからグリスで密閉

 

 

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ペダルなどのサビは、、

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出来るだけ削り、、

 

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奥まった部分は、、

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たっぷりグリス注入

 

 

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FDは塗装がボロボロに剥がれてしまっています。

これは内部のアルミが腐食しているサイン。

シマノのパーツでは珍しいです。

 

 

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RDも同様に可動部分や汗の溜まりやすい部分が腐食しています。

 

 

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十分にサビを落としてから塗装します。

アルテグラの微妙なグレーを再現、、

 

 

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遠目にはわからないかな?

 

 

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一度錆びてしまうと再発しやすいので定期的な洗車や注油で錆びさせないことが肝心。

 

 

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ブラケットやサドルなどはフォーミングマルチクリーナーで清掃

 

 

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レバー内側にもサビ

 

 

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削り落としてオイルでコーディング

 

 

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パーツの清掃が大方終わったのでここからは組み付け。

 

 

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BBを交換するので取寄せます。

規格はBBright。こいつが曲者。

 

フレームにはこのようにBBrightとでかでかと書いてあります。

rotor-bb30-24-bottom-bracket-road-68mm-steel-4

BBの規格はシェル幅(W)とシェル径(D)で決まります。

 

BBrightはサーベロとROTORが提唱している規格で、

シェル幅79mm シェル径42mm

 

s-_DSC4355

しかしこのフレームの実測は

シェル幅79mm シェル径46mm

 

あれ?これは何の規格??

 

近い規格にPF30があり、

シェル幅68mm シェル径46mm

ですが、今度はシェル幅が違う、、

 

ではどのBBを注文したらいいの??

 

rotor-bb30-24-bottom-bracket-road-68mm-steel-3

ROTORの互換表で「シェル幅79mm シェル径46mm」を探してみると、、

BBrightとは別にBBright PFなる記載が!

そんな規格は聞いたことが無いし調べても出てきません!!

 

でもまあ、そのBBright PFなる規格のBBを買えばいいのかと思ったら、これまた違う!

 

通常、ROTORのクランクを取り付ける際にはフレームとクランクの間にスペーサーを入れます。

しかし、サーベロの一部モデルは専用設計(?)のROTOR製クランクが標準装備されており、市販のROTORクランクと取り付け方法や使用BBが違うとの事、、、?

 

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専用設計クランクと言うのが、取付に必要なスペーサーが内蔵された形状という事で、中央の突起がそれらしいです。

で、これに対応したBBはROTOR社ではラインナップが無い!

BBrightを提唱しているサーベロとROTORの専用設計クランクなのにBBが無いとは、、、

結局なんのBB使うの???というと、、

PF30規格を使う!!!

???もう涙目、、、、

 

つまり、、

S3はBBrightだが、実はBBright PF規格(?)で、ROTORの専用クランクを使う為にPF30規格のBBを使う、、、

、、、わからん???

今回はサーベロとROTORの代理店さんに親切に教えていただき解決しました。いい経験になりました。

 

 

 

完成

痛恨!

車体全体の写真が撮れていなかった、、

 

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 チェーン・スプロケットは交換、それ以外のパーツは清掃と注油をして組み付けています。

 

 

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ギアチェンジもスムーズ。

 

 

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ブレーキもスムーズに動くようになりました。

 

 

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タイヤは価格と性能の良いシュワルベワン

 

 

 

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サイコンは電池交換済み

 

 

s-_DSC4543 s-_DSC4542

補修した変速機も良く動くようになりました。

見た目も言われなければわからないと思います。

 

 

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サドルやブラケットなど触れる部分はクリーナーで洗ったのでピカピカです。

 

 

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心配していたクランプは無事でした。

今後の為にたっぷりグリスを塗っておきます。

 

 

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ヘッドも同様にしっかりグリスアップしました。

 

 

今回のメンテナンス費用は約¥80,000でした。

紹介した物以外にも「ここが錆びるか!?」みたいなところがたくさんありましたが、できる限りサビを除去、予防のグリスアップをしました。

安心してたくさん乗ってください!

でも、たまには洗車して下さいね♪

 

 

修理・メンテ・カスタムのご相談お待ちしております。

8・9月は混み合いますのでお早めに!

 

 

 

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