GIANTの人気車種「ESCAPE」をフラットバー化！？【お客様の一台】
by: カミヤマ

ワイズロード松山店の神山です。

タイトルで驚く方も多いと思います。

元々クロスバイクの「ESCAPE」をフラットバー化なんて少し意味が分からない日本語になりかけていますが、カスタム内容はフラットバー化です！

何を言っているのかわからない方、私もわかりません。

しかし、ちゃんとあっているんですよ。

ESCAPE R DROPをフラットバー化でしょ？いいえ違います。

 

？？？

 

はい、そろそろ頭が破裂しそうなので今回の車体です。

どうぞ！

これがカスタム前。

うん、完全にロードですね。

どこかで見たような～～～(-ω-;)ウーン

 

！！

 

( ﾟдﾟ)ﾊｯ!

松山店で関さんがカスタムしてたあの車体だ！！

 

ESCAPEをデュラエース組ですらなかなか希少なのでフォークやシートポストなどはカーボンに。

そんなバイクをまた、クロスバイク（フラットバー）に戻します。

しかし、ただただ戻すだけ、、、ではなかった。

 

必要な物はオリコン一つ分くらいです。

前組み立てたMADONEと同じくらいだ。

あ、この車体も続編が待ってるのか。急いで書かないとな～

 

少し話は逸れましたが、今回のカスタムはただただフラットバーに戻す、という訳ではありません。

使い方に合わせたカスタムです。

 

元々ドロップハンドルで組まれている車体をフラットバーの街乗り仕様に。

ここから先が私の頭の悩ませ所でした。

要望が、、（とか言いつつ楽しんでパーツアサリをしていました。）

・フロントシングル（可能ならチェーンリングカバーが欲しい）

・後ろのギアは11-30

・11速

・ハンドル径Φ31.8

・互換をすべて保証

。。。

結局チェーンリングカバーはなくなりましたがそれ以外は無事クリア。

チェーンリングカバー付き11速の選択肢がSHIMANO CUSEしか選択肢が見つけれず難航しました。

最終的にはチェーンリングカバーをあきらめる形で勧めることに。

CUSEでは11-32というスプロケットの展開が無く、またクランクと11速コンポーネントの互換が無いので却下。

チェーンは同じグレードを使用するのでうｇ…（げふんげふん

GRXとのチェンラインが非常に近くいけそうな気もしますがメーカーは却下（当然ですね）

う～んう～んと頭を悩み続けてチェーンリングカバーの取り外しを。

そこからはホイホイ決まっていきます。

まずはメインコンポーネントの決定、105ですね。

 

GRXでも考えましたが105の方が価格は抑えることが可能です。

歯数が11-30になり、SSで組みます。

フロントブレーキは次のバイクに移すので新たにBR-R8100を

（BR-R8000よりもこちらの方が安い！？）

105のクランクでシングルは設定が無いのでクランクアームのみの購入

チェーンリングはナローワイドで脱落しにくくします。

ウルフトゥースのチェーンリングは有名ですね。

チェーンリングボルトには赤色をチョイス。

フラットバーで11速機械式コンポーネントを動かすのはこの子

作業で操作したのですがコレ、いい！

ギアをトップに持っていく側のレバーの操作が引くでも押すでも操作できる！

ブレーキレバーは価格が抑えられたTIAGRAグレードの物をチョイス。

これよりも下のグレードだとVブレーキに対応していない物が多いので却下。

そう、リアブレーキはVブレーキなので今ついているミニVブレーキが壊れた際に安く修理できるように事前に準備を。（あとホントにキャリパー用で対応できるのか不安だったため。） 

BBはTNIのセラミックベアリングが付いたやつを。

↑で組んだ際のBBをそのまま使用します。

ダメになったらシマノの物に交換予定。

 

では組んでいきましょう！

ああ、この仕様ともお別れなのか。

クロスバイクをドロップハンドル化の時点で見ている分にも愛着があった自転車をばらします。

とその前に、重量計測を。

前回のカスタム時に重量計測が出来ていなかったので今計測！

計測は上の画像の状態でします。

ボトルケージやペダル、マウントなどもついた状態

外すのは鞄だけ。

いざ、

？？？？？？？？？？？？？？？？

8190g？疑ったのでもう一度計測すると8030g

？？？？？？？？？？？？？？？？

もう一度言います。

ベースはクロスバイクです。

あの、フレームカーボンの私のTCRさんよりも軽いのやめてくれません(´;ω;｀)

流石にフラットバー化したら重たくなるよね（フラグ）

 

では、今ついているパーツを外して

フレームの状態に（泡泡）

ついでに洗車もして細かい部分の汚れも取っていきます。

バリアスコートも施工して、よし綺麗！

 

では上で紹介した商品たちを組み合わせていきます。

やっとこのESCAPEにフラットハンドルが付く。

ステムは店頭にあったシマノのステムをチョイス。

上下逆向きではなくロードと同じような向きに。

これはお客様の要望！

画像はありませんがヘッド周りやBBなどにしっかりとグリスを塗布しながら組立です。

チェーンリングをつけるとなんか変な感じが。

赤色が目立つ目立つ。

 

作業はすっ飛ばして

無事完成！

計測しましょう。

条件は上とほぼ同じ。

泥除けやスタンドなどは外した状態での計測です。

？？？？？？？？？？？？？？？？

？？？？？？？？？？？？？？？？

あの、何ナノまったくも～！

測り間違いかと思いましたが二度目はさらに軽くなり、8020gだったのでこの数値で（重たい数値を出す人）

どちらにしろ元の仕様よりも意図せず軽量化？

コンポーネントのグレードなどは下がっているはずなんですけどね。

フェンダーやスタンドなども取り付けて街乗り仕様にした状態で

まさかの10㎏切。

なんだよこの子！！

見た目は完璧なクロスバイク！

しかし中身は超軽量クロスバイク。

フォークやシートポストなどにカーボンが入っている変態カスタム仕様！

ギア周りだけを見るとロードバイク？

平地が多い街中仕様！

フロントシングルでトラブルを少なく！

ブレーキは安心を取って少しいいものを！

紫のベルが良いアクセントに！

限定ベル、間に合ってよかった。

スタンドを完備した最速街乗り仕様！

雨の日でも安心して走れるフェンダー付き。

 

そんな最速クロスバイク無事完成！

今回のカスタム費用は約10万円。

うん、エスケープ1台は確実に買えましたね。

しかし、車体を新しく買う以上に価値があるバイクが出来ました。

 

その人の脚力や使い方に合わせたカスタムは非常に楽しいですね。

この度はカスタムを松山店でご依頼いただきありがとうございます。

また、追加のカスタムの相談等ありましたら気軽にご連絡ください！

 

 

このバイク、クロスバイクと言っていいのか、それともフラットバーロードなのか？

それともそれ以外の新ジャンルのバイクなのか？

 

それでは！