【SCOTTの試乗は28日まで開催中】FOIL RC10を借りて少し走ってきました。
by: カミヤマ

ワイズロード松山店の神山です。

現在松山店で開催中のSCOTTの試乗会

その中の一台に私も非常に気になる一台が。

今年のツールドフランス第一ステージで逃げ切り優勝したフレーム「FOIL RC」

選手もすごいのですがやはりその手助けをしたのはフレーム、私は非常に気になります。

ということで私試乗しました！

試乗したのは「FOIL RC 10」

アルテグラDi2が採用されたバイクです。

RC30もありましたがホイールの違いなどからやはりRC10に乗ろうと。

去年のこの時期週2くらいの頻度で上っていた障子山の平坦区間。

平坦区間と言っても平均勾配は2.3％ほどあります。

距離は3.4㎞

良い感じにこのバイクをインプレ出来そうな区間です。

さて、インプレに移る前にまずは私の情報から。

身長：168㎝前後

体重：67㎏（試乗前日）

FTP：約200W（PWR約3倍）

まずは乗り始め、上記の区間に行くまでに感じたことは。。

化け物かこのコ！

そう、このフレームの性能に驚きが。

試乗の日は1時間ほどしか走る事が出来ないのでFTP近くを常に踏むように努力をしました。（と言っても途中でばてて200W維持できていないんですけどね。）

そんな前半、200Wで登りまで向かっているとサイクルコンピューター上は40㎞/h

その後も区間に向かって淡々と踏むのですが速度維持もできる！

区間に入ってからは180W近くに。

疲れからか暑さからかバテてしまい、ペダリングが下手に。

するとこのバイクの性格が一気に変わり、　まったく進まねえ！

踏むペダリングよりも回すペダリングじゃないと進まない！

しかしばてて回せない。

悪循環です。

はい、素早く撤退します。

結果は私が弱りすぎていて自己ベストからは程遠く、パワーも低い。

淡々と綺麗なペダリングを続ける方には良いバイクと感じます。

ダウンヒルではタイヤやホイールのワイド化の影響か非常に安定したハンドリング！

良いバイクだな～と改めて感じました。

さて、そんなバテバテになった今回の試乗のまとめですが。

THE平坦番長！

この一言に限りました。

（私の主観が多く書かれていますのであくまで一例と思っていただければと思います。）

直進安定性も高く、高速域でも安定したライドができました。

また、シートポストが振動を吸収してくれる構造をしており、突き上げも少なくトレーニングを積んでいる方は最後まで脚が残るバイクと感じます。

登坂に関しては少しマイナスな印象を感じました。

重量が8㎏程、ライトなどをつけた走る仕様（上の写真の状態）8.5㎏前後になります。

普段の795が8㎏弱とやはりこのバイクの重たさが登りでは足かせに。

確かに最近は重量ではなくエアロが重要視される時代ですが軽さもある程度は欲しい。

プロが使用するグレードのフレームなどになるとまだ重量が軽くなるのでFOILに乗って登りを含めてレースで勝ちたいという方はFOIL RC ULTIMATE HMX SLのフレームのバラ完になるかと思います。

他にもこのバイクをさらに軽量化を進めていも良いかもしれませんが、、、

タイヤやシートポスト、コクピット周りなど軽量化が可能なポイントはいくつもありますからね。

そしてもう一つ。

加速、ここは少し頭の上に？が浮かぶ印象でした。

コチラは去年の11月に開催されたワイズロードの社内試乗会での印象。

そう、かかりが良いとは書かれていますがホイールの交換後のインプレ。

そして今回の試乗は完成車スペックのホイール。

このホイールがインプレを変えているのか？

しかし、私にはディスクブレーキのホイールが無いのでインプレの比較はできない。（あるけどアルミの鉄下駄ばかり）

残念。

プロも使用するデュラホイールなんかに変えると印象は大きく変わる事でしょう。

しかし、一回掛けてしまえばこのバイクの空力の良さ、フレームの剛性などが合わさって伸びる伸びる。

一瞬溜めが発生しましたが、そこからの加速はよく、信号の加速でも気が付けば40㎞/hを超えるときも。

このバイクが向いているシチュエーションは何かを考えた時に出てきたのが

TTのように平坦を淡々と踏むレースです。

ホイールを変えるとクリテリウムも向いていると思います。

他にも平坦基調のレースであればこのバイクおススメです。

逆に登りが多い、特に5％を超えるような登りが頻発するコースではあまりお勧めできないと私は考えます。

コチラのバイクは28日（日）まで試乗可能です。

是非試乗してこのバイクの特性を感じてみてはいかがでしょうか？

来店お待ちしております！