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サビでボロボロになった貴重な1台を「オーバーホールA」で徹底修理!
by: 関

s-_DSC6129みなさんこんにちは。Y’s Road松山店 関です。

 

 

今回ご紹介するのは、

 

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MERIDA REACTOのオーバーホールAです!!

 

久々にきましたオーバーホールA!!

オーバーホールAでは、各パーツを可能な限りバラバラに分解、清掃したのち消耗パーツを交換して組み戻します! 

 

しかもこれはREACTOの限定チームモデル

日本のスーパーヒーロー新城幸也選手モデルです!

 

 

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しかもしかも、(うっすらとですが)新城選手の直筆サイン入り!

イベントで書いてもらったらしいです!!

 

 

状態チェック

作業前に車体の状態を確認して、お客様と作業内容を相談します、

 

 

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現状で一番の問題は、ブレーキの動きが悪く、閉じたブレーキが開かないという、、、

 

 

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相当に錆びています、、、

 

 

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ワイヤーは避けています。

 

 

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トライアスロンで使っていたとのことで、塩?汗?が固まっています。

これは内部もかなり状態が悪い予感。

 

 

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タイヤやブレーキなどのゴムパーツは劣化して使えません。

 

 

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駆動パーツもこの機会に交換しましょう。

 

 

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ホイールはセラミックベアリングのCULTが使われている上位モデル。

ベアリングの手入れもしましょう。

 

 

分解開始

まずは状態を確認しながら分解、清掃を進めます。

 

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不安だったワイヤー入り口のネジは無事に外すことができました。

 

 

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しかし裏側は塩でガビガビ!

金属フレームなら死んでいましたね、、

 

 

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ステムを外すとコラムにも塩や砂がびっしり。

 

 

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ヘッドベアリングは交換しましょう。

 

 

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ワイヤー類はフルアウターですが、フレームに通しなおすのは大変そうなつくり。

 

 

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固着することの多いBBですが、、、

 

 

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無事外れました。

内部には砂がたまっています。

 

 

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問題のブレーキ。

これはとれない可能性も、、

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一応、無事に取れましたが、、

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ブレーキアウターが抜けない、、

清掃開始!

しばらく乗られていなかったバイクで、保管状態は悪くないように見えますが、塩による痛みやが激しいので徹底的に掃除します。

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まずは比較的軽症のフロントブレーキを分解。

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ピポット部分はこんな構造。

105グレードにも極小のベアリングが入っていました。

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めちゃくちゃ小さなベアリングを清掃。

通常はここまでバラさないことが多いですが、ここまでしないと動いてくれそうにありません。

ベアリング自体もサビてしまっているので100%の性能は発揮できませんが、問題なく動いてこれ以上錆びないようにしっかりメンテします。

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錆びの出たシルバーの部分を磨くと、、

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ここまできれいになります。

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続いてリアブレーキ。

これはもうダメだ!交換!!

と、言いたいところでしたが、、このブレーキはすでに廃番。シマノで使える後継モデルは長期間欠品。残るは超高額だったり、シマノより品質の劣る社外品、、

直すしかないのか、、、

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まずは真鍮ブラシでサビとダメになった塗装をはがします。

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そして金属表面を保護するために塗装。

これでもまたサビてしまうようであれば今度こそ交換しましょう。

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ピポット軸のネジはサビの影響か径が変わりスムーズに動かない。

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やむを得ず慎重にやすりをかけて整えます。

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リアのベアリングはフロントよりも状態悪し。

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このローラーが動くことでブレーキがスムーズに動くことになっていますが、、

全く動かない!!

内部が、サビで動かないのか、塩で動かないのか、それによって対応が違うのにそれすらもわからない!!

半日かけて何とか使えるレベルに。

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先程のローラーが当たる部分。

ローラーが動かない状態で無理に使ったせいか、削れてシルバーの地が出てしまっています。

これではスムーズに動かないので、やむを得ず周りを削って凹みをなくします。

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一番錆がひどかったパーツも、、

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さびを落としたのちさ、途中で買ってきたび止め塗料で再発防止。

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手で簡単に取れるはずのブレーキシューも固着!

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こんな時のためのマシーンで強制排出!

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なんとか動いてくれそうです。

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最難関のブレーキが終わってもまだまだ続きます。

STIはブラケットのゴムを交換。

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レバー部分はサビやすいです。

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ここは比較的軽症なのでさびを落とすだけにとどめます。

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FD

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細かいところは新兵器でお掃除!

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無印良品で売っています。

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表面がブツブツになっているのはアルミ素材が内側から腐食して塗装が浮いているから。

アルミもサビます!

こうなってはもう塗装はどうにもなりません。

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ダメになったとそうをはがして原因の錆びを駆除。

 

 

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さび止め塗料を塗り、、

 

 

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黒で塗ります。

105は真っ黒なのでほとんど目立たず補修できます。

*さび止め・補修は独自のサービスで行っているものです。オーバーホールメニューに含まれているものではなく、毎回行っているものではありません。

車体の状態が悪く、補修込みの修理をご希望の場合はレストアメニューをご提案いたしますのでご相談ください。

 

 

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削れたスキッドプレートを交換。

 

 

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RDは完全分解!

掃除とグリス入れ替えで動きがよくなります!

 

 

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クランクも分解してチェーンリングをピカピカに!

 

 

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コラムの中に埋め込むアンカーナットには塩がびっしり。

 

 

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汚れを落とし、汗や海水が入らないようしっかりグリスアップ。

 

細かいパーツも今後気持ちよく使えるように気を配ります。

 

 

 

ホイール回り

 

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まずはハブのオーバーホール。

中のグリスはしっかりよごれています!

 

 

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ハブ内側を掃除。

 

 

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外側も。

 

 

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サビサビのロックナット

 

 

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可能な限りキレイに!

 

 

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外したパーツを清掃。

 

 

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ベアリングも丁寧に洗浄。

 

 

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潤滑剤を入れて組みなおし。

 

 

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無事に性能復活です!

 

 

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タイヤの張替え。

元のタイヤは最近使わないリムセメント(のり)で固定されていました。

 

 

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運よく備品であったクリーナーで掃除していきますが、ベタベタを取るのに半日、、、

 

 

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新しいタイヤは専用の両面テープで貼りますが、定番のミヤタ製の物は長期欠品で他メーカーも品薄。

無事に手配できました。

 

 

 

フレーム掃除

 

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フレームは意外と良好な状態。

 

 

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たまった塩を慎重に除去。

コンポと違って相手がカーボンなので慎重に。

 

 

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全体を掃除&コーティング。

新城選手のサインが消えないように注意。

 

 

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サビていたブレーキのマウントはサビが移ったのかかなり傷んでいます。

 

 

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錆びを除去して整えます。

 

 

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ボロボロになってしまっていた個所は樹脂で補強。

 

 

ここまでくれば、あとは新車同様組み立てるのみ!

 

 

 

完成!

 

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いよいよ完成しました!!

 

 

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バーテープは白のグラデーションでフレームにマッチ。

 

 

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新品タイヤで安心して走れます。

コンペティションはバランスの良い高性能タイヤ!

 

 

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変速・ブレーキの動作もバッチリ!

あんなに傷んでいたブレーキもスムーズに動くようになりました!!

(でも次のオーバーホールでは交換しましょう。)

 

 

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フレームもピカピカ!

 

 

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もちろんサインも無事!

 

 

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(サイン入りで)世界に1台だけの貴重なバイクを無事に復活させることができました!

 

傷んだバイクにもう一度乗りたいと思ったら、お気軽にご相談ください!!

オーバーホールAやレストア作業で徹底的に直して新品並みかそれ以上の性能を目指します。

今回の費用は約16万円でした。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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